メールマガジン No.7 (2005年11月号)

リテラ友の会     メールマガジン    No.7   (2005年11月号)
2005/11/30     広島大学大学院文学研究科・文学部

口口目次口口
1.講演会「人文学の社会連携を考える II 】
2.今月のコラム(文学研究科位藤邦生教授)
3.文学研究科(文学部)ニュース
4.広報・社会連携委員会より

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【 1. 講演会「人文学の社会連携を考える II 】

  去る10月31日(月)に第2回文学研究科講演会(「人文学の社会連携を考える II 」)を広島大学中央図書館のライブラリーホール(東広島キャンパス)で開催しました。だれもがゆったりと座れるほどの「中入り」で出席者は 47名、その内訳は研究科教職員25名、同院生・学生14名、学内1名、一般8名でした。今回は「同業者からみた社会連携」をキャッチフレーズに、大阪大学大学院文学研究科教授兼同コミュニケーションデザイン・センター長の中岡成文氏をゲストスピーカーにお招きしました。

  講演会は岡橋広報・社会連携委員長の開催宣言、岸田研究科長の挨拶、中岡氏の基調講演、越智貢教授のコメント、研究科長の総括という順序で、13:30から開始し、予定を少しオーバーして 16:30 頃に終了しました。
中岡氏からは、臨床哲学からCOEをへてコミュニケーションデザイン・センターへと短期間のうちに変貌を遂げてきた現センターの歴史的経緯とその活動内容を中心にお話をいただきました。これを受けて越智教授は「お話の内容」「感心したこと 」「教えていただきたいこと」の三点に絞って明快なコメントをされました。
そして最後に、岸田研究科長は、自らの体験を踏まえながら、人文学の社会連携のためには自己の学問分野の固有価値とその限界を見極める必要性があるという主旨の総括をされました。質疑時聞があまり取れなかったのは残念ですが、内容的には充実した講演会でした。 (文責広報・社会連携委員会松井富美男)

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【2.今月のコラム】

「私の仕事」
表象文化学講座:教授位藤邦生

  私の仕事の中心は日本中世文学の教育と研究にあると信じたいところです。学部の卒業論文では女流日記『竹むきが記』を、修士論文では後崇光院・伏見宮貞成の和化漢文体の日記『看聞日記』を、それぞれ研究対象にとりあげました。学位論文は女流かな日記と男性の手になる和化漢文体の日記の研究を合わせて『中世日記文学の研究』と名づけました。日記文学の研究のほかに中世和歌や連歌の研究を行っています。

  こうした教育研究と並んで、「表現技術プロジェクト研究センター」のセンター長として、機関誌「表現技術研究」の編集・発行、「文藝学校」と名づける講演会の企画・発表等を行しています。また現在二度目の広島大学図書館長を勤めており、多様化する図書館への要望に応えるために、印刷媒体と電子媒体との高度な融合を実現する「ハイブリッド図書館」の構築を進めています。仕事の性質上、次第にほかのかたがたのお力を借りることが多くなってきました。チームの重要性を強く感じています。残り少なくなった大学生活ですが、精一杯努力したいと思っています。

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【 3. 文学研究科(文学部)ニュース]

*文学研究科主催の「リテラクリスマスコンサート一広島交響楽団弦楽四重奏」を下記の要領で開催します。ご来場をこころよりお待ちしています。

日時:平成17年12月20日(火) 18:30 開演 (17:50 開場)
会場: 広島大学サタケメモリアルホール(広島大学東広島キャンパス)
入場無料・申込不要

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【4.広報・社会連携委員会より 山本庸子】

事務サイドからご挨拶申し上げます。
「リテラ友の会・メールマガジン第 7 号」いかがでしたでしょうか。ちゃんと届いていますでしょうか。私は、このメールマガジンの発行(送信)作業を担当しています山本です。皆様のメール・アドレスに初めて「リテラ友の会メールマガジン(創刊号) 」を「送信」する時は、指先が震えるような緊張感があったことを今でも覚えています。 1 月からお送りしているメールマガジンが皆様にどのように読まれているのか…「待ち焦がれるラブレター」のように一人でも多くの会員の皆様に感じていただけたらと思っております。公開講座やイベントの時には、どうぞ、お気軽に声をお掛けください。こちらから発信するばかりではなく、皆様の生のお声をお待ちしております。

  12月20日には『文学研究科主催/リテラ・クリスマスコンサート』一広島交響楽団弦楽四重奏ーもあります。お越しいただける会員の皆様、サタケ・メモリアルホールで、お会いしましょう。

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リテラ友の会・メールマガジン
オーナー:広島大学大学院文学研究科長 岸田裕之
編集長:広報・社会連携委員長 岡橋秀典
発行:広報・社会連携委員会
 
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広島大学大学院文学研究科 部局長支援室
電話     (082)424-6604
FAX    (082)424-0315

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