STARTプログラムなどで学生28人をアメリカに派遣しました



 2012年2月18日から3月3日までの2週間、第4回STARTプログラム(※)に学部1年生25人、JMU修士スプリング研修に修士学生3人が参加し、引率の堀田泰司准教授(国際センター)と共にアメリカ合衆国ヴァージニア州のハリソンバーグにあるジェームスマディソン大学(JMU)とその周辺地域を訪問しました。



 ジェームスマディソン大学は、首都ワシントンDCから車で約2時間の距離にあり、広島大学も加盟しているINU(国際大学ネットワーク)の加盟校のひとつです。毎年8月のINU学生セミナーの際にはJMUから数名の学生が広島大学に訪れています。



 STARTプログラムに参加した学生たちは、2週間の滞在期間中、現地の学生とルームシェアをしながら寮生活を体験し、現地教員によるアメリカの歴史・文化や多様性についての講義を受けたり、通常授業に参加したりと、JMUの大学生活を実体験しました。その他、日本語を学んでいるJMUの学生や、地域の子ども達との交流、大学周辺の自然公園を訪れるなど、多くのプログラムに積極的に取り組みました。週末には、アメリカの首都ワシントンDCを訪れ、ホワイトハウスや議事堂、博物館などを見学しました。

 修士のプログラムに参加した学生は、各自の研究テーマに沿って現地での調査や、NGO団体への訪問、JMUの教授との議論などを行いました。研修の最後には、STARTの学生、修士の学生共に各自この研修で学んだことをまとめ、英語でプレゼンテーションを行いました。



 STARTプログラムに参加した学生たちの多くは、初めて海外での学生生活を体験し、日本とアメリカの文化の違いや、学生の学問に対する姿勢や課外活動への取り組み方の違いなどに気づきました。大学で学ぶことの意味や、将来の目標について改めて考える契機となり、帰国後のフォローアップセッションでは、多くの新しい出会いに恵まれたこと、貴重な機会を与えられたことへの感謝の言葉が聞かれるとともに、今後STARTの経験を原点に、語学学習や留学、ボランティア、大学の授業などに新たな決意を持って挑戦していきたいという熱い思いを共有しました。

※STARTプログラムは、海外渡航経験の少ない1年生に、海外協定大学での授業や生活を体験させることを通じて、国際交流や留学への関

 心を高めるきっかけを提供することを目的として平成22年度から既に3回実施しており、今回が第4回でした。また、このプログラムでは研修

 費用の一部を広島大学基金から補助することで学生の経済的負担を減らし、より多くの学生が留学に挑戦する可能性を広げています。参加

 学生は約2ヵ月間の事前学習を経て海外研修を行い、帰国後に事後研修を行いました。

※平成24年度には夏季にインドネシアと台湾、春季にアメリカとベトナムでの計4回、96人の派遣を予定しています。

※「START」の名称は「Study Tour Abroad for Realization and Transformation」の略で、この留学体験研修を通して、自分自身への気づきと将

 来の夢の実現(Realization)、人としてのさらなる成長・変革(Transformation)への第一歩になるように、との願いが込められています。



授業風景


Japan Clubとの交流


ホワイトハウスの前で記念撮影


2週間お世話になったHawk教授と修士プログラム参加学生

【問い合わせ先】

広島大学教育・国際室国際交流グループ

TEL:082-424-4346

E-mail:kokusai-ryugaku(AT)office.hiroshima-u.ac.jp

※(AT)は@に置き換えてください。


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