第8回STARTプログラムで学生24名をオーストラリアに派遣しました



2013年2月22日から3月10日までの2週間、第8回STARTプログラム(※)に学部1年生24名が参加し、引率の森邊成一教授(社会科学研究科)および西谷元教授(社会科学研究科)ら4名の引率教職員と共に、オーストラリアのアデレード市にあるフリンダース大学附属語学学校Intensive English Language Institute(IELI)に留学しました。



今回は参加学生24名全員が、カンガルー島で過ごした最初の週末以外、全期間中、一人一家庭にホームステイしました。海外渡航が初めてという学生がほとんどでしたが、平日にホームステイ先と大学間をバスで通学したり、ホームステイ先に他の日本人がいない中ホストファミリーと英語のみでジェスチャーなども交えながら会話をしたり、各学生がホームステイを通して多様な経験をしました。最初は遠慮や恥ずかしさがあり、また異文化で慣れないことも多く失敗や後悔をすることもありましたが、次第に恥ずかしがらずに自分から話しかけたり、失敗を恐れず自分の意見を言うようになったりして、積極的になっていきました。



フリンダース大学IELIでは、3グループに分かれて3名の担当教師から英語の発音、文法、語彙、表現、インタビューの仕方、発表の仕方などを中心に学びました。また、オーストラリアの教育システム、歴史(アボリジニ)、環境問題(水不足や汚染など)についての講義を受け、英語での講義の難しさを実感するとともに、今後講義の内容についてより一層理解を深めたいと意気込む学生もいました。また、同大学の学生に対して、大学生活やオーストラリアのことについてグループで最終発表するのに必要な情報を得るため、グループ発表のトピックについてのインタビューを行いました。

さらに、同大学の留学生との教育について議論をしたり、オーストラリア人学生とのバレーボールなど現地学生と交流したりする機会もありました。

その他にも、小中学校訪問では、子どもたちとの昼食やフットボール、日本文化紹介を行い、市議会訪問では地方行政の仕組みや取り組みを学び、週末を過ごしたカンガルー島では大自然を体感し、オーストラリアについて多角的に知見を広めることができました。



毎日休む間もないハードスケジュールでしたが、全員が元気に全行程をこなし、プログラム終了後には「長期の留学をするために今後も勉強をがんばりたい」、「日本のことをもっと勉強しなければいけないことに気付いた」などSTARTプログラムでの経験を踏まえた前向きな声が聞かれました。



※ STARTプログラムは、海外渡航経験の少ない1年生に、海外協定大学での授業や生活を体験させることを通じて国際交流や留学への関心を高めるきっかけを提供することを目的としたプログラムで、平成22年度、平成24年度前期までに既に7回実施しており、今回が第8回でした。また、このプログラムでは研修費用の一部を広島大学基金から補助することで学生の経済的負担を減らし、より多くの学生が留学に挑戦する可能性を広げています。参加学生は約2ヵ月間の事前学習を経て海外研修を行い、帰国後に事後研修を行いました。



現地学生へのインタビュー


カンガルー島にて


小学校で日本語を使ったゲームを行いました


ホストファミリーも招待したフェアウェルパーティー

STARTについて、詳しくはこちら (もみじSTARTのページへ)



【問い合わせ先】

広島大学教育・国際室国際交流グループ

TEL:082-424-4346

E-mail:kokusai-ryugaku(AT)office.hiroshima-u.ac.jp

※(AT)は@に置き換えてください。


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