ベトナム・ホーチミン市人文社会科学大学の「皐月祭り」に参加しました

平成28(2016)年5月21日、ベトナム国家大学ホーチミン市校人文社会科学大学にて開催された日本学部文化祭「皐月祭り」に参加して、日本文化紹介及び広島大学への留学説明を行いました。

広島大学は平成22(2010)年にベトナムとの教育・学術交流を推進するために、人文社会科学大学内に広島大学ベトナムセンターを設置しており、同大学が実施する「皐月祭り」の開催に対しても積極的に協力しています。

開会式では「皐月祭り」を主催する日本学部のNguyen Tien Luc学部長(広島大学ベトナム校友会長)からの来賓の紹介と本行事のプログラム案内に続き、人文社会科学大学Vo Van Sen学長及びスポンサー代表からのスピーチがありました。

それに続いて広島大学平和科学研究センター小倉助教より「日本とベトナムをつなぐコーヒーの話」と題した講演が歌を交えて行われました。その後、職業と自己発展についての講演、第6回日本文化理解コンテスト(作文コンテスト)の授与式等が行われました。午後からは学生の歌や踊りの多彩なパフォーマンスのコンテストが行われ、学生達が練習の成果を披露しました。

昼休みには日本留学や日本文化等の展示・紹介ブースが設置され、広島大学からも大学紹介や留学の説明、日本文化の紹介などを行いました。日本文化の紹介として緑茶の試飲・折り紙の実演と体験を行いました。ブースを訪れた学生達は折り紙でベトナムの国花である蓮や着物を作成していました。

広島大学では学部1年生を対象とした約2週間の短期留学プログラム「STARTプログラム」において、毎年約20-30人の学生を人文社会科学大学に派遣して現地教員による講義の受講や両大学間の学生同士の交流を積極的に進めています。「皐月祭り」と同時開催されていた「扉写真展」(*1)には、第30回STARTプログラムで人文社会科学大学を訪問した学生も写真を多数応募し、盛り上げていました。人文社会科学大学の学生からは広島大学からの派遣学生を懐かしむ声も聞かれました。毎年行われる「皐月祭り」への参加やSTARTプログラムの実施を通じて両大学間の相互交流が更に進展していることが分かります。

*1 「扉写真展」とは、日本学部の学生が「皐月祭り」において開催している「ベトナムを訪問した日本人がベトナムで撮影した写真」と「日本を訪問したベトナム人学生が日本で撮影した写真」を扉のように並べた写真展のこと。

人文社会科学大学日本学部Nguyen Tien Luc学部長

広島大学ブースの様子

扉写真展

小倉助教によるコーヒーについての講演

学生達による歌と踊りのパフォーマンス

【お問い合わせ先】
広島大学国際室国際部国際交流グループ
TEL: 082-424-4575


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