第13回STARTプログラムで学生24名をオーストラリアに派遣しました



2013年9月13日から9月30日までの約2週間、第13回STARTプログラム(※)に学部1年生24名が参加し、引率の西谷元教授(社会科学研究科)ら3名の教職員と共に、オーストラリアのアデレード市にあるフリンダース大学に留学しました。



フリンダース大学Intensive English Language Institute(IELI)では、語学力別の3グループに分かれ、英語の語彙、表現、発音、文法、インタビューや発表の仕方などを中心に学びました。学んだ知識やスキルは、グループで最終発表するため大学キャンパスで実施した現地学生や教職員へのインタビューや最終グループ発表において遺憾なく発揮できました。また今回は、広大生のためのオーストラリアの多文化社会に関する講義のほかに、フリンダース大学のメインキャンパスで正規の講義を現地学生と共に受け、本格的な留学の雰囲気を体験することもできました。現地学生向けの英語での講義の難しさを実感する一方、講義の内容が聞き取れ理解できた学生は、その喜びを自信や今後の勉強に繋げていく姿勢を見せていました。

さらに、現地学生とのワークショップの時間が複数組まれており、最終グループ発表に関するトピックやオーストラリアの教育や歴史、問題についての議論をするとともに、スポーツを通じて交流する機会もありました。

その他にも、参加学生による小学校でのミニ授業の実施は、日本文化紹介をとおして子供たちと交流ができたと同時に、英会話や発表の練習にもなりました。また、オーストラリアと日本の教育現場を比較することができ、現地学生やホストファミリーと議論する話題を増やすことにも繋がりました。週末を過ごしたカンガルー島では独特の大自然を体感し、オーストラリアについて多角的に知見を広めることができました。



今回も前回(第8回)同様、参加学生24名全員が、別々の家庭でホームステイしました。ホームステイ先・大学間の公共バスでの通学、大学での授業後もホストファミリーとの英語漬けの毎日(ジェスチャーを交えながら)で余暇には買い物や観光地に連れて行っていただくなど、各学生がホームステイをとおして貴重な経験をしました。最初は恥ずかしさや、英語でのコミュニケーションにもどかしさを感じていましたが、英語が通じることが楽しみや自信となるにつれ、積極的になっていきました。



充実した毎日を過ごし、全員大きな病気やけがもなく全行程に参加することができました。プログラム終了後には「英語学習の重要性・目的が明らかになった」、「長期の留学や夢を叶えるために今後も専門課程の勉強もがんばりたい」、「日本での生活で新たな視点を持つのに活かしたい」など今後の活躍が期待できる発言が相次ぎました。

※ STARTプログラムは、海外渡航経験の少ない1年生に、海外協定大学での授業や生活を体験させることを通じて国際交流や留学への関心を高めるきっかけを提供することを目的としたプログラムです。平成22年度~平成25年度に既に12回実施しており、今回が第13回でした。また、このプログラムでは研修費用の一部を広島大学基金から補助することで学生の経済的負担を減らし、より多くの学生が留学に挑戦する可能性を広げています。参加学生は約2ヵ月間に事前講義、グループ学習発表会、学生主体の学習会などの事前学習を経て海外研修を行い、帰国後に事後研修を行いました。



大学の正規授業を受ける学生たち


小学校で日本についてのミニ授業


週末小旅行(カンガルー島にて)


ホストファミリーも招待したフェアウェルパーティーで



【問い合わせ先】

広島大学教育・国際室国際交流グループ

TEL:082-424-4346

E-mail:kokusai-ryugaku(AT)office.hiroshima-u.ac.jp

※(AT)は@に置き換えてください。


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