第17回STARTプログラムで学生23名を台湾に派遣しました



2014年9月2日から9月16日までの約2週間、第17回STARTプログラムに学部1年生23名が参加し、引率の前田直樹講師(社会科学研究科)らのべ4名の引率教職員と台湾にある國立政治大学に留学しました。



現地では、3クラスに分かれての中国語の授業や「台湾の歴史」、「日台関係」、「人権」に関する講義を受けました。初めて中国語を勉強する学生も多くいましたが、どの学生も毎日の予習復習に熱心に取り組んでおり、語学力が日に日に伸びていくことを感じました。また、事前学習では発言することに遠慮がちだったものの、現地での講義では疑問に思ったことを積極的に質問することができるようになりました。



その他にも、政治大学の学生のアテンドで鄭南榕記念館、台北二二八記念館、中正紀年堂、故宮博物館での施設研修を行いました。研修中は、政治大学の学生と歴史や文化に関して情報交換するなど、知見を広めることができました。



週末には、国共内戦の際、中国大陸との戦闘の最前線であった金門島で研修ツアーに参加し、戦いの跡が残る瓊林戰鬥坑道、馬山觀測站、八二三戰史館、翟山坑道に行きました。 



また、金門大学では、金門大学の学生と一緒に日台関係についての講義を受けたほか、日本語、英語、中国語を使いながら交流を行い、短時間ながらも濃い時間を過ごしました。



留学中は、授業や施設研修、現地の大学生との交流と忙しい毎日でしたが、学生たちは中国語の勉強やグループ発表の準備にも全力で取り組み、今後に繋がる経験を積むことができました。事後報告の際にも、現地の学生の語学力に刺激を受けた学生たちは、今後は自分なりの動機や目標を持って語学を勉強したいと意欲を見せていました。また、グループ発表を通して、結論を出すことや発表することの難しさを感じる一方、自ら考え行動することでより多くのことを吸収できるという気づきがあったようです。他にも、「外国に行くことに不安があったが、留学したいと思うようになった」「現地の学生との交流を通して、多くの刺激を受けた。これからの大学生活では自発的に活動したい」「様々な経験をしたことで視野が広がり、改めて将来の夢を考えるきっかけになった」という前向きな発言が相次ぎ、今回のSTARTプログラムを通して得た様々な経験を活かして、それぞれの目標に向かって挑戦していく決意を新たにしていました。



中国語の授業で買い物ゲーム


金門大学にて


現地教員による授業


現地の学生と交流

【問い合わせ先】

広島大学教育・国際室国際交流グループ

TEL:082-424-4346

E-mail:kokusai-ryugaku(AT)office.hiroshima-u.ac.jp

※(AT)は@に置き換えてください。


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