二川浩樹教授の文部科学大臣表彰「科学技術賞 開発部門」受賞の記者会見を行いました



 

 4月8日(月)、大学院医歯薬保健学研究院 二川浩樹教授の「感染の拡大を防ぐ固定化できる抗菌抗ウィルス消毒薬の開発」が、平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞 開発部門」を受賞しました。

 昨日、本学の霞キャンパスで行われた記者会見では、 二川教授が研究概要について説明しました。



 二川教授が2008年に開発した固定化消毒成分「Etak(イータック)」は、一般的な消毒剤と違い、一定期間、抗菌・除菌成分を持続させることができます。

 「Etak(イータック)」は、口腔内の治療、洗浄に用いられる成分由来であり、安全に使用できる業務用液体として、病院などの清掃、ベビー用品・医療用白衣・スポーツ用品、公共交通機関のシートの抗菌化など幅広い用途への活用が期待できます。

 また、インフルエンザウィルスなどの感染ルートとされる空気感染や接触感染などのリスクを軽減することができます。
 そのため、東日本大震災では被災地に消毒剤を寄贈し、感染対策に役立てられました。
Etakは、様々な製品に使われています。



【研究内容に関するお問い合わせ先】

広島大学大学院医歯薬保健学研究院

教授 二川 浩樹

TEL: 082-257-5097

E-Mail: hirocky@hiroshima-u.ac.jp.

(※@を半角に変換の上、送信してください。)



【この記事に関するお問い合わせ先】

広島大学学術・社会産学連携室広報グループ

TEL:082-424-4518 FAX:082-424-6040

E-mail:koho@office.hiroshima-u.ac.jp

(※@を半角に変換の上、送信してください。)


up