第19回STARTプログラムで学生24名をインドネシアに派遣しました



2014年9月13日から9月28日までの2週間、第19回STARTプログラム(※)に学部1年生24名が参加し、引率の中矢礼美准教授(国際センター)ら3名の引率教職員とともに、インドネシア共和国東ジャワのマラン市にあるブラウィジャヤ大学に留学しました。

ブラウィジャヤ大学では、インドネシア語の授業の他、インドネシアの歴史、経済、政治、伝統芸能、環境問題、日本との関係、都市開発、食品加工などについて、英語による講義を受けました。参加した学生たちは、今までインドネシア語に触れたことはほとんどありませんでしたが、インドネシア語を学び、現地の方々と交流を重ねるごとに、現地の言葉でコミュニケーションすることの大切さを実感しました。また、英語による講義では、始めは慣れず、十分に理解できない部分もありましたが、日々の予習復習や、参加者同士での情報共有を経て、講義内容に関することやインドネシアに来て感じた疑問を英語で質問できるようになりました。

講義以外の場では、ブラウィジャヤ大学の学生と市内を見学したり、互いの国の文化を紹介しあったりして交流を深めました。そのほか伝統芸能などの芸術体験や、動物園や市街地での現地調査を通して、インドネシアの伝統と多様性を学びました。週末の2泊3日のホームステイでは、ホームステイ先の村の歓迎を受け、インドネシアのおもてなしの精神、そして、生のインドネシアの生活に触れることができ、大学で過ごすだけでは感じることのできない貴重な体験をすることができました。

最終日には、2週間の研修中に各自が関心を持ったテーマ(インドネシア人の日本語教育、初等教育、貧困問題、大学生にとっての都市開発、ゴミ問題など)について、現地での調査をもとに2週間かけてまとめた研究を英語で発表しました。また、送別会では研修中お世話になった先生、学生、ホストファミリーらが集まってくださり、充実した2週間を過ごせたことへの感謝を伝えるとともに、別れを惜しみました。

帰国後の事後研修では改めて、各自の研究発表内容とグローバル・コア・コンピテンシー(世界で通用する人材として必要となる能力)に基づく自身の成長を振り返り、客観的に自身を見つめ直すことで、これからの目標を再確認し、そこに向かってどのように努力すべきかを具体的に考えることができるようになりました。2週間という短い期間でありながら、自分たちの成長を感じることの出来る充実したプログラムでした。



インドネシア語の授業での会話練習 


インドネシアの伝統舞踊を体験


ホームステイ先での小学校訪問


日本語学科の授業でのディスカッション

※ STARTプログラムは、海外渡航経験の少ない1年生に、海外協定大学での授業や生活を体験させることを通じて国際交流や留学への関心を高めるきっかけを提供することを目的としたプログラムで、平成22年度から平成25年度までで計16回実施しています。平成26年度前期は、台湾、インドネシア、オーストラリアの3回を実施しました。また、このプログラムでは研修費用の一部を広島大学基金等から補助することで学生の経済的負担を減らし、より多くの学生が留学に挑戦する可能性を広げています。参加学生は約2ヵ月間の事前学習を経て海外研修を行い、帰国後に事後研修を行いました。

【問い合わせ先】

広島大学教育・国際室国際交流グループ

TEL:082-424-4346

E-mail:kokusai-ryugaku(AT)office.hiroshima-u.ac.jp

※(AT)は@に置き換えてください。


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