7/21(月)から8/1(金)にかけて、2025年度広島大学海外日本語教員ブラッシュアップセミナー「個々のニーズに対応した日本語指導と言語研究」を実施しました。本セミナーは海外の日本語教育機関で働く現職日本語教員を対象に「日本語力」「指導力」「研究力」の向上を目指して、2018年から毎年行っているセミナーです。
2025年度は、中国、インドネシア、ロシアの3か国から日本語教員4名が参加し、本学の森⼾国際⾼等教育学院の専任教員6名(迫田久美子特命教授、西口光一特命教授、本田義央教授、陳斐寧准教授、田北冬子准教授、西條結人准教授)によるプロデュースで指導を⾏いました。また、アクラス日本語教育研究所の嶋田和子氏をゲスト講師として招聘し、日本語指導に関する特別講義も行われました。7月27日(日)には、ICT利用の日本語教育を考える研究会が開催され、早稲田大学の李在鎬教授の「AIとこれからの日本語教育」というテーマでの講演にも参加する機会を得られました。
8/1(金)の最終日は研修の最終成果としてポスター発表が行われました。ポスター発表終了後、修了式が執り行われ、小池一彦学院長から研修生ひとりひとりに修了証明書が授与されました。
2025年度セミナーの主な研修内容は、以下の通りです。
・私の失敗・私の成功
・文化学習(風呂敷、華道)
・技能別指導(読解、語彙、文法、聴解)
・日本語教育の方法(多読・多聴)
・対照日本語教育法
・日本語教師の使命と役割
・日本語教師交流会
・授業見学および見学授業検討会
・研究指導:研究とは
・研究指導:調査から分析へ
・論文作成指導
・関連文献の発表
・最終ポスター発表