2025年1月 スウェーデン・リンシューピン大学より

半年間を振り返って

 スウェーデンでの生活を通じて、これまでのスキルをさらに磨くと同時に、新たな強みを見つけることができました。英語についてはまだ課題を感じることもあります。例えば、より高度な英語での議論や、自分の考えを明確に伝える力の向上は今後の課題です。しかし、スウェーデン人の友人やコリドーメイトと交流しながら、思いを伝える努力を続けています。周りのお友達は、私の話をじっくり待ってくれたり、わからない単語を教えてくれるなどとても親切で、みんなのサポートを受けながら成長していると実感しています。

 また、新たな挑戦としてスウェーデン語の学習にも取り組んでいます。スウェーデン人は英語が堪能なので、英語で困ることは少ないのですが、せっかく現地にいるからこそ、現地での生活をより深く理解するために、スウェーデン語の授業を履修しました。現在は日常会話が少し話せる程度ですが、現地の方々と直接コミュニケーションを取れることが自信につながっています。

 さらに交流を広げるため、パーティーやイベントにも積極的に参加し、EAAEast Asia Association)というサークルにも所属しています。この活動では、アジアに興味を持つ学生たちに日本語を教えるとともに、彼らからスウェーデン語を教わっています。また、一緒に出かけたり、ご飯を作ったりすることも多く、こうした活動を通じて深い交流ができました。

 もちろん、留学生活は楽しいことばかりではなく、悩むこともありますが、ひとりで抱え込まずに周りの人に相談したり、おいしいものを食べてリフレッシュしたりすることで解決しています。日本を離れて生活する中で、自分を客観的に見つめ直す機会も増えました。日本での日常では気づけなかった自分の性格や価値観、意外な一面を発見し、「自分はこういう人間なんだ」と改めて認識する場面が数多くありました。こうした気づきを日記に残しているので、後々振り返る際の貴重な記録になると思います。

 スウェーデンでの学びは、知識やスキルの向上にとどまらず、異文化の中で適応し、柔軟に行動する力を養うという面で大きな意義がありました。特に、新しい環境でも積極的に人と関わり、関係を築く力が身についたことは、自分の成長として大きく評価しています。

残りの一か月で、これまでの経験を振り返り、これからの課題を見つめ直しながら、将来の目標に向けて一歩踏み出せるよう準備していきたいです。


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