肝炎・肝癌対策プロジェクト研究センター

センター基本データ

  • 整理番号:24-03
  • 設置期間:2012年12月01日~2026年03月31日
  • センター長(所属/職名/氏名):大学院医系科学研究科 / 特任教授 / 田中 純子
  • 連絡先(TEL/FAX/E-mail):082-257-5162 / 082-257-5164 / epivh01[AT]hiroshima-u.ac.jp
       (※[AT]は半角@に置き換えてください)
  • センターオリジナルページ:https://epivh01.hiroshima-u.ac.jp/

プロジェクト概要

目的

本センターの設立を通じ、肝炎・肝癌に関する疫学的研究を推進し、そのevidenceを元にした対策を構築・提示する。広島大学、国内外の研究者・行政関係者等と一体となって肝炎対策を推進していくことを目的とする。

背景

わが国では、1980年代から開始されたHBVワクチンの開発とこれを用いて1986年から開始された母子感染予防対策の導入、輸血用血液に対して世界に先駆けて1989年から導入されたHCV抗体測定系スクリーニングや住民を対象とした全国規模の肝炎ウイルス検査の2002年からの導入など、世界と比較しても一歩先んじた研究と施策により、キャリアの発見から治療導入への対策が進んできている。
本研究は、疫学、理論疫学、血清疫学、臨床疫学、分子血清疫学の各方面から総合的に肝炎・肝癌対策を推進するために行うものである。

研究計画

  • 効果的な肝炎対策を推進する方策研究
  • 疫学研究
  • 理論疫学研究
    1) 肝炎ウイルス持続感染者数に関する研究
    2) 肝炎ウイルス持続感染による病態推移に関する研究
    3) 肝がん死亡率の数理モデルを用いた解析および予測
    4) 肝炎ウイルス検診の行政効果
    5) HBワクチンの費用対効果
    6) 肝炎ウイルス検診の費用対効果分析
  • 血清疫学研究
    1) 肝炎ウイルス感染状況把握のための国内外血清疫学調査研究
  • 臨床疫学研究
  • 分子疫学研究

主な事業活動

  • 効果的な肝炎対策を推進する方策研究
  • 疫学研究
  • 理論疫学研究
    1) 肝炎ウイルス持続感染者数に関する研究
    2) 肝炎ウイルス持続感染による病態推移に関する研究
    3) 肝がん死亡率の数理モデルを用いた解析および予測
    4) 肝炎ウイルス検診の行政効果
    5) HBワクチンの費用対効果
    6) 肝炎ウイルス検診の費用対効果分析
  • 血清疫学研究
    1) 肝炎ウイルス感染状況把握のための国内外血清疫学調査研究
  • 臨床疫学研究
  • 分子疫学研究

これまで、センター長および研究員は、ウイルス肝炎の疫学に関する様々な研究を行い、肝炎・肝癌対策についての研究実績を積み上げてきている。
本センターの設立を通じ、疫学的evidenceを元にした施策を構築、提示することにより、肝炎・肝癌対策への取り組みを加速し、広島大学のみならず、県内外、国内外の研究者・行政関係者等と一体となって肝炎対策を推進していくことが可能になると考えられる。
なお、広島県(行政)では、広島県肝炎対策協議会、広島県地域保健対策協議会のもと、これまで当研究室と連携して肝炎および肝がん患者の発見、治癒、減少を目的として様々な取り組みを行ってきたことから、広島県健康福祉局担当職員を当センターの研究協力者とし、研究に参画する。また、広島市(行政)についても同様に、広島市健康福祉局保健医療課担当職員を当センターの研究協力者とし、研究に参画する。


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