第10回STARTプログラムなどで学生25名をアメリカに派遣しました



2013年3月13日から28日までの2週間、第10回STARTプログラム(※)に学部1年生24名と、JMU修士スプリング研修に修士学生1名が参加し、引率の堀田泰司准教授(国際センター)ら2名の引率教職員と共に、アメリカのバージニア州にあるジェームスマディソン大学(JMU)に留学しました。



STARTプログラムに参加した学生たちは、2週間の滞在期間中、RA(Resident Advisor)としてキャンパスの学生寮に住んでいる学生たちの部屋で寮生活を体験し、現地学生との交流を深めました。平日は現地教員によるアメリカの社会と文化についての講義を受けたり、ホストRAと一緒に通常授業に参加したり、空き時間にはキャンパスのスポーツジムに通ったりしました。夜10時までビリヤードをしてから図書館へ行って一晩中勉強するなど、遊びも勉強も熱心に取り組むアメリカ人学生のエネルギーや、将来の目標を見据えて学問を楽しんでいる姿に刺激を受け、思うように英語でコミュニケーションが取れず悔しい思いをする中で、多くの学生が積極性やポジティブな姿勢を心がけ、自分の意見や考えを持つことの大切さを実感しました。大学以外にも、消防署や警察署訪問、モンペリエ(第4代大統領ジェームスマディソンの家)やシェナンドア洞窟見学、教員宅訪問、留学生会議への参加など多岐にわたる活動を行い、最終日にはホストRAも招いて、「ハグの文化」「食に対する日本とアメリカの意識の違い」「日本とアメリカのアニメ」などのテーマについて2週間で感じたこと、学んだことを活かし、英語でプレゼンテーションを行いました。

修士のプログラムに参加した学生は、自らの研究テーマについて、日本ではなかなか叶わない現地教員との対話や図書館での資料集め、通常授業への参加や小中学校訪問などを、調整段階から自主的・積極的に行いました。

また、滞在期間中に行われた学長就任式にも参加することができました。JMUの学長には定められた任期がないため、何十年に一回しか行われないこの行事に立ち会えたことに、学生たちは感銘を受けていました。



毎日休む間もないハードスケジュールでしたが、全員が元気に全行程をこなし、プログラム終了後には「今回の悔しさをバネに英語力をもっと伸ばしたい」、「主体性を持って物事に取り組む姿勢を忘れない」、「交換留学などのより本格的な留学に挑戦したい」など、さらなる成長への貪欲さがうかがえる声が沢山聞かれました。



※ STARTプログラムは、海外渡航経験の少ない1年生に、海外協定大学での授業や生活を体験させることを通じて国際交流や留学への関心を高めるきっかけを提供することを目的としたプログラムで、平成22年度から平成24年度前期までに既に7回実施しており、今回が第10回でした。また、このプログラムでは研修費用の一部を広島大学基金から補助することで学生の経済的負担を減らし、より多くの学生が留学に挑戦する可能性を広げています。参加学生は約2ヵ月間の事前学習を経て海外研修を行い、帰国後に事後研修を行いました。



授業風景


学長就任式後のマディソン・フェスティバルにて


ホストRAが出迎えてくれました


最終日には英語でプレゼンを行いました


ホストRAたちと集合写真

STARTについて、詳しくはこちら (もみじSTARTのページへ)



【問い合わせ先】

広島大学教育・国際室国際交流グループ

TEL:082-424-4346

E-mail:kokusai-ryugaku(AT)office.hiroshima-u.ac.jp

※(AT)は@に置き換えてください。


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