(廃止)DHSバイオリアクタープロジェクト研究センター

センター基本データ

本プロジェクト研究センターは、期間満了のため廃止されました。

  • 整理番号:22-01
  • 設置期間:2010年04月01日~2015年03月31日
  • センター長(所属/職名/氏名):大学院工学研究院社会環境システム専攻 / 教授 / 大橋 晶良

プロジェクト概要

目的

途上国に適用可能な省エネ型の排水処理装置として開発したDHSバイオリアクターは,温室効果ガスのメタンや亜酸化窒素の分解,有機性排水からの電気エネ ルギー回収,液中からのリンやレアメタルの資源回収,難培養微生物の分離・培養などの機能を有していることが明らかになり,適用拡大の研究開発を行う。

背景

科研A(2004-2007),科研A(2008-2011),NEDOプロジェクト(2007-2011),国交省・建設技術研究開発助成 (2008-2010)などの外部資金で研究を進めてきたDHSバイオリアクターは,環境,資源,エネルギーへの適用拡大が大いに期待され,今後,国内外 へ情報を発信するためには,研究センターとして精力的に研究を進める必要がある。
本研究室らが独自に開発したバイオリアクターであり,国内外において,これを適用拡大する研究は皆無であり,DHSバイオリアクターの開発に特化した研究機関はない。
水環境保全技術は,エネルギーを消費しコストを要するのが常であるが,排水からエネルギーや資源の付加価値を生産することが可能になることで,環境ビジネスへの道が開けてくる。

研究計画

H22年度:各目的微生物の集積化,高濃度化を行うためのDHSバイオリアクター内の環境と操作・運転方法を確立する。
H23年度:排水からのリン資源,電気エネルギーの回収における性能を評価する。
H24年度:レアメタルの回収技術を開発する。


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