中国新聞(12/24)で上田晃弘准教授とSumana Chuamnakthongさん(環境循環系制御学専攻)の研究内容が紹介されました

世界の熱帯・亜熱帯地域では塩害土壌が広がり、耕地面積の減少を引き起こしています。Chuamnakthongさんの母国であるタイの東北地方では、塩害とともに土壌のアルカリ(高pH)化も進んでいますが、塩害とアルカリ害の両方に強いイネの開発はなされていません。植物栄養生理学研究室で維持・保存している世界各地由来の多数のイネ在来品種群を使って、耐塩性と耐アルカリ性の両方に優れた品種を選抜するとともに、その耐性機構の解明に取り組む研究について、記事では紹介されています。将来的には、選抜された有望な品種を使って現地品種と交配することで、不良土壌でも栽培可能な新しいイネ品種が創出されることが期待されます。


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