共同利用・共同研究拠点「放射線災害・医科学研究拠点」設置の協定書を調印

平成28年4月、広島大学は、長崎大学、福島県立医科大学との3大学によるネットワーク型共同利用・共同研究拠点を設置します。
拠点の設置にあたって、3大学の学長による協定書の調印式を広島市内において、2月17日に行いました。

「放射線災害・医科学研究拠点」は、広島大学原爆放射線医科学研究所、長崎大学原爆後障害医療研究所、福島県立医科大学ふくしま国際医療科学センターによるネットワーク型の共同利用・共同研究拠点として認定されました。

調印式には、本学の越智光夫学長、長崎大学の片峰茂学長、福島県立医科大学の菊地臣一学長らが出席しました。
調印式で、越智学長は「放射線災害の研究を通じて平和を希求するというネットワークを築いていきたい。また原爆に関わる研究実績を福島の復興へ繋げたい」と今後の研究への取り組みを語りました。

半世紀にわたる原爆被爆者の医療や原爆症の学理の解明などの知見を蓄積してきた広島大学と長崎大学、そして福島復興の中心的存在である福島県立医科大学による共同利用・共同研究拠点の設置は、放射線災害に関する先端的かつ学際融合的な共同利用・共同研究を推進し、その成果を国際社会へ発信するとともに、人材育成と人材交流を図ることを目的としています。
今回の拠点の設置により、福島復興の学術基盤を長期的に確立するとともに、放射線に関連する社会的貢献をさらに進展させることを目指しています。

【お問い合わせ先】
広島大学霞地区運営支援部研究支援グループ
TEL:082-257-5186


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