人間拡張実装プロジェクト研究センター

センター基本データ

  • 整理番号:03-02
  • 設置期間:2021年06月01日~2024年03月31日
  • センター長(所属/職名/氏名): 先進理工系科学研究科 / 教授 / 栗田 雄一
  • 連絡先(TEL/FAX/E-mail): 082-424-7678/7964 / ykurita[AT]hiroshima-u.ac.jp
      (※[AT]は半角@に置き換えてください)
  • URL:https://sites.google.com/view/aha-prc/

研究概要

人間拡張学は,足りない能力を補う補完・補綴や今持つ能力の維持のみならず,その人が持つ能力をテクノロジーによる支援で強化・増進・拡張することを目的とした学術研究分野である.人間を拡張する機械に期待されるサービスは,人単体の運動,感覚,認知能力の拡張や,道具や機械を使うスキル,作業パフォーマンスの拡張にとどまらず,より長期的な人と道具の関係性や人と人との関わり合いの理解にもとづくコミュニケーション,教育,トレーニング,医療やリハビリへの展開も含まれる.本プロジェクト研究センターは,人の利便性をサポートするモノ・システムから人と人のこころ豊かな 繋がりを育む社会システムまでをカバーする人間拡張技術の開発と,その社会実装を目指す.

研究目的・意義

エグゾスケルトン,テレイグジスタンス,ウェアラブルセンシング,ブレインインタフェースなどの技術を用いて,人の⾝体,存在,感覚,認知に関する能⼒を拡張しようとする試みが国内外問わず多数されている.人間拡張(オーグメンテッドヒューマン)は,ガートナー社がリリースする「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2019年」において5つの先進テクノロジ・トレンドの1つにも挙げられいるなど,技術トレンドとして高い注目を浴びている.研究代表者である栗田は,人の運動主体感や身体保持感を損ねない身体拡張機器を開発するために,人のもつ感覚運動特性の理解,モデル化ならびに応用に関する研究開発を行ってきた.人間拡張実装プロジェクト研究センターは,研究代表者が培ってきた人間拡張に関する技術を他大学,企業,自治体等と連携して社会実装するための受け皿として機能させる.また効果を定量的に検証したうえで学術研究にフィードバックし,これらの成果をもとに大型外部資金獲得を目指す.

拠点計画

・人の感覚,運動,感性,共感の理解とモデル化(2021年度~)
・地域における「感性によるものづくり」活動(2021年度~)
・感性・共感の計測・介入技術に興味を持つ企業,組織等から構成されるコンソーシアムの立ち上げ(2022年度~)

研究組織及び構成メンバー

栗田雄一 先進理工系科学研究科・教授
角谷快彦 人間社会科学研究科・教授
農澤隆秀 学術・社会連携室・特任教授
木村浩彰 広島大学病院・教授
木下拓矢 先進理工系科学研究科・助教


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