たおやかで平和な共生社会プログラムが4か国合同のオンサイト研修を実施しました

広島大学たおやかで平和な共生社会創生プログラムは、8月22日から7日間にわたり、「瀬戸内海島嶼部エリアにおける環境保全型農業と地域振興」をテーマに、オンサイト研修を実施しました。

オンサイト研修は国内外の条件不利地域に短期滞在し、具体的事例を学ぶことを通じて、地域社会固有の文化特性と課題克服の考え方及び対処姿勢を修得することを目的としています。 今回の研修は、本学とトリブバン大学(ネパール)、バーラ技術科学大学ピラニ校(インド)、テキサス大学オースティン校リンドンジョンソン公共政策大学院(アメリカ)の4大学で共同開催し、異なる国と研究分野の学生13人が研修に参加しました。

2021年度にも、「小規模農家の気候変動対策」をテーマにオンライン研修を共同開催しており、今回はそれをさらに発展させたかたちで実施しました。対面での開催は3年ぶりです。

参加者は、東広島市と呉市における農業や地域振興に関する取り組みと瀬戸内島嶼部の環境特性に関する講義を受けました。そして、実際に東広島市志和町の有機農園を訪問し、現地で農業経営者より話を伺いました。また、呉市下蒲刈地区の方々とオンラインで島嶼部の自然を利用した環境保全型農業に取り組む菅原オレンジ農園の訪問したり、地域おこし協力隊員や移住者の方々との意見交換を行いました。参加者は、国や分野を横断したチームでグループワークに取り組み、最終日には、自然資源や地域特性、科学技術を利用した地域の特性を高める方策について最終発表を行いました。

※本研修は科学技術振興機構(JST)主催の「国際青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプログラム)」の支援を受けて実施しました。

講義の様子

農園訪問の様子

農園訪問オンライン中継の様子

成果発表会後の様子

【お問い合わせ先】

広島大学大学院リーディングプログラム機構 たおやかで平和な共生社会創生プログラム

メール: taoyaka-program*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)

 


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