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附属高等学校3年渡辺直希さんが第61回国際数学オリンピックで銀メダル(11月26日更新)

 第61回国際数学オリンピック(IMO)ロシア大会が9月19日~28日(日本時間)にオンラインで開催され、3年連続日本代表選手として参加した附属高等学校3年渡辺直希さんが、銀メダルを獲得しました。
 参加者は2日間にわたり、1日4時間半、各3問の筆記試験に取り組みました。1問7点、42点満点の合計得点で競い、成績優秀者にはメダルが授与されます。今年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響によってオンライン開催となったため、日本代表選手6人は東京に集められ、参加しました。
 渡辺さんは、2018年の第59回国際数学オリンピック(IMO)ルーマニア大会、2019年の第60回国際数学オリンピック(IMO)イギリス大会に続き、3年連続で国際数学オリンピックの日本代表選手として参加しました。2018年、2019年と連続して銅メダルを獲得していますが、今年は日本代表選手の中で最高得点である29点で銀メダルを獲得しました。日本は銀メダル5人、銅メダル1人で、6人の選手全員がメダリストとなり、国別順位は13位でした。その結果、6人の選手全員が文部科学大臣表彰を受けました。

「国際数学オリンピックに参加して」

 私は、第61回国際数学オリンピックに参加しました。これが国際大会3年連続の参加になりました。日本代表選手になるまでに、日本数学オリンピックの予選、本選と代表選抜試験による選抜を通過しました。
 国際大会では、4時間半で3問に取り組む筆記試験を2日間にわたり受ける形式で、計6問に挑戦します。一昨年の試験では、実力を出しての銅メダル、昨年の試験では、問題を誤読するという失態を犯しての銅メダルという結果でした。今年は、ミスをしないように気を付けて、金メダルを獲ることを目指しました。今年の大会はロシアでの開催が予定されていましたが新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、各国内で試験を行うリモート形式で実施されました。海外行きが中止になったのが残念でしたが、試験自体は例年と同じように受けることができました。1日目の第2問に苦戦しましたが、何とか解くことができ、両日2問ずつ完答することができ、銀メダルを獲得しました。目標の金メダルにこそ届きませんでしたが、大きなミスをせず、初めての銀メダルを獲れてよかったです。数学オリンピックを受けられる機会は貴重ですので、興味のある人は是非参加してください。

報道発表等

文部科学省報道発表(外部サイトに移動します)

 国際数学オリンピック参加生徒の成績及び文部科学大臣表彰受賞者の決定について(令和2年9月29日)

第61回国際数学オリンピック(onlineロシア大会)写真速報(外部サイトに移動します)

 附属高等学校3年渡辺直希さんが、日本代表選手として第61回国際数学オリンピックに参加して、銀メダルを受賞しました。

公益財団法人日本数学オリンピック財団からのお知らせ(外部サイトに移動します)

 第61回国際数学オリンピック(IMO2020)onlineロシア大会における日本代表選手の成績

日本代表選手の成績(外部サイトに移動します)
広島大付属高の渡辺さん、国際数学五輪「銀」 広島県内初「最後の大舞台 自信に」(外部サイト)

 10月11日付中国新聞で紹介していただきました。

数学五輪で銀メダル 2年連続銅から快挙 夢は数学者に(外部サイト)

 11月25日付朝日新聞広島版で紹介していただきました。


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