広島大学中国学プロジェクト研究センター

センター基本データ

  • 整理番号:24-01
  • 設置期間:2012年10月01日~2024年03月31日
  • センター長(所属/職名/氏名):北京研究センター / 教授 / 佐藤 暢治
  • 連絡先(TEL/FAX/E-mail):082-424-7076 / 082-424-7076 / nsato[AT]hiroshima-u.ac.jp
       (※[AT]は半角@に置き換えてください)
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プロジェクト概要

目的

本プロジェクト研究センターの目的は、中国を研究対象とする本学内外の研究者が有する知的資源を活用し、古典文化を研究対象とする伝統的な中国学と、現代文化を研究対象とする地域研究(言語学、文学、民族学、美学、仏教学など)としての現代中国研究を総括した既存の枠にとらわれない新たな中国学を構築し、国際的な視野からの研究を推進することにある。
 

背景

平成24(2012)年の今年、日本と中国は「日中国交正常化40周年」を迎えるが、しばしば表現される一衣帯水からはほど遠い深い溝がある。近年、日本と中国は、実際のところ相違点の方が類似点よりも多いにもかかわらず、同じ漢字文化圏に属する国として類似性ばかりが強調されるというスレテオタイプ的な見方が定着されつつある。
こうした状況を打ち破るには、本学内外の研究者が有する知的資源を最大限に活用することによって、既存の中国研究を新たな視点から捉え直すことが不可欠である。そこで、本プロジェクト研究センターでは、古典文化を研究対象とする伝統的な中国研究と現代文化を研究対象とする地域研究としての現代中国研究を総括した新たな中国学を構築し、国際的な視野からの研究を推進していく。
国内外に中国を研究対象とした研究機関は多いが、本プロジェクト研究センターの独自性として、本学が中国北京市の首都師範大学内に設置している北京研究セ ンターの存在をあげることができる。本プロジェクト研究センターがおこなう研究においても、北京研究センターが中国国内に構築したネットワークを活用することで、中国の研究者および研究機関との間の連携を積極的に行うことができる。
 

研究計画

平成24年度の研究計画は以下のとおり。

研究代表者、研究員、客員研究員おのおのが研究を推進すると同時に、その研究成果を次のような形で公表する。
1.本学および北京研究センターにて研究集会、シンポジウムの開催
2.研究誌の刊行

平成25年度と平成26年度の研究計画についても、平成24年度と同様である。

主な事業活動

本プロジェクトセンターでは、以下を目指す。
1.既存の枠組みではない新しい枠組みの中国学を構築する。
2.広島大学ならではの中国研究を国内外に発信する。
3.国内外の研究者および研究機関を通じて、国際的なネットワークを構築し、国際規模の研究に発展させる。
 


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