(廃止)技術移転プロジェクト研究センター

センター基本データ

本センターは設置期間満了のため、廃止されました。

  • 整理番号:18-03
  • 設置期間:2006年06月01日~2020年03月31日
  • センター長(所属/職名/氏名):大学院工学研究科 / 教授 / 高橋 勝彦
  • 連絡先(TEL/FAX/E-mail):
  • オリジナルページ:http://home.hiroshima-u.ac.jp/ttprc/

プロジェクト概要

目的

中国地域,特に広島地域は自動車関連産業や半導体関連産業が集積し,多くの企業が東南アジアや中国などの発展途上国に技術移転をしている。しかし,これら諸国への進出では戦略的な人材育成,リスクマネジメントなど多くの課題を解決する必要が生じている。技術移転は,労務費低減や国内空洞化といった短絡的なイメージでとらえることなく,積極的に海外技術移転の様々な課題を研究し,新しい方法論と地域の技術者,広島大学学生及び留学生を対象とした人材育成プログラムを確立し,地域産業の発展と国際的な産業活性化,とりわけアジア諸国との共存共栄を図るものとする。
 

背景

中国地域,広島地域は自動車関連産業や半導体関連産業等多くの企業がアジアの発展途上国に技術移転を推進している。しかし,これら諸国への進出では戦略的 な人材育成,リスクマネジメントなど多くの課題を解決する必要が生じている。一方,近隣地域では団塊の世代の交代を迎え,伝統的な産業のものづくり技術の 伝承が停滞し,将来の産業を担う若手人材の育成が深刻な課題となっている。
本研究では,ビジネスの視点から技術移転を積極的・発展的にとらえて,受入諸国との共存共栄,win-win solution の構築を通して地域産業の活性化を推進しようとする新規の分野である。このために,技術の伝承,契約,リスクマネジメント,知的財産,異文化交流,コミュニケーションバリアなど様々な技術移転の課題とその解決方法を修得した人材(企業,学生,留学生)を育成するとともに,修得した知識,技能,ノウハウを広く地域に発信し,普及させる。
 

研究計画

本センターでは研究目的を達成するため,以下の5つのプロジェクトを実施します。

1)海外技術移転事例の調査・研究プロジェクト
 ・アジア諸国への技術移転事例に関するケーススタディ
2)人材育成プログラムと教材の開発プロジェクト
 ・地域技術者を対象とした技術移転教育プログラム
 ・大学生を対象とした技術移転教育プログラム
 ・留学生を対象とした技術移転教育プログラム
3)国際的技術経営戦略研究プロジェクト
 ・移転側と受入側のwin-win solution
 ・リスクマネジメント
 ・異文化交流・コミュニケーション・言語障壁
4)企業・機関との連携プロジェクト
 ・地域の企業・機関との連携
 ・グルーバル企業・機関との連携
5)ものづくりにおける技術の伝承研究プロジェクト
 ・ものづくり技術,およびその伝承に関する課題抽出と問題解決策の探求


up