6年生社会科「当事者として政治を見つめる」 〜予算配分を通した価値の葛藤と調整〜

7月3日(金)6年生社会科「当事者として政治を見つめる」 〜予算配分を通した価値の葛藤と調整〜

 6年生の社会科では、政治の学習の中で、限られた予算をどのように使うべきか、自分たちが市の担当者になったつもりで考える学習を行いました。
最初の授業で「政治って何?」と問いかけると、「ルールを決めること」「国のえらい人が何かをすること」といった声が聞かれ、どこか自分たちの生活とは切り離された遠い存在として捉えている様子がありました。
しかし、学習を進める中で、政治は「みんなが安心して暮らすための仕組み」であり、「自分たちの暮らしに直結していること」であると捉え直し、次第に自分事として関心を高めていきました。

 児童は、架空の市の担当者として、500万円という限られた予算を「高齢者の交通支援」「防災対策」「子育て支援」など、どれも切実な8つの要望にどう配分するかという課題に挑戦しました。
すべての願いを叶えることはできないため、「命や安全を優先するか」「将来の街の発展を優先するか」といった価値観の葛藤に悩みながら、自分なりの「妥当解」を模索しました。
学習の終盤には、三原市議会議員の方々や市役所こども部の方をお招きし、自分たちの予算案を直接プレゼンしました。議員さんからは「その案で切り捨てられた人はどうなりますか?」「10年後の街の姿を想像していますか?」といった鋭い問いかけ(揺さぶり)を受け、児童は自分の考えをさらに深め、多角的な視点で政治を捉える大切さを学びました。
 

【児童の振り返りより】
「学習前は遠い存在だった政治が、自分も関係あるんだ!と思えるようになった。予算案を書いていろいろな立場から考えることができた。」
「政治とは、答えのないたくさんの問題を、一つずつ解決していくものなのだと思った。」
「専門家の方の話を聞いて、市民の要望を第一に考えて活動していることが分かり、自分の考えをもう一度見直すことができた。」
「100の問題をすぐ100個解決できるわけではない。立場によって考えが異なるからこそ、話し合うことが大切だと分かった。」


 この学習を通して、児童は社会の仕組みを知るだけでなく、「自分たちも社会をつくる一員である」という主権者としての意識を育むことができました。これからも、政治を身近なものとして捉え、よりよい社会について考え続ける姿勢を大切にしていきます。
 


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