ブラジル・サンパウロ市の2大学と学術交流を実施しました



平成27(2015)年11月11日、広島大学はサンパウロ連邦大学(UNIFESP)と学術交流協定を締結しました。同大学とはこれまで整形外科学分野において学術交流を進めてきましたが、今後、大学間での組織的交流を展開していくために今回の調印に至りました。調印式には越智光夫学長の代理として出席した佐藤利行理事・副学長とソラヤ・ソウビ・スマイリ学長との間で署名が取り交わされました。



また、11月10日に本学の学術交流協定校であるサンパウロ大学(USP)人文学部を訪問し、佐藤理事・副学長から「中国文学と日本文学」及び「日本における中国学研究」と題する特別講義を行いました。講義には日本研究や中国研究を専攻する学生を中心に約50人が参加しました。佐藤理事・副学長からは、中国の漢字や漢詩文が日本文学にどのように影響を与えてきたかについて説明した後に、日本における中国学研究の特長である実証主義的研究について自身の研究事例を取り上げて分かりやすく説明しました。参加者全員が熱心に聞き入いるとともに質疑応答では多数の質問が寄せられました。



特別講義の後、USP国際担当副学長補佐ラウラ・イザハ教授を表敬訪問しました。広島大学では毎年8月6日の平和記念式典の時期に併せてUSP法学部学生を対象とした夏季特別研修「平和と法」を実施するとともに、昨年度は同大学から奨学金を得て本学学生3名をUSPに派遣しており、佐藤理事・副学長からこれらの学生交流事業についてのお礼が述べられました。また、今後の両大学間の学術交流についての意見交換を行いました。表敬訪問にあわせて二宮正人USP法学部教授(本学客員教授)に対して両大学間の学術交流への貢献に敬意を表して佐藤理事・副学長から感謝状を授与しました。



11月9日には本学の海外拠点である広島大学ブラジルセンターが設置されているブラジル広島文化センターを訪問し、今年新たに就任した平崎靖之会長と佐藤理事・副学長との間で今後の協力についての意見交換を行いました。



UNIFESPとの学術交流協定締結やUSPとの交流強化を通じて本学とブラジルとの学術交流が更に進展することが期待されます。





協定に署名する佐藤理事・副学長とUNIFESPソラヤ学長




USP人文学部での佐藤理事・副学長からの特別講義

左から感謝状を披露する二宮USP法学部教授、ラウラ・イザハUSP国際担当副学長補佐、佐藤理事・副学長

【問い合わせ先】

広島大学教育・国際室(国際センター)

国際交流グループ  

TEL: 082-424-6042

E-mail: kokusai-kyoten"at"office.hiroshima-u.ac.jp 

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