第30回サイエンスカフェ「重力波-その人類初検出の意味とは-」を開催しました。

【日 時】 2016年5月21日(土) 14:00~16:00
【会 場】 la placeマーメイドカフェ広島大学店
【話し手】 高橋 徹(広島大学大学院先端物質科学研究科 准教授)、植村 誠(宇宙科学センター 准教授)
【聞き手】 寺本 紫織
【参加者】 59人(多くの方々のご参加ありがとうございました)
【内 容】
 今回のカフェは、2015年9月14日に検出された重力波についてでした。高橋先生と植村先生から、重力波
の発生源や検出方法について、実験装置を用いての説明がありました。
 それによると13億年前に太陽の29倍と36倍の2つのブラックホールが合体し、その衝撃により発生した重力
波が13億年かけて私たちの銀河に届き、「LIGO」と呼ばれるアメリカの重力波観測装置によって検出されたの
だそうです。今回見つかったこの現象はこれまで予想もされていなかった出来事で、世界中の専門家から驚きを
もって受け止められたということです。
 また今後、技術が発達し観測装置の感度を上げることで、130億年以上前の宇宙の始まりを見ることができる
ようになるかもしれないとのお話もあり、この先どんな未知の現象の検出や新しい発見があるのか、とても
楽しみになるサイエンスカフェでした。

 


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