語学留学でベトナムへ

 

 

武居 栞さん(言語学・言語情報学)の
留学体験談をお届けいたします。

  • 留学先:ベトナム国家大学ホーチミン市校
    人文社会科学大学(ベトナム)
  • 留学プログラム:語学留学
  • 留学期間:2025年8月30日~2026年8月30日
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最初の休み時間に屋台に飲み物を買いに行くのが日課

ホーチミンはどんなところですか。

 ホーチミンは、インフラ整備、新しいビルや様々な店舗の誕生により、日々街の景色や雰囲気が目まぐるしく変わっていくエネルギーのある街です。また、多様な背景を持つ人々が集まっていて、街全体が活気に満ち溢れています。
 一方で、フランス統治時代の名残であるコロニアル建築などの歴史的な一面や、市場、路上販売などのローカルな一面を色濃く残すところも魅力です。

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夜までにぎやかなホーチミンの街

語学留学に参加しようと思ったきっかけは何ですか。

 きっかけは大きく2つあります。
 まず、現在行っている研究の幅を広げるためです。私は、日本語とベトナム語を対照する研究を行っています。ベトナム語を習得することで、データの収集や分析の精度を向上させたり、新たな視点を取り入れたりしたいと考えました。
 また、以前ベトナムで半年間日本語教師のインターンシップを経験したことも大きなきっかけです。その際の反省点のひとつが、現地の学習者が共通して苦労する文法や、頻出する誤りがあることに気がついたものの、明確な理由が分からず、ベトナム語母語話者特有の感覚に寄り添った指導ができなかったことです。これは自分のベトナム語に関する知識が不足していることが原因のひとつだったと考えています。ベトナム語を習得することで、母語の特性を踏まえた、より的確な解説ができるようになりたいと思うようになりました。

ベトナム国家大学ホーチミン市校人文社会科学大学での学生生活について教えてください。

 平日は毎日4時間授業があります。授業は予習復習を前提としたペースで進んでいくので、学校帰りにはクラスメートとカフェに行って勉強するというのが日課でした。土日も集まって一緒に勉強していることが多かったです。毎日違うカフェを探して勉強しに行ったり、休憩におしゃべりをしたりするのがモチベーションとなったおかげで、毎日楽しく勉強することができました。
 小旅行に行ったり、みんなでディナーを食べたり、スポーツしに行ったりと、勉強のことを忘れてリフレッシュする日もあります。

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少人数クラスなので発表の機会がたくさんあります

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テスト前日、カフェで最後の追い込み

留学してよかったこと、印象的だったこと、一番の思い出などについて教えてください。

 やはり、たくさんの人と出会えたことです。留学に行く前は、たくさんのベトナム人と交流できることを期待していましたが、実際にはそれだけではなく世界各国から集まった多様な背景を持つ人々と出会うことができました。お互いの国の料理のレストランを訪れるなど、異文化交流がいつも身近にある環境でした。特に、サッカーワールドカップのパブリックビューイングで、それぞれ異なる国を応援したことは特に印象に残っている思い出です。
 このような交流を深める中で、他国への理解が深まっただけでなく、自分の母国がどのような国なのかを客観的に見つめ直す機会を得られました。これも留学したからこそ得られた機会だったと感じています。

現在どんなことを研究されていますか。

 現在は、日本語とベトナム語の移動動詞について研究しています。ベトナム語母語話者に日本語を教える際にも私自身がベトナム語を学ぶ過程においても、移動動詞の習得は大きな壁でした。両言語の移動動詞の体系や使われる文脈を明確にすることで、言語学習の手助けとなるような知見を得ることが目標です。

将来の夢は何ですか。

 将来は日本語教師として教壇に立ちながら研究を続けたいと考えています。教育現場での実践と、言語学的な研究の双方を追求し続け、その成果を互いに還元し合えるような存在を目指しています。

「留学したい」と考えている学生へメッセージをお願いします。

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掲載日 : 2026年7月8日


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