発達障害を脳科学するプロジェクトが始動しました



キックオフ公開講演会は終了しました。

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 広島大学大学院医歯薬学総合研究科の内匠透教授、大学院総合科学研究科の坂田省吾教授らのグループは、平成23年度から文部科学省の新規事業として、「脳科学研究を基盤とした発達障害の行動科学研究プロジェクト(※)」(略称:発達脳)を開始しました。

 本プロジェクトは、世界初の自閉症ヒト型モデルマウスの開発に成功(関連ページ)した実績を持つ広島大学が行うことのできる独創性の高い研究事業です。

(※)脳科学研究を基盤とした発達障害の行動科学研究プロジェクトとは・・・

これまでの「発達障害研究」は、主に障害児教育の中で行われてきましたが、現在は、脳科学による生物学的理解が可能な時代を迎えました。本事業は、発達障害の脳科学による最先端研究を行うとともに、その研究成果を環境も含めた支援という型に結び付け、またそれらを担う人材を育成するものです。

 このプロジェクトのキックオフ(第1回)公開講演会を、下記のとおり開催します。入場無料、お申し込みは不要です。

■キックオフ公開講演会「心の障害と脳の発達」

【日時】

平成23年5月25日(水)17:00~18:00

【場所】

広島大学霞キャンパス医学部 広仁会館(広島市南区霞1-2-3) 

【講師】

大阪大学大学院医学系研究科 遠山正彌教授

(大阪大学・金沢大学・浜松医科大学連合小児発達学研究科長)

【お問い合せ先】

広島大学大学院医歯薬学総合研究科

教授 内匠 透

TEL:082-257-5115


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