林 芝好さん(比較日本文化学分野)の留学体験談をお届けいたします。
- 留学先:国立中央大学(台湾)
- 留学プログラム:台湾国立中央大学Summer Program 2024
- 留学期間:2024年7月7日~2024年7月22日
台湾はどんなところでしたか。
台湾は温暖な気候と親しみやすい人々が印象的な場所です。自然も豊かで、山と海に囲まれた美しい風景が広がっています。特に、地元の夜市は活気にあふれ、多様な食文化を楽しむことができました。また、街の雰囲気は伝統と現代が融合しており、歴史ある建物と近代的な施設が共存している点も魅力の一つです。
台湾国立中央大学Summer Program 2024に参加しようと思ったきっかけは何ですか。
台湾国立中央大学のSummer Program 2024では、中国語の授業とAIコースの2種類があり、私はAIコースに参加しました。これまでの研究経験において、プログラミングを活用することで、資料収集の効率とスピードを大幅に向上させることができ、この経験からプログラミングスキルを身につける重要性を強く実感しました。台湾はAI技術が発達しているところであり、さらに、台湾国立中央大学の工学分野は特に優れた実績を誇っています。また、Summer Program 2024のAIコースは、学際的な内容が取り入れられており、初心者でも取り組みやすいプログラムです。これらの点に魅力を感じ、今回のSummer Program 2024に参加することを決めました。
国立中央大学での学生生活について教えてください。
留学期間中、月曜日から金曜日まで1日約8時間の授業があり、すべて英語で行われました。授業は45分ごとに約15分の休憩があり、リラックスした雰囲気の中で進められました。第1週は主に講義形式の授業が中心で、第2週は実践的な内容が多く取り入れられました。最終日の午後には発表会が行われ、個人やグループごとに制作したプログラムの展示とプレゼンテーションを行いました。
昼休みや夕方には、参加者同士で大学近くの屋台街に足を運び、一緒に食事を楽しんだり、タピオカミルクティーを味わったりしました。週末には、国立中央大学が台湾の博物館や手工芸店を巡る観光を企画してくれました。多くの学びを得ただけでなく、台湾の魅力も存分に堪能できた素晴らしい体験でした。

発表前の追い込み!みんな真剣にコーディング中

国立中央大学の学食でグルメ体験
留学してよかったこと、印象的だったこと、一番の思い出などについて教えてください。
今回の短期留学を通して、さらに多くのプログラミング知識を身につけ、プログラミングが今後の研究に大いに役立つことを改めて実感しました。また、Summer Program 2024にはさまざまな文化的背景を持つ参加者が集まっており、異なる文化の中で育った人々と出会い、交流を深める貴重な機会となりました。こうして築いた友情は、私にとってかけがえのない大切な思い出です。

先生によるお菓子タイム

本場台湾の味わい
現在どんなことを研究されていますか。
日本語の感動詞について研究しています。具体的には、感動詞が会話の中でどのような機能を果たしているのか、また感動詞の音声的な特徴に焦点を当てて研究を進めています。このような研究を通して、日本語をより深く理解し、感動詞がどのように感情を伝え、会話を円滑に進めるのかを明らかにすることを目指しています。また、これにより日本語学習者が日本語を学ぶ際の手助けになると考えています。
将来の夢は何ですか。
博士後期課程を修了した後、教育機関に進み、言語学の研究を続けたいと考えています。特に、会話における言語の使用と感動詞の役割について研究を深め、その成果を教育現場や社会に還元できるよう努めていきたいと考えています。
「留学したい」と考えている学生へメッセージをお願いします。
