平成28年7月25日、第3回インターナショナルセミナーを薬学部第3講義室で開催しました。

講師として、アイルランガ大学薬学部教授のMangestuti Agil博士をお招きし、「Indonesian Traditional Medicine: Current Situation, Future Research and Development Prospects in Primary Health Care」という演題のもと、インドネシア伝統医学のJAMU（ジャムゥ）について、その成立から発展、現在の医療における重要性などについて豊富な写真と資料を用いて説明いただきました。世界には小さいものを含めると無数の伝統医学が存在しますが、JAMUは規模も大きくアジアでは代表的な伝統医学の一つです。今回の講演は、このインドネシア伝統医学がいかに人々の健康維持に利用されてきたか、また、現在注目されているセルフメディケーションに通じる可能性を理解する貴重な機会となりました。当日は教員、学生を含めて約30名の参加があり、講演後のディスカッションでは英語で教員や学生からの質問にも丁寧にご回答いただき、有意義なセミナーとなりました。

【写真説明】　講演の様子

【写真説明】　ディスカッション風景

【写真説明】　Mangestuti先生（後列右から4番目）と生薬学教室のメンバー

【お問い合わせ先】
広島大学大学院医歯薬保健学研究院 基礎生命科学部門
薬学分野 生薬学 教授 松浪 勝義
E-mail matunami(AT)hiroshima-u.ac.jp
※(AT)は半角@に置き換えてください。