「越境」の取り組みについて

生徒の学習がさらに充実するための取り組みとして、
・「学校」を越境する  ・「学年」を越境する  ・「教科」を越境する
という3つの「越境」を行っています。特に「総合的な探究の時間」の中では全教科の教員が担当して、「学校」「学年」を越境した内容で実施しています。

*これに加えて「教科」の越境の取り組みについては、教育研究会のページをご覧ください。

「越境」探究学習プログラム~つながる・未来を考える~

○高等学校の探究学習プログラムについて

 高等学校の「総合的な探究の時間」においては、今までの取り組みを継続・発展させ、「越境」をキーワードに、3年間の探究学習を進めることを計画しています。
 学校の枠を越えてさまざまな企業や大学、自治体等と連携することで、生徒が自身の文化・価値とは異なるものと出会い、刺激を受けて自己や社会の枠組みを変革していく力を育むことを目指すものです。実地研修や生徒の問題意識につながるプロジェクトを実施し、生徒一人一人の興味関心に応じた探究活動を行い、生徒が、社会を構成する当事者として自己と社会のつながりを実感し、「つながることで未来を考える」と同時に「今の自分とつながる未来を考える」ことができることを目指しています。

*具体的な各学年の取り組みの一部です。
・4年生 「探究」:企業や自治体の講演を聴き、現場を取材する研修の実施。後半は、各自の興味関心に基づき、データを根拠とした探究活動の進め方について学ぶ。
・5年生 「提言Ⅰ」「創造Ⅰ」どちらかを選択。
「提言Ⅰ」:実際の社会的事象からテーマを決めて探究活動を行い、論文を書く。
「創造Ⅰ」:文章・音楽・美術・書道における表現方法を論理的に学び、社会の課題と芸術の関係性や、社会への問題意識と文学との関係性について考える。
・6年生 「提言Ⅱ」「創造Ⅱ」探究活動の集大成としてポスター発表・作品展示を行う。

その他、校内で希望者を募って行うプロジェクトとして、「未来の医療を創るプロジェクト」「真庭バイオマス研修」、プログラムの発表の場として「成果発表会」などを計画しています。

*これらの活動は「三菱みらい育成財団」が助成を行っている「高等学校等が学校現場で実施する『心のエンジンを駆動させるプログラム』」として採択されています。

高等学校探究学習プログラム

6年間を通した総合的な学習の取り組みについて

 中学1年生から、1年間の授業を通して「課題の設定」→「情報の収集」→「整理・分析」→「まとめ・表現」という探究のプロセスを実施しています。この流れを学年が上がるごとに段階的に深めていくことで、6年間の取り組みがつながり、探究する力が着実に身につくことを目標としています。
 学年を「越境」した取り組みでは、上級生・下級生がお互いによい影響を受け合って活動を行っています。特に探究活動の集大成となる「成果発表会」には全校生徒が参加し、活躍する先輩の魅力的な姿が後輩たちの目標となっています。

総合6年間


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