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「平和学術文庫」の銘板除幕式を執り行いました。

2005 年 11 月 6 日、「平和学術文庫」の銘板除幕式を執り行いました。

「平和学術文庫」とは、広島大学関係者の携わった原爆被害の実態解明や平和への取り組みに関わる資料を集積した資料群で、2006 年 4 月の一般公開に向け文書館が整備を進めている特殊文庫です。

資料群は、包括校を含む本学出身者である故金井利博氏(元中国新聞論説主幹、旧制広島高等学校卒)、平岡敬氏(前広島市長、旧制広島高等学校卒)、故大牟田稔氏(元広島平和文化センター理事長、文学部卒)の旧蔵資料を中心に構成しています。先ごろ本学理学部教授故佐久間澄氏(元広島県原水協理事長)の資料も新たに受け入れることができました。今後も関係資料の収集に努め、原爆被害に関わる資料にとどまらず、ヒロシマの復興とその歩みを体系的に記録する、平和学術研究の基幹資料群として整備を続ける予定です。

除幕式には、来賓として大牟田稔関係文書をご寄贈頂いた大牟田氏のご遺族、大牟田透氏と大牟田聡氏ご夫妻、大牟田稔氏がその設立と運営に尽力した原爆小頭症患者の会「きのこ会」の関係者、当館顧問で前広島県知事の竹下虎之助先生のご来臨を賜りました。 大学関係者としては、牟田泰三学長、前川功一副学長のご参列を頂きました。

あいにくの雨模様でしたが、除幕の際は小雨になり、牟田学長の揮毫による「平和学術文庫」の銘板を披露することができました。

文書館では、今後、さらに関係資料の収集を継続するとともに、収集資料につきましては整理のうえ、本学建学の精神に則り平和研究に資するべく、一般にも公開するよう、引き続き努力して参ります。


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