広島大学COI-NEXT「第2回 海洋リモートセンシング共創拠点シンポジウム」を開催しました

2025年7月26日,広島大学と呉市の共催により「第2回 海洋リモートセンシング共創拠点シンポジウム」が開催されました。海洋リモートセンシングという先端技術を地域の文化や産業と結びつける挑戦について,産官学の立場から活発な議論が行われました。

冒頭の挨拶では,津賀一弘 広島大学理事・副学長が「海洋・宇宙」分野を大学の重点戦略とし,地域と連携した共創の重要性について強調し,新原芳明 呉市長は,海洋技術が呉市の新たな可能性を拓くとの期待を述べました。

新原 芳明 呉市長

来賓挨拶では,JST共創の場支援プログラム 第五領域 財満 鎭明 プログラムオフィサーが,人材育成の重要性を強調し,本シンポジウムが多様な主体の交流の場となることへの期待を述べました。文部科学省 産業連携・地域振興課 拠点形成・地域振興室 平野博紀室長からは,「人が変わり,大学が変わり,社会が変わる」というCOI-NEXTの理念について,広島大学における地域との連携の取り組みが,その実践例として注目されていることを紹介しました。

安岡 善文 東京大学名誉教授

基調講演では東京大学名誉教授・安岡善文氏が、科学技術と社会との接点の再構築の必要性を説き、リモートセンシングを文化へと接続する重要性を語りました。 

パネルディスカッションでは、作野教授が呉の海事文化と先端技術を組み合わせた産業創出の構想を紹介。広島県の梅田康雄 商工労働局長は地域イノベーション施策について、豊国の山地啓二代表は技術の現場への活用に向けた思いを語りました。 討論では、産官学連携に加え、地域住民との共創の重要性が共有され、技術が日常生活に根付くことの意義が改めて確認されました。 

最後に作野教授は、共創拠点としての活動を今後も着実に進め、関係者との連携を深めながら、地域とともに歩む取り組みを続けていきたいと述べました。

パネルディスカッション
お問合せ

海洋文化都市共創拠点キックオフシンポジウム事務局
担当:渡邉
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