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【2025/10/14-12/25開催・霞】2025年度企画展「グビロが丘の祈り、フェニックスの誓い-被爆の医学を追い求めたヒロシマとナガサキの80年-」を開催します

 原爆投下からちょうど80年の節目となる今夏、もう1つの被爆地・長崎と連携した「被爆80年 広島大学原爆放射線医科学研究所・長崎大学原爆後障害医療研究所 共同特別企画」として「グビロが丘の祈り、フェニックスの誓い-被爆の医学を追い求めたヒロシマとナガサキの80年-」の資料展示がスタートしました。広島大学・長崎大学の共同企画としては、初の取り組みとなります。

 原爆は実に多くの過酷な人生を生み出しましたが、被爆地の大学の医学部も、その一員でありました。

 広島大学医学部は1945年8月5日に開校しました。奇しくも原爆投下1日前のことです。
 長崎大学医学部はほぼ爆心地となり、夏休みを返上して学ぶ学生、いつも通りの営みのはずであった研究者や病院は、突然大変大きな打撃を受けました。生き残った学生たちは、季節になると虞美人草が咲き誇る、医学部キャンパス近くの「グビロが丘」に、散り散りになった亡き友たちの遺骨を少しずつ拾い集め、慰霊碑を建てました。
 広島大学は、戦後、学問の復興への決意を、力強くよみがえる不死鳥(フェニックス)の名を持つ植物に託して学章としました。

 被爆に屈しない80年を過ごしてきた被爆地。その地の大学では、被ばく医療、原爆医学研究に取り組み、現在もその原点を継承しています。今回の企画展では、その取り組みの一端をご紹介します。

 広島大学と長崎大学では、かねてより共同研究を行っており、共に原爆被爆者に対する救護や調査に関する資料の永続的な保存を目指して活動してまいりましたが、この節目となる年に皆様にご覧いただける形での企画展を開催できることは大変感慨深く、また、身が引き締まる想いです。
 巡回展の形式で長崎大学、広島大学の順に行ってまいります。小さな展示ではありますが、それぞれの大学の復興への歩みを、少しでも感じていただければ幸いです。
 
 多くの皆様のご来場をお待ちしております。

長崎会場

【期間】
 2025年7月15日(火)~8月9日(土)
 10:00~16:00
【会場】
 長崎大学 医学部 基礎研究棟 1階ロビー
 (長崎市坂本1-12-4)
【来場方法】
 入場無料
 事前予約不要

広島会場

【期間】
 2025年10月14日(火)~12月25日(木)
 10:00~16:00(土日祝日を除く)
【会場】
 広島大学 医学部 医学資料館
 (広島市南区霞1-2-3)
【来場方法】
 入場無料
 事前予約不要

【主催】広島大学 原爆放射線医科学研究所・長崎大学 原爆後障害医療研究所 
【共催】放射線災害・医科学研究拠点(広島大学・長崎大学・福島県立医科大学)
【協力】広島大学 医学部・長崎大学 医学部

【お問い合わせ先】

広島大学原爆放射線医科学研究所 附属被ばく資料調査解析部
TEL:082-257-5877
FAX:082-257-5878
E-mail:kohosha*hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください。)

※長崎大学の展示展に関しては、直接長崎大学へお問合せください。


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