講演者：澤崎 達也 先生
所　属：愛媛大学プロテオサイエンスセンター
講演日時：2020年9月29日 (火) 13：30～15：00
講演場所：理学部 E209/オンライン　Teams（code*:571yp36）
*)：codeを使用してチームに参加する方法はこちら(Microsoft teams ヘルプのページが開きます)

講演タイトル：サリドマイドによる催奇形性の分子機構

要旨：サリドマイドは、1950年代末から60年代初めに、鎮静・催眠薬として、40カ国以上で販売された。しかし、妊娠初期に服用すると胎児に催奇形性を引き起こす世界規模の薬害をもたらした。ところが1998年頃から、抗がん活性や免疫抑制活性を示したことから注目され、現在ではサリドマイドおよびその誘導体であるレナリドミドやポマリドミドは免疫調整剤（IMiD）と呼ばれ、1兆円規模で広く世界で利用されている薬剤となっている。その催奇形性のメカニズムは不明のままであったが、ここ数年、いくつかの進展があった。本セミナーでは、我々が最近明らかとしたサリドマイドによる催奇形性の分子機構について紹介する。

多数の皆様の御参加を期待しています。