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解題:梶山季之関係文書目録:下巻

執筆者

菊池達也

資料の概要

 梶山季之関係文書の概要を紹介する。本文書に収集している資料は25,840点で、梶山季之関係資料が23,800点、追加分が2,040点である。平成30年7月現在、下記のように分類・整理されている。

 梶山季之関係文書点数一覧

大分類 中分類 点数 追加分点数
1. 伝記資料 (1)スクラップファイル・ブック 3,705 591
(2)編集資料 400 1
(3)切抜資料 575 2
2. 原稿 (1)梶山季之原稿 874 92
(2)その他原稿 106 86
3. スケジュール帳・カレンダー・日記・日誌 (1)スケジュール帳 39 3
(2)カレンダー 35 0
(3)日記・日誌 54 5
4. 台本 (1)ラジオ 75 0
(2)テレビ 94 0
(3)映画・舞台 26 0
5. 書籍・雑誌 (1)大宅文庫旧蔵 1,489 0
(2)伊豆別荘旧蔵 2,571 0
(3)梶山宅旧蔵 2,012 9
6. 新聞 (1)梶山季之原稿掲載 198 0
(2)梶山季之関連記事掲載 16 0
(3)その他 27 0
7. 冊子 (1)名簿 22 0
(2)図書目録 8 1
(3)パンフレット・プログラム 66 0
(4)逐次刊行小冊子 270 3
(5)その他小冊子 33 3
8. 書類 (1)ゲラ 18 0
(2)作品・記事リスト 33 0
(3)電話・贈答品ノート 106 29
(4)名刺・住所録・名簿 29 5
(5)地図 28 0
(6)チラシ・パンフレット 25 1
(7)領収書・受領簿他 9 37
(8)その他 160 39
9. 物品 (1)絵画 48 24
(2)書 20 37
(3)家具 26 0
(4)広告・ポスター 33 1
(5)写真 95 617
(6)雑貨 131 12
(7)映像資料 159 45
(8)音声資料 39 6
(9)蔵書カード 74 0
(10)賞状他 21 10
10. 取材・構想資料 (1)取材・構想ノート 320 3
(2)取材原稿・構想メモ他 280 0
(3)収集・切抜資料 88 1
11. 書翰 (1)梶山季之宛 931 50
(2)梶山美那江宛 7,959 241
(3)梶山季之・美那江往復 185 3
(4)季節社・季龍社・噂宛 127 48
(5)その他 161 35
合計   23,800 2,040

 このうち、本目録に収録したものは梶山季之関係資料(10. 取材資料~11. 書翰)および梶山季之関係追加資料である。
 以下、分類の項目に沿って説明する。なお寄贈された資料の中には、紙・封筒・袋などでまとめられた状態のものがあった。整理にあたっては、原秩序としてのまとまりを尊重したため、各まとまりの一部には、時期が離れている資料や、異なる内容・形態のものが一部混在している場合がある。

Ⅰ.梶山季之関係資料

10.取材・構想資料

 原稿を執筆するために作成・収集されたと思われる資料を、(1)取材・構想ノート、(2)取材原稿・構想メモ他、(3)収集・切抜資料に分類し、年月日順で採録した。(1)は原稿を執筆するために作成されたと思われる取材・構想資料のうち、形態がノートおよびノートが含まれている資料を、(2)は形態が(1)以外のものを採録した。また(3)は、原稿を執筆するために収集されたと思われる資料を採録した。

11.書翰

 書翰を受信者別で(1)梶山季之宛、(2)梶山美那江宛、(3)梶山季之・美那江往復、(4)季節社・季龍社・噂宛、(5)その他に分類し、そのうえで発信者(作成者)に従い五十音・アルファベット順で分類した。また作成者が同じ場合は、作成時期が古いものから年月日順で配列した。(3)は梶山季之と梶山(旧姓小林)美那江の間で取り交わされていた書翰を、作成者別に分類し採録した。

Ⅱ.梶山季之関係追加資料

 梶山美那江逝去後に寄贈された資料である。なお、梶山季之関係追加資料は、梶山季之関係資料と同じ分類分けを行っている。

1.伝記資料

 『積乱雲』を執筆するために梶山美那江が収集したと思われる資料を、資料の性格・形態別に、(1)スクラップファイル・ブック、(2)編集資料、(3)切抜資料に分類し、主に作成日順で採録した。(1)は梶山美那江が作成したと考えられるスクラップファイル・スクラップブックで、梶山季之に関する書類や記事・新聞の切抜・コピーなどが収集されている。なお採録時に、スクラップファイルは必要に応じて、その中に入っていた資料を頁ごとに一つひとつ抜き出し整理を行っている。これについては、原秩序を崩さずにファイルの一頁目から順番に採録しているため、作成日順にはなっていない。(2)は、『積乱雲』執筆にあたり、梶山美那江がハワイから新たに取り寄せたと思われる資料を採録した。(3)は、梶山季之の原稿が掲載されている雑誌記事などを梶山美那江が切り抜いて収集したとみられる資料を採録した。

2.原稿

 原稿を作成者別に(1)梶山季之原稿、(2)その他原稿で分類し、タイトル順で採録した。(1)は梶山季之が作成した原稿を、雑誌などに掲載されたものと草稿・断簡に分類して採録した。(2)は梶山季之以外の作成した原稿を、書籍・雑誌などに掲載されたものと対談・座談会の速記録に分類して採録した。

3.スケジュール帳・日記・日誌

 スケジュール帳・日記・日誌を、(1)スケジュール帳、(2)日記・日誌に分類し、作成日順で採録した。(1)は梶山季之が使用したものと梶山美那江のものに分類して採録した。(2)は、①梶山季之が作成した日記、②梶山美那江が作成した日記、③その他日誌に分類して採録した。

4.書籍・雑誌

 梶山季之が所持していた書籍・雑誌のうち、梶山宅に所蔵されており新たに追加されたものを、①梶山季之の原稿が掲載されている単行本、②上記以外の単行本、③雑誌に分類し採録し、各々編著者・雑誌の名前順にしたうえで配列した。

5.冊子

 書籍・雑誌に収録しなかった冊子形態のものを、(1)図書目録、(2)逐次刊行小冊子、(3)その他小冊子に分類し、主に発行順で採録した。(2)は48頁以下の逐次刊行小冊子を採録した。(3)では上記に含まれない不定期刊行小冊子を、梶山季之に関する記載があるものとその他に分類し採録した。

6.書類

 上記の分類に含まれない書類を、(1)電話・贈答品他ノート、(2)名刺・住所録・名簿、(3)チラシ・パンフレット、(4)領収書・受領簿他、(5)その他に分類し作成日順で採録した。(1)は形態がノートで、取材・構想資料以外のものを①電話ノート、②贈答品ノート、③その他に分けて採録した。(2)は冊子形態以外のものを、名刺・住所録と名簿・芳名録の順で採録した。(4)は①領収書・受領簿、②受注書綴、③出版各社支払入金伝票一件に分類し採録した。(5)は(1)~(4)に含まれないものを、①講演会・集会などの書類、②法事にかかわる書類、③その他に分け採録した。

7.物品

 上記の分類に含まれないものを、(1)絵画、(2)書、(3)広告・ポスター、(4)写真、(5)雑貨、(6)映像資料、(7)音声資料、(8)賞状他に分類し、主に作成日順で採録した。(1)は絵画を作成者別に梶山季之とその他で分類した。(2)はサインや漢詩、書道作品、寄書きなどを、作成者別に梶山季之とその他で分類し採録した。(3)は『月刊噂』にかかわる広告・ポスターを採録した。(4)は写真を①1枚紙、あるいはアルバムや封筒・箱などでひとまとめにされている小型の写真、②パネルにはめ込まれている写真、③フィルムに分類し採録した。(5)は梶山季之が使用していたと思われる雑貨を、①服飾(身に着けるもの)、②文房具、③食器、④財布、⑤表札、⑥記念品、⑦その他に分類し採録した。(6)は映像を記録しているものを、①ビデオカセット、②16ミリフィルム、③DVDに分類して採録した。(7)は音声を記録しているカセットテープを採録した。(8)は表彰状や免許状などを採録した。

8.取材・構想資料

 原稿を執筆するために作成・収集されたと思われる資料を、(1)取材・構想ノート、(2)収集・切抜資料に分類し、採録した。(1)・(2)の分け方の詳細は、Ⅰ.梶山季之関係資料 10. 取材・構想資料と同様である。

9.書翰

 Ⅰ.梶山季之関係資料 11. 書翰と同様に分類し採録を行った。

利用上の注意

  1. 梶山季之関係文書はご遺族のご厚意によって広く一般の利用に供するものです。梶山季之および関係者を人格的に貶めるような利用は厳に慎んでください。またプライバシー保護に十分な配慮を払ってください。
  2. 公開に際しては個別に審査が必要となります。審査の結果、公開を制限する場合もあることをご理解ください。
  3. 審査には相当の日数が必要となる場合があります。また一部貴重資料については閲覧に際して特別の対応をお願いする場合があります。利用を希望する方は予め文書館に利用を希望する資料名をご連絡ください。


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