2025年7月 中国・武漢大学より

広島から武漢大学へ!

話題の武漢に留学

 こんにちは、総合科学科の片山雄詩です。HUSAプログラムで20248月から武漢に留学しました.

 【なんで中国?】
家族にも聞かれました。
しかも留学先は、例のウイルスで話題になった武漢。ばあちゃん、じいちゃんは大慌てで家族から「本当に大丈夫か?」と何度も念押しされました。でも、広島大学の国際交流サークルで知り合った中国人留学生たちは、真面目で日本のことが大好きな人ばかり。彼らと話すうちに、今までの少し怖そうな中国のイメージが揺らぎ、本当の中国を自分の目で確かめたいと思いました。

 【武漢での生活】
(大学)
中国語を専攻するクラスに入りました。授業ではただ言語を習うだけでなく、自身で思考して討論することが必要でした。留学開始当初は簡単な会話能力しかなかったため急いで同級生に追いつくために「話す聞く」を重点に置き大学の授業以外の時間を有効に使いました.
(クラスメート)
大学には東南アジア、西ヨーロッパ諸国、アフリカ大陸の留学生以外にも、ロシア人・北朝鮮人といった珍しい学生と共に勉強する機会がありました。普段日本で生活していたら全く出会うことのなかった人と出会うことができ、交流して幅広い文化・歴史的背景の友人と共に考えを深めることができました。これも中国留学の魅力の一つだと思いました。
(物価)
日本の50%75%くらいです。食堂で200400円で一食。地下鉄は1時間乗っても150円!交通費の安さに感動しました。
(友人)
広大の交流で知り合った王さん、その紹介で洋さん、さんとも仲良くなり、彼らと武漢、長沙、広東、雲南省で再会し旅行しました。広島大学での縁が中国全土へ広がっていくのを実感しました。
(発展)
スマホ決済が完全に普及していて、現金を一度も使わず生活しました。洗濯機も自販機もすべてQR決済です。地下鉄もスマホのQRをかざすだけで乗れるため、日本より便利に感じました。
(ちょっと不満)
どこに行っても人が多くて悩まされました。でも14億人の国だからこその現実だと理解しました。

 【これから】
知り合った中国人は自分の国に誇りを持ち、愛していました。そこで私は中国の強い愛国心に触れ、自分も伝統ある美しい日本を守りたいと強く感じるようになりました。将来は入国管理に関する仕事につきたいと考えています.また、日本と中国の歴史的に未だ埋まらない溝に問題意識を強く持つようになりました。クラスメートの様々な国籍の友達や中国人の友達とこのような問題について討論し相手の考え方の背景を理解することができました.将来は政治や経済的に混乱している日本を導き日中両国の友好を願い活動する人間になりたいです。

この貴重な留学を支えてくれる家族と広島大学に感謝し、人生の視野をさらに広げていきたいです。

 

 


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