大学院社会科学研究科 マネジメント専攻 > 院生からのメッセージ


院生からのメッセージ

平成21年2月
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社会人と学生のための大学院

藤井 誠一

    博士課程後期 平成19年度入学(村松ゼミ)
 


組織の達成目標を抜きにして、一人の人間として真実を探求する。

社会人として経験を積んだからこそ、持つ疑問があります。組織の達成目標を抜きにして、その問題に対峙し一人の人間として真実を探求したい、そんな欲望は誰でも持っているものと思います。
私も、ある時から心に湧いてきたテーマがあり、再び広島大学の門を叩くことにしました。大学院ではその問いをリサーチクエスチョンと呼び、研究の始まりであることを、入学してから知りました。
入学後は、仕事も家族も研究活動も、全てをこなさなければならず、時間のやりくりが大変です。しかし、その苦労に見合ったご褒美もたびたび与えられると感じています。論文の読み書きを繰り返し能力の高まりを感じるのもその一つですが、何よりもゼミでの議論が白熱した時には、最高の充実感を得られます。私はテニスをしますが、精一杯の力と技を駆使した相手とのラリーが続いたときと、同じ感覚を味わうことができます。
自分の研究テーマは、自分のものでしかなく、自ら道を切り開かなければなりません。決して誰も作業を手伝ってくれません。もちろん、常に師としてゼミの先生の導きがありますが、最終的に時間や労力をマネジメントするのは自分自身です。そんな状況だからこそ、ご指導を頂く先生や同じゼミ生との公私にわたる情報交換は、大変な励みになります。
社会人になって再び取り組む研究活動ゆえに味わえる醍醐味を感じ、充実した忙しい日々を送っています。

佐藤 幹

    博士課程前期 平成19年度入学(阪口ゼミ)
 


仮想現実から解脱し、パラダイムをシフトせよ!

そうです。皆さんが今住んでいる世界,今生きている社会は仮想現実です。マネジメント専攻というマトリックスの世界へおいでください。
しかし,面白いのは教員の中に,本当に仮想現実(よくいえば,象牙の塔)に生きている方がいらっしゃることですが…。
さて,本題に戻りましょう。博士前期で興味にまかせて多くの授業を取ると,ほとんど睡眠時間のとれない修験の場(といってもほんの4か月程度)に自らを追いやることになります。しかし,この経験を2回積んだだけで,我が尊敬する空海が経験した虚空蔵求聞持法を疑似体験できます。脳が活性化され,記憶力が高まるばかりか,右脳と左脳の連携が良くなります。見えるものが違ってくるのです。今まで見えていなかった社会現象が見える(どのような構造でそれが起こっているかが分かる,または,読み解ける)ようになります。
神憑って聞こえるかもしれませんが,本当に世界が変わってきます。そのおかげか,思いもかけず役所の課長に昇格しました。1年間でプレゼンや文章が格段に上手くなっていたのです。
ちなみに私は幻の1期生(合格後入学辞退)ですが,昨年8期生として入学しました。この8年間でマネジメント専攻は研究者養成大学院に変貌しつつあるように感じています。
では,現実にあなたにお会いする“次の時”には「マトリックスの世界へようこそ。」とご挨拶することでしょう。遠からずお会いできることを予見しながら…。

熊谷 成則

    博士課程前期 平成19年度入学(後藤ゼミ)
 


マネジメント専攻で学び、キャリアアップを実現する。

私はマネジメント専攻に入学することによって人生が変わりました。
入学時は製鉄所がある街で生活し,その関連企業でシステムエンジニアの仕事をしていました。一方,私の子供には小児ぜんそくの持病があり,複雑な心境で毎日を過ごしている現実がありました。勤務する会社ではリストラや首都圏への転勤などにより多くの先輩方が地元を離れていきました。このままでは私も転勤により地元では生活できなくなるかもしれないと思い,私は地元志向が強いため,転職に備えて仕事をしながら勉強する道を選びました。
職場から毎日仕事を終えて,東千田キャンパスまで通学するのは考えていたよりもハードでした。何度もくじけそうになりましたが,マネジメント専攻で素晴らしい先生方&仲間と,レベルの高い研究をすることがキャリアアップとなり,私の地元である地方自治体の社会人採用試験に合格して転職に成功することができました。
所属している地域・政策ゼミナールが扱う研究テーマは,地方ブロックや地方自治体などの地域の社会経済環境に関連した様々な問題を対象にして,実態調査,課題整理・分析,政策提言,実践対応など,多岐にわたっています。分野としても,産業・企業,行政・財政を柱としつつ,産業問題,都市問題,交通問題,環境問題,福祉問題,雇用問題など,様々な課題を扱っています。地域・政策の研究をするにはもってこいの環境です。
あなたもマネジメント専攻で人生を変えてみませんか?

真志田 和江

    博士課程前期 平成19年度入学(後藤ゼミ)
 


広島で働き、広島を盛り上げる人材を創出している。

「頭に汗をかき,頭の中身を一新させる」。これが,大人になって大学院で勉強する意味だと痛感しています。マネジメント専攻で勉強するようになって,「知らないこと」は本当に膨大で死ぬまで学習の連続であると感じています。ゼミで初めて修士論文の研究課題を発表した時のことを私は今でも忘れることが出来ません。その時,先生が次の発表までに「ブラッシュアップ」しておくこと,と言われました。初めて聞いたその言葉は,研究に対する「向上心」そのものを象徴しているようにも感じ,いたく感激したのを覚えています。
そして共に学んだ年齢も性別も様々な仲間たち。この出会いは素晴らしかったと思います。社会人でありながら,自らの向上心によって大学院で再度勉強する。普段は授業や論文について議論し合い,最終的には修士論文を書くという一つの目標に向かってお互いに支え合ってきました。
マネジメント専攻は,「理論と実践の融合」を目指しています。専攻の先生方が培ってきた理論と院生自ら学んできた実践を組み合わせ,新しい知見を生み出すこと・・・それがマネジメント専攻ならではの魅力と思います。広島で働き広島を盛り上げる人材をリアルタイムに創出していくことが出来るのはマネジメント専攻以外ないのではないでしょうか。マネジメト専攻ができて8年目。様々な人材が集まってきています。「向上心」のある仲間に出会える場所,自らも成長できる場として,多くの方にマネジメント専攻をお勧めしたいと思います。

尼子 華子

    博士課程前期 平成19年度入学(原口ゼミ)
 


様々な専門分野の下へ、多くの社会人が集う。

私は現在,看護系大学に勤務しながらマネジメント専攻で学んでいます。「看護の仕事なのに,なぜマネジメント専攻を?」とお思いの方もいらっしゃるかと思います。1つは,看護の世界を異なった視点から学んでみたいと思ったからです。そしてもう1つは,マネジメント専攻は社会人が多く集う大学院であったからです。
社会人が多く集う大学院では,様々な職業についている学生が職業生活で得た疑問や問題をもとに研究に取り組んでいます。仕事と学業の両立は時には辛いこともありますが,授業やゼミでディスカッションしながら多様な考えに触れることができるこの場は,私に多くの刺激を与えてくれます。その刺激が新たな考えを生むきっかけとなり,研究に対するモチベーションを高めることにつながります。現在ではこのような生活が楽しくもあり,目標を共にする仲間がいる大学院は私にとって大切な場となっています。
マネジメント専攻では,多くの学生が得られた学びを社会に還元しています。今ある疑問についてじっくり考えてみたい方,私たちと一緒に学んでみませんか?

世良 和美

    博士課程前期 平成20年度入学(井上ゼミ)
 


知の世界の豊かさに触れ、自分が変わる。

地元の製造業で、CSRや社会貢献の仕事に携わっています。日々の実務の中で疑問や乗り越えられない壁を感じていた私は、アカデミックな場で知識や理論を体系的に学びたいと思うようになり、何年も迷った挙句、自分を追い込むつもりでマネジメント専攻の門を叩きました。当時を振り返るたび、あの時諦めずに挑戦して本当に良かったと思います。
門をくぐった私の前に広がっていたのは「理論と実践の出会う場」という輝かしい野原でした。この野原で理論の側から実務を眺めると、新鮮な驚きに満ちています。今私は、深い専門性をお持ちの先生方の下で、仲間たちと触発し合い、効果的なシラバスやテキストに沿って学び、なるほど!と心が震えるような瞬間を味わっています。実務への具体的な貢献はまだこれからですが、深く学び考えるという知の世界の豊かさに触れ、少しずつ自分が変わり始めているのを感じます。今後、以前よりも一段高い視点で仕事や社会に関われるようになることが、私の目標です。
大学院で学ぶ際には、これまでの実務経験や学んできたこと、日々考えてきたことを総動員することになるでしょう。それゆえ、仕事や勉強に夢中で取り組んできた方、課題を抱え、何とかしたいという熱意をお持ちの方は、動員できる豊富な材料をお持ちだとも言えましょう。
この輝かしい野原で、学問に、素晴らしい先生方や仲間たちに、そして新しい自分に出会ってみませんか。