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JICA調査団団長としてモルドバに赴いた大学院医系科学研究科 久保 達彦教授の記者会見を開催しました

(モルドバでの活動を報告する久保教授)

 4月12日、国際協力機構(JICA)ウクライナ避難民支援調査団に団長として参加した広島大学大学院医系科学研究科 久保 達彦教授の帰国記者会見を本学霞キャンパスで開催しました。
 久保教授を団長とする6人の調査団は、第1陣として3月19日にウクライナの隣国モルドバに赴き、緊急人道支援、保健医療分野の協力ニーズに関する調査を行い、4月10日に帰国しました。会見で久保教授は、人口約260万人のモルドバにはこれまで約40万人の避難民が入り、現在も9万人程度がとどまっていることを説明。現地では避難民の受入れにより患者が増え、医療機器が不足しており、薬品調達でも混乱が生じていることを指摘しました。
 加えて、今後の戦況の悪化の可能性を踏まえて危機管理・災害医療体制の強化が必要であると、東日本大震災(2011年)やフィリピンスーパー台風(2013年)、モザンビークサイクロン災害(2019年)での活動経験も踏まえて語りました。
 また、久保教授は「広島から戦争に反対するという立場を一貫して訴え続けることが重要。現地への関心を持ち続けてほしい」と語り、継続的な支援の必要性についても強調しました。

【お問い合わせ先】

広島大学 広報室
koho*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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