2019年2月 中国・上海師範大学より

2019年2月 中国・上海師範大学より(法学部)

 

今回は1月15日から始まった寒假(休業期間)に行った旅行についてまとめて紹介します。

 

1.北京、大連旅行

2月3日から3泊4日で北京と大連に旅行に行きました。滞在期間が短かったため行きたかった場所の全てを周ることは出来ませんでしたが、面白い旅になりました。以下、観光した場所を紹介します。

天安門、故宮博物館

天安門の周りは警備が厳しく、中に入るためにはパスポートの提示と持ち物検査を受ける必要がありました。到着したのが夕方だったため故宮博物館に入れなかったのは残念でしたが、上海とは違う緊張感のある空気感を味わえて良かったです。特に日没と同時に行われる天安門広場の中国国旗の降納時は天安門と広場の間の道路が封鎖されるなど周辺の警備もさらに厳しくなり、緊張感も相当なものでした。「中国」という国の本質を垣間見る事ができた気がしました。

王府井

王府井は北京の中心部にある繁華街です。繁華街自体は特に大きくもなく見所はあまりありませんでしたが、道の一角に京劇の舞台が設けられており始めて生の京劇を見る事ができました。

万里の長城(八達嶺)

中国には「不到長城非好漢」という日本でいう所の「日光を見ずして結構というなかれ」のような諺があります。今回は長城の中でも最もポピュラーな八達嶺に行きました。長城は急斜面の上に建っているため上を歩くのはかなりハードでしたが、それだけに景色もとても壮大なものでした。現存する長城のほとんどは明代に造られたものだそうですが、秦代からの中国の歴史を肌で感じる事ができてよかったです。

頤和園

頤和園は北京最大の皇族庭園です。広大な敷地の4分の3を人工の昆明湖が占めておりその広さに圧倒されました。湖でボートに乗れるらしいと聞いていたので少し楽しみにしていましたが、湖は完全に凍っておりボートどころではありませんでした(少し考えれば容易に想像できる事ですが)。頤和園の英語名がSummer Palaceであることからもわかるように夏に来るべきだなと思いました。

大連市街地

大連という地名が日本人によって付けられたように、日本やロシアとの歴史的なつながりが強い都市であり、中国の他の都市とは違い、西洋建築の立ち並ぶ街並みはヨーロッパのような雰囲気を持っていました。

旅順軍港

日露戦争の舞台となった旅順はずっと行きたいと思っていた場所だったので実際にその場所に立てたことが感慨深かったです。しかし寒すぎて長い時間外にいる事ができなかったので、次回はもう少し暖かい時期にゆっくりと見て回りたいと思いました。

 

2.台湾一周自転車旅行

2月14日から自転車を持って台湾に行き自転車で台湾一周にチャレンジしました。桃園から西回りに八日間で台湾を一周しました。台湾一周することは環島と呼ばれ、今ちょっとした流行になっています。自転車で走りやすいように道も整備されており気候も暖かかったのでとても快適な旅でした。また、台湾の人は親切な人が多く、声をかけてくれる人が本当に沢山いました。中には飲み物や食べ物をくれる人もいて、そのような旅行がしやすい雰囲気があるのも台湾の魅力だと感じました。また、台湾に留学していた時の友達と再会できたり、環島に挑戦する他の旅行者と知り合えたり(歩いて3回目の環島を達成した72歳の方などがいらっしゃいました)、一人旅でしたがたくさんの人と交流できた旅となりました。毎日自転車に乗るのはかなりハードで疲れましたが、たくさんの人からパワーを貰えた旅になりました。

 

3月から新学期が始まります。休業期間は自由にのんびり過ごす事ができました。新学期からは切り替えて勉強します。


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