この度、ダイバーシティ研究センターでは、高知工科大学の上條良夫教授をお招きし、「競争的報酬・懲罰制度の考察ー目的、異質性、成長可能性の観点より」というタイトルでご講演いただきます。

関心のおありの方はどうぞご参集ください。
よろしくお願い致します。

タイトル：競争的報酬・懲罰制度の考察ー目的、異質性、成長可能性の観点より

なぜ社会秩序は懲罰システムによって維持されるのか。なぜ法遵守者を褒め称え、褒賞を与えるような仕組みではないのか。本研究は、経済学で構築されたコンテスト理論の枠組みを用いて、上記の問いかけに対して、古典的な「資源制約が故に」とは異なる解答を与える。懲罰制度を対となる報酬制度と比較することにより、望ましい制度は制度設計者の目的や構成員間の異質性に応じて変わりうることを理論的に明らかにする。本報告で説明される理論的考察は、2016年に
 Journal of Economic Behavior and Organization 誌に掲載された論文 "Rewards versus punishments in additive, weakest-link, and best-shot contests"に基づいたものである。

報告の後半では、理論から得られた仮説を検証することを目的とした、現在実施中の実験研究の概要について説明する。

日時：9月26日（火）16:00~17:00

会場：広島大学総合科学研究科事務棟3階 第1会議室

※セミナーはどなたでもご参加いただけますが、会場の座席には限りがあるため、定員となりましたらご入場いただけないこともございます。その際はご了承ください。

問い合わせ先：広島大学ダイバーシティ研究センター　助教　北梶陽子
Diversity [at] hiroshima-u.ac.jp　　
※[at]は@に置き換えてください。