オリーブの環2025

プログラム

  • 開会挨拶

   半井 健一郎 学校長

   広川 徹 オリーブ会会長

  • 附属福山22回生による講演と対話

   河田 孝志 さん
   藤井 節史 さん
 

  • オリーブ植樹式


 

〔期日〕2025年11月5日(水)

〔生徒〕4年生(201名)

〔会場〕マルチメディアホール,オリーブ園

講演を聴いて

  • 河田さんの話でもありましたが、自分ではわかっているつもりであっても、外から見れば、また、違ったことが見えてくると言う話がとても印象的でした。河田さんは外国と日本を例として挙げていましたが、僕はその視点を人間関係などにも広げ、柔軟な人間になろうと思いました。そのような視点を持つ上で重要なのが藤井さんのおっしゃっていたアンコンシャス・バイアスとの向き合い方だと思います。自分の価値観と他者・社会の価値観はずれているかもしれないと考えながら、行動・反省を明るくしていければよいかと思います。最近、僕も明るさの重要性を知る機会があったので、お二人から明るさについてのお話があったことを嬉しく思っています。一歩一歩、堅実に歩んでこられた方と、様々な苦難に機転をきかせて乗り越えてきた方という対照的なお二人でしたが、そんな人たちが似たようなことを考えて生きているということに驚きました。人は様々な人生を歩んでいるけれど、何か小さな変化などで大きく変わるのだと考えると、世の中のすべての人々に敬意を持って接することの大切さがわかります。今日、話をしてくださったお二人に感謝します。
  • 河田さんのお話で毎年2回は論文を発表したり、学会に参加されたりと、働きながら常に学び、進化されているという点が印象に残った。ある程度の水準まで達して満足するのではなく、常に「考える力」を忘れず、行動し続けることが大切だと学んだ。また「リスペクト」という言葉について、外国の方と一緒に仕事をされるときに、同じ目線に立って考えられているとうかがい、ただ相手を敬うのではなく、自分の意見も、相手の意見も大切にすることで、良い対話が生まれるとわかった。  
    藤井さんのお話では、「幸せ」を常に新しくしていく心持ちで、自分の心と対話することが大切だと感じた。また「アンコンシャス・バイアス」の言葉は自分の知らない考え、世界の人と共に生きていくからこそ大切な考えだと思った。自分自身が勝手に決めつけられ不快な思いをすることもあれば、それを自分がしてしまうこともある。様々な角度から見ることを常に学ぶことを、残りの生活で忘れないようにしたい。
    先輩方が校歌などを歌われていたように、「変わらない伝統」や、今の時代に合うようにする「よくする伝統」の両方を感じることができたが、両方に共通する事は、自分とその周りを愛することだと思った。もう半年が経っているが、残りも周りへの愛と大切に過ごす。 

  

  • 本日は貴重なお話をしてくださりありがとうございました。まず、河田さんの話を聞いて、明るさ、挨拶、周りを見ることの大切さを学びました。トラブルが起きたときでも、明るく振る舞い、今の状況をどうやって解決していくかをすぐに考えられていて、今の失敗を次の成功へとつなげていっているのがすごいと思いました。私は鞆の浦に住んでいて、最近「鞆未来トンネル」が開通したのですが、人々の生活が豊かで便利になっていく背景には地道な努力の積み重ねがあったからこそできたものなんだと考えさせられました。地道な努力をするのは苦しいことでもあるかもしれないが、その中で楽しいことを見つけたり、気分を上げたりすることが必要なので、挨拶をすることでそのきっかけを作れるのだと思いました。   
    次に、藤井さんの話から「生きてるだけで丸儲け」と言う言葉について考えることができました。私は普段の生活で結果の善悪でその行いが自分にとってよかったのかを考えてしまうのですが、結果を出すまでの行動というのは、生きている私たちあるいは自分にしかできないことだから、行動に移せていること自体すごいことなんだと思いました。そのため、行動する際にいろんなことを考えてしまい、結局何もできなかったというのを避けようと思います。
    また、「今が1番幸せ」と言う考え方についてですが、今が幸せなら明日の幸せはどんどん向上していくのだと言われていて、感銘を受けました。お二人の話を聞いて、今の時代を生きていくためには、自分の気持ちから変わっていく必要があると考えさせられました。どんな選択をするにも、結局は自己判断だからこそ、その選択で後悔しないためには、楽しく、明るい気持ちにしていこうと思います。ありがとうございました。   

  • 本日は貴重なお話ありがとうございました。いろいろな体験について聞かせていただいて、とても多くのことを学ぶことができました。自分の54年後はまだあまり想像ができませんが、お二方のように後悔はあれど自分が納得できるような人生を歩めていたらなと思います。 
    人生は選択の連続だという言葉もある通り、今この瞬間まで、私もお二方も数え切れないほどの選択、決断をしてきたと思います。河田さんのように自分の興味ある道を進んでいき、様々な国で活躍してみたい。藤井さんのように今この瞬間の幸せを大切にして、たくさんの経験をしてみたい。お二方の人生がとても眩しく見えました。人生1回じゃ足りないなと思いました…。でも、1回だからこそ、それぞれの選択によって人生は左右されるし、良いことも悪いことも全部含めて「私の人生」になるなら、それはそれですごく面白いなとも思います。 
    同じ学校で同じように暮らしていた先輩たちから話を聞くことができるのが、本当に幸せな機会でチャンスだなと思いました。自分がもし54年後あの場に立ったなら、どんなこと話すんだろう、まだわからないけれど、自信を持って話せるような人生にできたらなと思います。 
    また、横のつながりも大切にしたいなと思いました。同窓会で80人も集まるだなんていいなぁと思いました。卒業して何年も経った後も、ずっと助け合ったり心の支えになったりする仲間を大切にしたいです。最後になりましたが、本当にありがとうございました。 

  • ご講演ありがとうございました。印象に残った事は、スライドの漢字です。社是、算盤、激甚化、四方山話、など、今日まで知らなかった言葉がたくさん登場しました。これらの言葉は、私の普段の日常会話、読書、身の回りで見ないものだったので、今回の講演を通じて知れてよかったです。初めて知った事は他にもあって、まずトンネル工事の現場は暑いこと、気温50度以上で湿度90%以上、なんて過酷なんだろうと思いつつ、この環境で一生懸命働いてくださった人々がいて、我々はトンネルを通過できることを実感しました。次、トンネルを通る際は感謝します。次に吃音のこと。吃音は話すのが辛いが、克服するために人前で話したり、新聞を読み上げたり、声を出すことを積極的にされたことに感心しました。私は吃音ではないが、人前で話すのが得意ではないので、苦手だからこそ挑戦せねばと考えさせられました。次に喜びの氷点のこと。怒りの沸点は既に知っていたが、喜びの氷点もあるのだと知りました。確かにどこで怒るのかと同時にどこで喜ぶのかも十人十色ですね。次、人と話す際にこれらを念頭に接しようと思います。この講演で考えた事は、自分と違う経験をしてきた人の話を聞く事は楽しいことだということです。時が違えば異なる時代の話を、場所が違えば異なる場所の話が聞けます。自分が一生かけて体験し得ない事象を、学校の先輩後輩のつながりで聞くことができて、本当に嬉しかったです。今後もこの機会を失わぬように私も励みたいです。
  • 広島大学附属福山高校の先輩方の話を聞いて、たくさんの学びがあった。お二人とも、会社に勤めながら、海外でも仕事をした経験があり、人生の先輩として、幅広い知識や教訓を伝えていただいた。これからの時代を生きていく上で、必要なことについて話をしていただいたときに感じた事は、やはりこれからは「考えること」が大事になっているということだった。その点で、昔は今と違って、仲間と本音で一生懸命ぶつかって話し、アイディアを出し合っていたということに気がついた。確かに今の時代は、インターネットやAIに聞けば何でも答えを探してくれるけれど、考えて答えを模索する作業は自分たちの思考力を養うきっかけになると思った。また今も昔も大切なこととして、学ぶことや聞くこと、努力を惜しまないことなどがあった。他にも、日常からできることについて、「ありがとう」とお礼を言うことなどがあった。やはり、人間として当たり前のことを当たり前にできることが、夢を叶える第一歩だと感じた。他にも、今の時代では情報を取捨選択し、自分にとっての最適解を見つけることも大切だと思った。
  • お二方のお話に共通していたのは、明るく、前を向いて生きておられることです。不情やマイナスな情報にあふれている現代だからこそ、自分の頭で考えて進んでこられたお二方のお話を聞いて、自分の未来を明るく捉えていこうと思うことができました。 
    まず、河田さんのお話の中では、建設業がとても社会に貢献していることやリーダーとしてチームをマネージメントする上で大切なことを学ばせていただきました。「ゴミ一つない現場づくり」を徹底し、事故があっても明るくいることで、これまで大きなトンネルを作られてきたのだと分かりました。他国の方と話すときに同じ目線で相手を尊敬して話すことを大切にしていきます。 
    次に、藤井さんのお話では、「生きているだけで丸儲け」と思うことで 幸せを感じて生きていくことが大切だと分かりました。学んだMindset を心に留めて、これからの人生を生きていきます。また、阪神淡路大震災や合併で困難が立ちはだかったときも、自分ができることを全力でやってこられたところを私も真似します。 
    このように、お二方のお話から、大切なことをたくさん学ばせていただきました。特に心に残った「明るく、元気で、思いやりを持つこと」「明るく、楽しく、苦しむこと」を大切にして、これからの人生で大変なことがあったら思い出して、がんばります。 
    本日はお忙しい中、貴重なお話をしに来ていただき、本当にありがとうございました。
  • お二人とも、非常に貴重なご講演をありがとうございました。どちらもそれぞれの分野の第一線で活躍しておられ、学び、考え続ける意志を感じました。 
    河田さんのお話ではグローバルに働く人の考え方(マインドセット)を知ることができました。特に印象に残ったのは河田さんの強い意志です。「年間2回は論文を出す」という目標は、素人目に見てもすごいと思いました。自分に厳しくありながら、他者とは明るく元気に接するという姿勢に、刺激を受けることができました。専門的な用語が多く難しい所もありましたが、仕事への熱意や愛情を感じられました。 
    藤井さんのお話は、親しみやすく、こちらも楽しんで聞くことができました。藤井さんのこれまでの経験を通じて得た教訓は、高校生の私にとって、とてもためになりました。阪神・淡路大震災で、医療従事者の方々に自宅を提供するということは、藤井さんが並外れた行動力を持っているということだと思います。お話を通して「自分で自分の機嫌もとる」ことができていると思いました。
    どちらの講演も興味深く聞かせて頂きました。お仕事のジャンルは違いますが、常に進み続ける向上心はどちらも一緒だと思います。貴重な経験をさせて頂き本当にありがとうございました。 
  • 私も建設を大学で学びたいと思っているので、河田さんの話はとても興味深かったです。その中でも印象に残ったのは、人間性についての話です。トンネルを掘る仕事の中であいさつをする、自分の意見を伝える、ゴミのない現場を目指すなど、技術だけではなく、人間性の部分もとても重要だと分かりました。トンネルの仕事だけでなく、どんな仕事でも共通することだと思うので、今から大切にしていきたいです。 
    また、地域の人に愛される現場作りや外国の現地の文化を尊重するなど、大学で建設について学んでも教えてくれないような、現場の方の話を聞けてとても貴重でした。
    藤井さんの話では「今が一番幸せ」という言葉が印象深かったです。私はよくネガティブな考えを持ってしまうので、とても素敵な考え方だと思いました。勉強は好きではないけれど、勉強できる環境があることがとても幸せなことだと考えてがんばりたいと思います。そして、常に明るくいることも大事だと気付かされました。常に明るく笑顔で感謝を忘れなければ、人間関係においても、物事においてもうまくいくのはその通りだと思います。藤井さんの考え方、マインドを私も見習いたいと思います。  

  • 私たちよりも54年も長く生きている大先輩からのお話で非常に心に残った。損得だけで生きているのではないという紹介を受けて、実際のお話しを聞いたところ、地元に愛されるトンネル工事や社是など、本当に社会に貢献されていて感銘を受けました。河田さんのお話しにあったように「人間性」は、勉強だけでは手に入らないものなので、学校生活を通して、手に入れられるようがんばりたいです。この学校は、「人間性」や「考える力」を養うのに適した学校だと思います。 
    また、社会に出て色々な苦難に立ち向かわなければいけないこともあると思うので、そんな時には、藤井さんがおっしゃっていた一人で声を出して「笑う」「歌う」「叫ぶ」などをして、ストレスを解消していきたいです。これからも世界は常に変化していくと思うので、アドバイスにあったように、世界共通言語である、「会計」「英語」「IT」についてしっかり学び「情報選択能力」を身につけていきたいです。今まで、先輩が引き継いできた附属の伝統を、決して汚さず、さらに良いものにして、次の代に渡すことができるようこれからもがんばっていきたいです。

広島大学附属福山中・高等学校

広島大学附属福山高等学校同窓会オリーブ会


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