平成27年度後期国際学会参加報告

氏 名 研究室名 国際学会名
福原 崇之 消化器・代謝内科学 AASLD The Liver Meeting 2015
内田 宅郎 消化器・代謝内科学 AASLD The Liver Meeting 2015
宮木 英輔 消化器・代謝内科学 AASLD The Liver Meeting 2015
野坂 亮 脳神経外科学 The 20th Annual Scientific Meeting and Education Day of the Society for Neuro-Oncology
西楽 顕典 循環器内科学 American Heart Association Scientific Sessions 2015
鴫田 賢次郎 内視鏡医学 UEG(UNITED EUROPEAN GASTROENTEROLOGY)Week 2015
TAHSIN RAQUIB ABONTI 歯科矯正学 2015 Asian Pacific Orthodontic Society APOS Residents Forum, The 28th TAO Annual meeting
CONCEPCION MEDINA CYNTHIA 歯科矯正学 2015 Asian Pacific Orthodontic Society APOS Residents Forum, The 28th TAO Annual meeting
中尾 裕子 歯科矯正学
硬組織代謝生物学
American Society for Bone Mineral Research:ASBMR 2015 Annual Meeting
河口 真歩 医薬分子機能科学 環太平洋国際化学会議 PACIFICHEM 2015
豊島 礼子 成人看護開発学 ENDA & WANS Congress 2015
尾崎 果苗 成人看護開発学 ENDA & WANS Congress 2015
崔 英愛 成人看護開発学 ENDA & WANS Congress 2015
森 麻子 精神神経医科学 Neuroscience 2015

福原 崇之(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 消化器・代謝内科学)

第66回米国肝臓病学会(サンフランシスコ)に参加して

2015年11月13日から17日に、米国のサンフランシスコで開催された第66回米国肝臓病学会(American Association for the Study of Liver Diseases)に参加しました。昨年に続き2度目の発表でしたので、心に少し余裕を持って望むことが出来ました。
私は「Survival analysis of second hepatectomy versus radiofrequency ablation for initial recurrent small hepatocellular carcinoma after curative treatment」という演題で、初発肝細胞癌根治治療後の初回再発癌に対するラジオ波焼灼療法と再肝切除の治療成績についてポスター発表を行いました。肝臓癌は他の癌腫と異なり高率に再発をきたすため、再発癌に対する治療が長期予後の改善に重要です。再発肝癌に対する治療アルゴリズムは海外でも確立されておらず、実臨床での治療選択における基準や注意点について質問を受けました。海外医師とのコミュニケーションは非常に刺激的であったことが思い出されます。充実した毎日であり、今後の診療および研究を続けて行く上で多くのエネルギーをいただきました。今回の経験を生かして今後も肝臓病診療、臨床研究に精進していきたいと思います。
最後に、学会参加にあたりご指導いただいた先生方、ご支援いただいた大学院生海外発表支援関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

内田 宅郎(博士課程3年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 消化器・代謝内科学)

AASLD The Liver Meeting 2015 (米国肝臓学会)(サンフランシスコ)に参加して

私は、2015年11月13日から11月17日にかけてアメリカのサンフランシスコで開催された AASLD The Liver Meeting 2015に参加し、ポスターセッションにおいて、“Human cytotoxic T lymphocyte-mediated acute liver failure and rescue by immunoglobulin in human hepatocyte transplanted TK-NOG mice“で発表をさせて頂きました。昨年に引き続き2度目の参加でしたが、基礎・臨床問わず肝臓領域の数多くの演題があり、大変刺激になりました。C型肝炎ウイルスにおいては近年高率にウイルスが排除できるようになりました。学会でも多数の新規治療法の研究報告も散見され、研究において必要とされるスピードというものを肌で感じることもできました。また、国際学会で、最先端の研究成果、新規治療薬の現状などを確認することで、現在自身が行っている研究を客観的に評価するいい機会になりました。
来年度も再び国際学会に参加できるよう、日々の研究に精進していく所存です。
最後になりますが、御指導を頂き、国際学会で発表する機会を与えてくださった消化器代謝内科の先生方、ご支援を頂いた医歯薬保健学研究科に感謝申し上げます。

宮木 英輔(博士課程2年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 消化器代謝内科学)

AASLD The Liver Meeting 2015 (米国肝臓学会)(サンフランシスコ)に参加して

この度、2015年11月13日から11月17日にかけてアメリカのサンフランシスコで開催された AASLD The Liver Meeting 2015 (米国肝臓学会)に参加させていただきました。
初めての国際学会の発表参加であったこともあるとは思いますが、学会の規模、参加人数、会場の大きさなどには圧倒され大変緊張しました。
今回私は“IFN-α stimulates IFN-γ expression in type I NKT cells and enhances the inhibition of HCV replication in human hepatocyte chimeric mice”という演題でHCV感染症に対するキメラマウスを用いた免疫応答に関する検討をポスター発表でさせて頂きました。
質疑応答では、研究方法や実験で用いたマウスの特徴などについての質問をいただき、改めて現在行っている研究の今後の課題や客観的な疑問点などを確認する事できました。
その他、自身の発表テーマにも関連する基礎分野の研究や最先端の臨床分野の研究成果・問題点など演題を拝見することができ、大変興味深く参加することができ、多くの刺激を受けました。しかし、英語での聴講は内容を理解すること大変難渋し、自分自身にとって英語力の向上が必要であると再認識することもできました。
最後になりますが、このような機会を与えていただき、指導して頂いた先生方、またご支援いただいた医歯薬保健学研究科に感謝申し上げます。

野坂 亮(博士課程4年 創生医科学専攻 脳神経外科学)

20th Annual Society for Neuro-Oncology Annual Scientific Meeting(サンアントニオ)に参加して

私は、大学院医歯薬保健学研究科海外発表支援を受け、2015年11月19日から22日にかけてテキサス州サンアントニオで開催された20th Annual Society for Neuro-Oncology Annual Scientific Meetingに参加し、ポスター発表を行いました。演題名は「Role of nuclear PTEN in the brain metastases mechanism」で、癌抑制遺伝子であるPTENの局在に注目し、原発腫瘍と転移性脳腫瘍での細胞質内および核内におけるPTENの発現を様々な癌腫において免疫染色にて比較検討した結果、原発巣と比較し転移性脳腫瘍においてPTENの発現が低下しており、更に核内PTENの発現低下がより顕著であり核内PTENの低下によるPTENの機能低下が脳転移に関わっている可能性を示しました。
私は今回が初めての国際学会での発表で、語学面で経験不足を感じる場面も多々ありましたが、今後も積極的に国際学会に参加し、活躍できるように頑張りたいと思います。最後になりましたが、このような機会を与えて下さった栗栖薫教授、山崎文之講師をはじめとする脳神経外科学研究室の諸先生方に心より御礼申し上げます。

西楽 顕典(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 循環器内科学)

American Heart Association Scientific Sessions 2015(オーランド)に参加して

2015年11月9日~12日に米国オーランドにて開催されましたAmerican Heart Association Scientific Sessions 2015に参加して参りました。『Who is the operator, that is the problem』をはじめとした心房細動に対するアブレーション関連が3つ、心室再同期療法関連が2つ、計5つのポスター発表をいたしました。この分野では比較的人種差が少ないことと、主に多施設臨床研究であったため、ヨーロッパや米国の先生方にも興味を持っていただけたようでした。不整脈領域の演題を拝聴して参りましたが、Arrhythmia Research Summitというセッションが大変印象に残りました。その中で、不整脈領域をけん引されている高名な先生方が10分という短い持ち時間で、各領域のトレンドのエッセンスをご発表になっておりました。不整脈領域で最も熱い分野は心房細動とそのアブレーションと言って過言はないと思います。治療の核となる肺静脈隔離と抗凝固療法については近年の発展は目覚ましいものがあります。しかし、両者はいずれも成熟期に入った様子がうかがえました。発作性心房細動アブレーションにおいてはバルーン・テクノロジーをはじめとした新たなデバイスの有効性が証明されつつある一方で、持続性心房細動については有効な侵襲的治療法が確立できる見通しは暗いようでした。11月とはいえ暖かいフロリダ半島で、リゾートの雰囲気と最先端の研究発表を堪能することができた一週間でございました。研究にあたってご指導いただきました、木原康樹教授、中野由紀子講師に感謝申し上げます。

鴫田 賢次郎(博士課程3年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 消化器・代謝内科学)

United European Gastroenterology Week (UEGW) 2015(バルセロナ)に参加して

今回、私はスペインのバルセロナで、平成27年10月24日から10月28日にかけて開催された、United European Gastroenterology Week (UEGW) 2015に参加させて頂きました。
私の発表は、大腸側方発育型腫瘍(Laterally spreading tumor: LST)のgranular type(LST-G)を結節の大きさを指標に細分類することの臨床的有用性に関する報告です。
大腸LSTという概念は日本より提唱された食道や胃の「表層拡大型腫瘍」と同様のニックネーミングで、現在世界各国で使用されていますが、平面上の大きさの割に深部への浸潤が乏しい病変であるため粘膜下層剥離術(endosopic submucosal dissection: ESD)を含めた内視鏡治療適応となる病変が多いことが特徴です。
LST-Gはその形態から顆粒均一型と結節混在型の2つに分類され,結節混在型は顆粒均一型と比較して悪性度が高いと言われていますが、現在の分類の定義が概念的なものであるため、頭では理解できていても実際症例と照らし合わせた際に個人間や施設間で分類が一致しないことも多くみられているのが現状です。
今回の発表では、LST-Gを客観的な指標である結節の大きさに基づき3つに細分類し、その臨床病理学的特徴を示すことで、悪性度の低い顆粒均一型を結節混在型から厳密に分類できる可能性を示しました。会場ではこの細分類に関する質問も多く、世界での関心を肌で感じるとともに今回の知見をより深めていく意思が一層強くなった発表となりました。
最後に、このような発表の機会を与えてくださった先生方、および医歯薬学総合研究科に深く御礼申し上げます。

Tahsin Raquib Abonti(博士課程4年 医歯薬学専攻 歯学専門プログラム 歯科矯正学)

Asia Pacific Orthodontic Society Conference

I went to attend Asia Pacific Orthodontic Society Conference in Taichung, Taiwan in December,2015. Duration of my period staying there was from 3rd December,2015 to 7th December, 2015. The conference was held in Windsor Hotel, Taichung, Taiwan. My oral presentation was held in 4th December, 2015. It was a great opportunity to present in International platform. I did my presentation under the category of research and the title was “Irradiation effects of newly developed low temperature multi gas plasma jet on oral bacteria”. My presentation was appreciated by the judges committee and the audiences also. Apart from my presentation I also attended lectures of other professors from many other countries. I could also attend orthodontic fare arranged by the organization committee. It was a great experience to attend this conference.

Cynthia Concepcion Medina(博士課程3年 医歯薬学専攻 歯学専門プログラム 歯科矯正学)

The 28th TAO Annual Meeting & APOS (Asian Pacific Orthodontic Society) Resident Forum

From December 4 to December 6 of 2015, I had the immense honor to participate as a speaker on “The 28th TAO Annual Meeting & 2015 APOS (Asian Pacific Orthodontic Society) Resident Forum”, which was held at the Windsor Hotel, in Taichung city, Taiwan, where with peers from different countries and cultural backgrounds I shared and talked about the preliminary results of my Doctoral research. I spoke about the “Changes of the airways and sleep-breathing patterns of skeletal Class II children undergoing activator therapy”. I was able to talk about the steps I am taking to develop consistent results as well as the preliminary outcomes of the experimental procedures undertaken to complete the research. As an international student in Japan I was already used to the differences between my country and here, but going to Taiwan for the first time and giving an oral presentation to boot, was an otherworldly experience.
Even though I have had already given a couple presentations here in Japan beforehand, the prospect of doing the same in front of a set of judges sent thrills down my spine. It was a very fun and enlightening experience nonetheless. I also learned many things from the different presenters and their researches, I think every oral presentation I was witness of offered me with new exciting and interesting information that would have possibly taken a long time to get to my hands have  I not gone to this Conference. I want to thank my mentor Dr. Hiroshi Ueda, for always being supportive and encouraging with me, as also the staff at the Orthodontics Department for their kind assistance. It made me feel proud of myself that I was able to take this step, with the encouragement of my Mentor and my family of course, and also showed me that I still need to try and improve many things from both myself and my research. I hope that in the years to come I may come by many chances to present internationally so I can bring pride to my country (Dominican Republic), my mentors and my peers.

中尾 裕子(博士課程3年 医歯薬学専攻 歯学専門プログラム 硬組織代謝生物学)

American Society of Bone and Mineral Research(シアトル)に参加して

この度、平成27年10月9日から12日までの4日間、シアトルで開催されたAmerican Society of Bone and Mineral Research Annual Meeting(アメリカ骨代謝学会)へ参加させていただきましたので、ご報告させていただきます。ASBMRは毎年10月頃にアメリカ各地で開催される国際学会で、骨代謝に関わる基礎研究や臨床研究の発表が数多く行われています。
今回私はポスターにて「MicroRNAs Involved in Bone Metabolism Are Transported into Matrix Vesicles during Bone Formation」という演題で発表させていただきました。
今回の発表では2時間のポスターセッションが設けられており、会場では様々な国の発表者が活発に討論していました。私のポスターも同じ研究分野の方から質問をいただいたり、情報交換したりと大変大きな経験になりましたが、一方でうまく自分の言いたいことを相手に伝えられないことも多くあり、英語や知識の未熟さを痛感しました。今後は研究だけでなく語学力の向上にも努めて、積極的に国際学会に参加したいと思っております。
最後になりましたが、吉子教授をはじめとする諸先生方に親身にご指導いただき無事発表を終えることができました。たくさんの刺激を受けて、大変貴重な経験をさせていただき感謝しております。また今回、海外発表するにあたりご支援くださったことを厚く御礼申し上げます。

河口 真歩(博士課程前期1年 薬科学専攻 医薬分子機能科学)

2015 環太平洋国際化学会議(PACIFICHEM)(ハワイ)に参加して

この度、私は2015年12月15日から12月20日にかけてハワイで開催された2015 環太平洋国際化学会議に参加し、“Development of Thio-tag magnetic beads for rapid and selective separation of thiol-containing biomolecules”という演題でポスター発表を行いました。
チオール基を有する生体分子は、生体内酸化状態に応答する機能性分子の一つであり、それらは病態診断マーカーとしても注目を集めています。本研究では、チオール含有生体分子を分離・濃縮することのできる亜鉛サイクレンを固定化したアガロース型磁気ビーズ(Thio-tag magnetic beads)を開発しました。磁気ビーズ法は、磁力により溶液中に分散したビーズを回収する方法です。ビーズが特定の分子を捕捉できるならば、その分子のみを容易に分離することができるという長所があります。Thio-tag磁気ビーズ法を用いることで、簡便かつ効率的にチオール含有分子を選択的に分離することができます。
国際学会への参加は初めてであり非常に緊張しましたが、予想以上に日本からの参加者が多く、落ち着いて発表に臨むことができました。英語での発表に難しさを覚えることもありましたが、国内外の研究者たちと意見を交換し合い知見を深めました。今後はこの経験を活かして研究を進めるとともに、さらに深く議論し合うために英語力の向上にも取り組みたいと思います。
 最後に、学会参加にあたりご指導、ご支援いただいた小池透教授をはじめ、諸先生方、大学院生海外発表支援関係者の皆様に御礼申し上げます。

豊島 礼子(博士課程前期2年 保健学専攻 成人看護開発学)

ENDA-WANS-Congress 2015(ハノーファー)に参加して

2015年10月14~17日にドイツ・ハノーファーで開催されたENDA-WANS-Congress 2015に参加いたしました。この学会は小児から老年まで、また急性期から慢性期まで、全ての分野の看護研究が集まる世界でも大きな看護学会の一つです。私は〝The consultation status related to mental diseases using medical fee data of corporate health insurance and a reality survey on psychotropic drug use.“という演題でポスター発表を行いました。産業保健分野におけるメンタルケアは、個人のQOL向上と共に社会の経済損失の回避が重要です。本研究では1企業のレセプトデータ分析から、働く人の向精神薬の使用状況とうつ病や睡眠障害などの疾患別の受診回数や男女比、年齢層などを明らかにし、現状に適した支援方法への示唆を得たことを報告しました。会場では、ヨーロッパの精神看護の研究報告を重点的に見て回り、今後の研究課題や我が国で整えるべきシステムなど、多くのヒントを得られました。
最後になりましたが、このような機会を与えてくださった森山美知子教授をはじめとする先生方、ならびに海外発表を支援していただきました医歯薬保健学研究科に心より感謝いたします。

尾崎 果苗(博士課程前期2年 保健学専攻 成人看護開発学)

ENDA&WANS Congress2015(ハノーバー)に参加して

私達が行ったドイツ・ハノーバーは、煉瓦造りの古典的な建物とスタイリッシュな現代の建物とが素晴らしく融合した街並みで、ただ歩いているだけで笑顔になれる素敵な場所でした。ただ、滞在期間中のほとんどが雨で、10月とは思えないほど寒く凍えるようでした。平成27年10月14日~平成 27年10月17日に行われたこのENDA&WANS Congress2015学会では、多くのポスター発表がありましたが、私が発表させていただいた内容は、近年多様化されているICT端末を用いた患者指導の効果が、直接対面して行う指導と比べて、同等なのか又はどのくらい劣るのかを検証した研究でした。また、世界有数の諸先生方のディスカッションも拝聴することができ、多くの貴重な学びがありました。中でも、同じ日本からの参加者が意外にも多くおられ、他の分野の看護師同士で交流を持つこともでき、また新たな視点から看護について見つめ直すきっかけともなりました。中でも他国と比べた場合の日本の発表の特徴は、やはり高齢者をターゲットにした研究が多いということでした。これから2025年問題が差し迫る日本の医療、看護、介護の現場において、地域の人々のニーズに応えるべく、研究の積み重ねと実績を上げていくことの必要性を痛感し、今後も看護の道を探求し続けることを心に誓うことができた、思い出深い学会の旅となりました。この度の学会に参加させていただけたことで、多くの経験と、知見を与えていただき、先生方をはじめ、関係者の方には深く感謝しております。

崔 英愛(博士課程後期3年 保健学専攻 成人看護開発学)

ENDA-WANS Congress 2015(ハノーファー)に参加して

私は2015年10月14日から10月17日にかけてドイツ・ハノーファーで開催されたENDA&WANS Congress 2015(European Nurse Directors Association)に参加しました。本学会はドイツにより行いましたが、日本人の参加者が最多でした。私は研究内容の一部「Reviewing effective nursing interventions for patients with chronic viral hepatitis in China:Literature review(中国における慢性ウイルス性肝炎患者に対する看護師の教育介入の現状についての文献検討)」という演題でポスター発表をさせていただきました。今回は三度目の国際学会の参加であり、英語でのディスカッションに苦戦しましたが、各国の看護の現状について情報交換することができ、貴重な経験を積むことができました
最後になりましたが、国際学会に参加する機会を下さった指導教員の森山美知子教授、また、ご支援を頂いた皆様にはこの場を借りて心よりお礼を申し上げます。

森 麻子(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 精神神経医科学)

Neuroscience2015(シカゴ)に参加して

2015年10月17日~21日にシカゴで開催された、Society for Neuroscience 45th Annual Meetingに参加し、「Effects of behavioral activation therapy on the neural correlates of subthreshold depression with a monetary incentive delay task」の演題でポスター発表をいたしました。内容は、閾値下うつに対する、行動活性化という精神療法の有効性を脳機能画像手法を用いて検証したものです。会場では、「閾値下うつでみられた腹外側前頭前野と角回の低活動が、行動活性化後に回復していた」という結果に対して、様々な参加者から、予想していないような点を質問されたり、どのように結果を解釈するかについてディスカッションすることができました。その他にも、脳機能画像だけでなく、行動実験や、動物モデルの研究についても最先端の内容を勉強することができました。ノーベル賞受賞のSüdhof先生による、自閉症の神経発達モデルに関する研究についての講義を聞けたことも大変参考になりました。研究者たちが堂々と発表する姿にも刺激を受けました。貴重な機会をいただき、共同研究者の先生方、指導教官の岡本准教授、山脇教授、霞国際支援室様に感謝いたします。


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