メールマガジン No.8(2006年1月号)

リテラ友の会 メールマガジン No.8(2006年1月号)
                     2006/1/31 広島大学大学院文学研究科・文学部

□□目次□□
1.文学研究科主催「リテラ クリスマスコンサート」
2.今月のコラム(文学研究科 岡橋 秀典 教授)
3.文学研究科(文学部)ニュース
4.広報・社会連携委員会より

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【1.文学研究科主催「リテラ クリスマスコンサート」】

 昨年末の12月20日(火)午後6時30分から、本学内サタケメモリアルホールで文学研究科主催のクリスマス・コンサートが開催されました。
 前年度のニューイヤー・コンサートに続く第二弾でしたが、広島交響楽団の弦楽四重奏によるクリスマス・メドレーを中心に、弦楽器のハーモニーに酔いしれた一夜でした。
 あいにく前から続いていた雪の影響からか多少空席もありましたが、それでも300人近くの人々がホールを埋めました。広響メンバーによるすてきな演奏を聞いた方たちは、年末の慌ただしい時期のなかで、きっと一服の清涼剤を得たような気持ちで帰途につかれたと思います。
 すばらしい演奏とハーモニーを奏でて下さった広響の皆さん、そして司会者を担当して下さった元NHKアナウンサー武藤千英さんに、厚くお礼申し上げます。
 なお当日のアンケートから、いくつか選んで書いておくことにします。

「自分の知ってる曲がたくさんあるのですごく嬉しかった。音もきれいで本当に来て良かったです。クリスマス気分にどっぷりつかることができました。」「とても素晴らしい演奏会でした。選曲も良かったです。年に一度と言わず、半年に一度位やってください。無料が無理ならば500円くらいで!」「広響の奏者を間近にて演奏を聴くことが出来て、地域の一人として大変喜んでおります。文学研究科リテラの会益々のご隆盛を祈念申し上げます。」「季節にあった曲目を選んでいただいて楽しかった。司会の方がとても感じよかった。子供さんも多かったので、お話を聞く時それぞれの楽器の音を聞かせてもらいたかった。楽器についての話も興味深かったです。」

最後に、「カメラのフラッシュが邪魔だった。観客がしゃべっていた。演奏はとてもよかった。」というのがありました。すみません、フラッシュの犯人は私です。責任感からつい張り切りすぎてしまいました。以後気を付けます。 
                (文責 広報・社会連携委員会 勝部 眞人)

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【2.今月のコラム】

「私の研究—インドに魅せられて20年」
地表圏システム学講座:教授 岡橋 秀典

 リテラ友の会の皆さん、こんにちは。私は、このメルマガを発刊している広報・社会連携委員会委員長の岡橋です。これまで公開講座の司会をさせていただいた関係で思い出して頂いた方もあるかと思います。今日は私が何を研究しているのかを紹介したいと思います。

 私の専門分野は人文地理学です。やさしく言えば、「所変われば品変わる」といった地域の多様性を明らかにし、さらにそれを生み出す仕組みを追究しています。もともとは日本の農山村の過疎問題を研究していました。つまり、過疎化はどこでどのように進行し、それはなぜ生じるのかをテーマとしていたのです(その成果は「周辺地域の存立構造-現代山村の形成と展開」大明堂をご覧下さい)。

 ここ20年くらいは、この日本の農村研究の傍ら、現代インドの国土空間の変化を研究テーマとしています。最近注目されるインドの経済発展は、大都市を、そして農村を変えています。工業開発が進む一方、発展から取り残された農村もあります。日本の高度成長期と同様に、地域格差が広がり、国土空間が大きく変貌しています。こうした変化を、現場に出向いて、統計だけでなくフィールドワークを通じて明らかにするのが我々の仕事です。1987年以来、インドへは12回出かけましたが、特に最近の大都市の変貌ぶりには圧倒されます。日本が協力して完成したデリーのメトロにはぜひ乗って頂きたいものです。

 とはいっても、インドに出かけますと言って、これまで、うらやましいですねと言われたことがありません。日本人にとって、やはりインドは近くて遠い存在なのでしょうか。神秘、悠久、貧困、酷暑、仏教、カレーといった紋切り型のインド観から早く脱する時期に来ています。21世紀の日本にとって、インドは間違いなく重要なパートナーとなるでしょうから。

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【3.文学研究科(文学部)ニュース】

*文学研究科を定年退職する教員の記念講演

  2006年2月7日(火)17:00−18:00 原野 昇教授(表象文化学講座/ フランス文学語学)

  2006年2月14日(火)15:00−17:00 岡本 明教授(歴史文化学講座 / 西洋史学)

  2006年2月15日(水)13:10−14:40 岸田 裕之教授(歴史文化学講座/ 日本史学)
*平成17年度優秀卒業論文発表会
  日時:2月21日(火)13:00〜17:00(予定)
  会場:広島大学文学部大講義室(リテラ)

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【4.広報・社会連携委員会より 東 久哉】

 この冬は例年と比べ雪が降る日も多く東広島の地でイベントを企画する側としては、非常に気を遣う季節です。そんな中昨年末にリテラ・クリスマスコンサートを開催し、多くの方々にご来場いただきました。誠にありがとうございました。2月には退職される先生方の最終講義や卒業論文優秀者による発表会が開催されますので、こちらも是非参加していただけたらと思います。
 さて、今回が第8号となりますこのメールマガジンも創刊号の発刊から早くも一年の月日が経ちました。
 これまで文学研究科・文学部の教員の教育研究活動やイベント案内などを中心とした情報を会員のみなさまにお知らせすることにより、少しでも文学研究科・文学部を身近に感じていただけるよう広報・社会連携委員会スタッフ一同努めてまいりました。会員のみなさまにどれだけ満足していただいているのでしょうか。ご意見、ご要望などございましたら是非お寄せください。
 二年目に突入した今年も、今まで同様会員のみなさまが文学研究科・文学部に少しでも関わっていただけるような企画など情報提供していきたいと考えております。今後のメールマガジンにご期待ください。

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リテラ友の会・メールマガジン
オーナー:広島大学大学院文学研究科長 岸田裕之
編集長:広報・社会連携委員長 岡橋秀典
発行:広報・社会連携委員会
 
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広島大学大学院文学研究科 部局長支援室
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