呉市・広島大学Town & Gown Office準備室
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陸田教授による報告の様子
呉市と広島大学が推進する「Town & Gown構想」の一環として、12月11日に「海洋文化都市くれ推進協議会」の今後の取組に関する意見交換会が開催されました。会場には呉市役所会議室に7団体20人が集まり、オンラインでは17団体が参加しました。
意見交換会では、まず広島大学先進理工系科学研究科の陸田秀実教授が「海洋・海事分野における教育・研究の最近の動向」について報告し、広島大学が制作している海洋・海事分野に関するオンデマンド授業ビデオや、呉市で行われた国際学会の紹介などがありました。続いて、同じく広島大学の作野裕司教授が、「海洋リモートセンシング技術を核とした海洋文化都市共創拠点(COI-NEXT)研究」の紹介を行い、10月に文部科学省の「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」に採択された研究の今後の取組について説明し、会員への連携を呼びかけました。

作野教授による報告の様子
その後の意見交換では、参加者から「呉市の特徴は海事産業と人々の生活が密接に結びついていること」や、「ものづくりの活性化と若手人材育成のためにロボットコンテストを開催することが有効ではないか」という意見が出されました。さらに、海洋文化都市くれの推進活動や海洋リモートセンシング技術の活用についても議論が行われました。

意見交換の様子
最後に、呉市企画部の倉員部長から、協議会の具体的な活動を行うため、参加者の関心に応じた研究テーマの部会を設け、最新の研究開発動向を学べる場を提供し、実証実験などに積極的に取り組む機会を創出していく方針を示しました。参加者に対して、積極的な参画を呼びかける言葉で意見交換会を締めくくりました。

倉員呉市企画部長による説明の様子