平成29年度前期国際学会参加報告 1

氏名 研究室名 国際学会名
重松 慶紀 分子病理学 AACR(American Association for Cancer Research)
野村 俊仁 ウイルス学 International Union Of Microbiological Societies
岡田 健司郎 外科学 51st ANNUAL MEETING OF THE PANCREAS CLUB
SAPARBAY JAMILYA 消化器・移植外科学 2017 American Transplant Congress
森脇 昌哉 皮膚科学 47th Annual European Society for Dermatological Research (ESDR) Meeting 2017
松井 翔吾 循環器内科学 ESC CONGRESS 2017
佐々木 慎也 歯周病態学 12th Asian Pacific Society of Periodontology Meeting
相澤 美香 健康情報学 6th World Congress of the International Microsimulation Association (IMA 2017)
安永 正則 作業行動探索科学 Developmental Coordination Disorder 12
森本 千恵 精神機能制御科学 The Society for Research on the Cerebellum 8th International Symposium“Cerebellum: from Development to Disease”
柳瀬 大輝 医療システム・生体材料工学 第6回国際歯科技工学術大会
小宮 諒 スポーツリハビリテーション学 World Confederation for Physical Therapy Congress 2017
川上 航 生体運動・動作解析学 2017 International Society of Posture & Gait Research World Congress
梁 弘揚 上肢機能解析制御科学 XXVI Congress of the International Society of Biomechanics

 

重松 慶紀(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 分子病理学)

American Association for Cancer Research 2017 (AACR) in Washington, DCに参加して

この度、2017/4/1 - 4/5にアメリカ・ワシントンDCで開催されたAmerican Association for Cancer Research 2017に参加、演題発表させていただきましたのでご報告いたします。私は、Expression and functional analysis of Signal peptidase complex 18 (SPC18) in bladder cancerという演題名でポスター発表をしました。膀胱癌における分子標的治療は未だ進んでおらず、本研究ではその標的となりうる分子としてSPC18というたんぱく質に注目しました。SPC18は当研究室で初めて、胃癌・大腸癌で癌の進展に影響を与えるタンパクとして報告し、膀胱癌においても同様の機能を有することを今回発表しました。これまで国内の学会発表で英語でのpresentationをしたことはありましたが、実際に国外での発表となると念入りに準備をしていたつもりでしたが、とても緊張しました。しかし最終的には活発な議論や、意見を交換することもでき、有意義な時間を過ごせたと思っております。このような世界最大級のがん研究の学会で、各国の研究者と肩を並べて発表できたことを大変うれしく思います。最後になりますが、研究をご指導いただき、今回の発表の機会をくださいました安井教授、分子病理学教室の皆様、そしてご支援を頂きました医歯薬保健学研究科に感謝申し上げます。

野村 俊仁(博士課程2年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム ウイルス学)

International Union of Microbiological Societiesに参加して

この度シンガポールで開催されたInternational Union of Microbiological Societies (2017年7月17日~21日)に参加し、演題発表を行いましたので、報告させて頂きます。「KAMPO HERBAL MEDICINES COMMONLY USED FOR RESPIRATORY DISEASES AND THEIR CRUDE DRUGS ACTUALLY INHIBIT INFLUENZA REPLICATION.」という演題でのポスター発表で、漢方薬とそれを構成する生薬のインフルエンザウイルスに対する作用を検討した成果を発表しました。麻黄湯など、インフルエンザ罹患時に使用され臨床経験の蓄積のある漢方薬の他にも、同様の作用を示す漢方薬がないか細胞レベルでの実験で研究し、昨年の日本ウイルス学会で報告しました。今回は有効であった漢方薬を構成する生薬で同様の実験を行い、抗ウイルス作用を認めるものが有ったため報告しました。漢方薬というテーマのためか、アジアの方達を中心に質問を頂き、議論することができました。また他のウイルス、試薬を用いた同様の実験の報告もいくつかあり自身の研究に対して参考になる点も多く大変勉強になりました。

最後になりましたが、ご指導を頂いたウイルス学研究室の先生方、ご支援を頂いた大学院生海外発表支援の皆様に心よりお礼を申し上げます。

岡田 健司郎(博士課程2年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 外科学)

51st ANNUAL MEETING OF THE PANCREAS CLUBに参加して

2017年5月5日~6日、米国シカゴにて開催されました51st ANNUAL MEETING OF THE PANCREAS CLUBに参加し、以下の研究内容について報告しました。膵頭部癌における上腸間膜動脈周囲リンパ節(以下、LN14)郭清の意義を、微小転移を含めた予後への影響から検討することを本研究の目的としました。2002年5月~2016年8月までに当科で膵頭部癌に対して領域リンパ節郭清を伴う根治術を施行し、LN14の病理学的検索が可能であった132例を対象とし、微小転移は、HE染色で陰性で、抗サイトケラチン抗体を用いた免疫染色で陽性とされたリンパ節転移と定義しました。結果は、132例中、HE染色で18例にLN14転移陽性で、転移陰性114例のうち免疫染色で8例に微小転移陽性でした。予後は、全生存期間に対する臨床病理学的因子の多変量解析にて、微小転移を含めたLN14転移陽性、門脈合併切除、組織型、術後補助化学療法なしが独立した予後不良因子でした。微小転移を含めたLN14転移陽性群26例におけるサブ解析では、多変量解析にて、組織型、術後補助化学療法なしが独立した予後不良因子でした。膵頭部癌において、微小転移を含めたLN14転移陽性群は独立した予後不良因子でしたが、LN14郭清と術後補助化学療法を併施することで予後改善の可能性が示唆されました。

Saparbay Jamilya(博士課程3年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 消化器・移植外科学)

American transplant congress

American Transplant congress is held annually, this year (2017) it was held in Chicago, Illinois, in McCormick place-Lakeside center from April 29 to May 3.I presented my research in poster session on 1-st of May. The research which I presented is focused on beneficial effects of immunosuppressive drug, mTOR inhibitor – everolimus.

The immunosuppressive regimen currently used after organ transplantation reduces adaptive components. Therefore, the innate immune cells play pivotal roles in immune surveillance and defense against microbes and neoplastic cells after transplantation. Although the mammalian target of rapamycin inhibitor (mTORi) is known as an immunosuppressive drug as well as a molecular targeting anti-cancer drug, its effects on innate immune cells are unclear. In this study, we analyzed the influence of mTORi on Natural Killer (NK) cell subpopulations in mice.

C57/BL6 mice were treated by intraperitoneal injection of mTORi (0-0.25mg/kg) for 7 days. Twenty four hours after the last injection, liver mononuclear cells (LMNCs), splenocytes and peripheral blood (PB) mononuclear cells were collected. The proportion of NK cells and various functional molecules on NK cells were analyzed by flow cytometry.

The cytotoxic activity of liver NK cells against hepatocellular carcinoma were analyzed by 51Cr release assay. The proportion of TCR-NK1.1+NK fraction in LMNCs did not differ in both mTORi-treated and -untreated groups (11±0.35% vs 11.3±1.6%, respectively). However, mTORi significantly upregulated the expression level of TRAIL on liver NK cells (25.6±1 vs 18.5±4.76, p =0.03). Expression of NKp46 and CD69 was also higher in mTORi-treated group (117.65±3.7 vs 96.16±3.45, 54.1±6.04 vs 46.8±12.15, respectively). The proportion of NK cells, expression of their activation markers in the spleen and PB was not affected by mTORi treatment. Liver NK cells from mTORi treated mice showed significantly higher cytotoxicity against TRAIL-sensitive Hepa1-6 cells (30.1% ± 13 vs 13.5 %± 6).

mTOR inhibitor has ability to enhance liver resident NK cell activity. This result suggests that mTOR inhibitor might be useful to maintain anti-microbe and anti-tumor immunity even under immunosuppressive condition after transplantation.

 I attended almost all session regarding liver and kidney transplantation. The most interesting for me was sessions on new methods of diagnostic and preventing, treating the rejection and also presentation about immune tolerance. Discussion during poster session gave me ideas for future research .  Definitely, this kind of congresses push ourselves to research more, to learn more.

森脇 昌哉(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 皮膚科学)

47th annual European Society for Dermatological Research meetingに参加して

2017年9月27日から30日にかけてオーストリアのザルツブルグで開催された47th annual European Society for Dermatological Research meeting(ESDR2017)に参加し、“Staphylococcus aureus isolated from patients with atopic dermatitis accumulate in lysosome and induces IL-1α via TLR9 in keratinocytes”という演題でポスター発表させていただきました。アトピー性皮膚炎患者の皮膚には黄色ブドウ球菌が多く常在することが知られており、本研究ではアトピー性皮膚炎患者の皮膚から分離した黄色ブドウ菌株が角化細胞の自然免疫反応に与える影響について解析しました。初めての研究発表でしたので、ポスター1枚に実験結果をいかに印象強くまとめるかという点に苦労しました。また学会では約700演題と多くのポスターが掲示してあり、多くの分野の研究に触れることができ良い経験になりました。次の機会には、Plenary sessionで発表できるように実験を発展していきたいと思います。最後に、研究に関しご指導いただき、このような発表の機会を与えてくださいました秀道広教授、岩本和真助教、ご支援頂きました医歯薬保健学研究科に感謝申し上げます。

松井 翔吾(博士課程3年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 循環器内科学)

European Society of Cardiology(ESC)Congress2017に参加して

この度、2017年8月26日~8月30日にスペイン・バルセロナにて開催された、European Society of Cardiology (ESC) Congress 2017に参加して参りました。ESCは循環器内科領域における世界でも最も規模の大きな学会の1つです。

私は「Optimal Cut-off Level of Low-Density Lipoprotein Cholesterol for Normal Vascular Function in a General Population」というタイトルの演題をポスター発表しました。LDLコレステロール(LDL-C)の上昇が動脈硬化/心血管イベントの原因かつ治療ターゲットであることは既に確立されています。さらに近年の研究において、LDL-C値をより低いレベルに下げることで心血管イベントを抑制できることが明らかとなってきましたが、その具体的な目標値に関しては未だに議論が続いています。そこで今回の研究では、動脈硬化の初期段階である血管機能障害における、LDL-Cのカットオフ値について検討しました。その結果、LDL-C 100 mg/dL未満がスタチンなどの脂質低下治療を受けていない集団の血管機能に対する至適目標値であることを報告しました。前述の通り、LDL-Cの治療目標値は、ガイドラインや実臨床でも議論が続いている内容であり、会場でもいくつか質問を受けました。質問に適切な英語で答えることができたかどうかは別として、私達の研究を振り返る最良の機会となりました。

最後に、いつもご指導頂いております木原康樹教授、東幸仁教授、共同研究者の先生方にはこの場を借りて深謝いたします。

佐々木 慎也(博士課程3年 医歯薬学専攻 歯学専門プログラム 歯周病態学)

12th Asian Pacific Society of Periodontology Meeting(ソウル)に参加して

この度私は、2017年9月22日~24日に韓国(ソウル)で開催された12th Asian Pacific Society of Periodontology Meetingに参加し、ポスター発表をしてまいりました。脳由来神経栄養因子(BDNF)を用いて、非外科的に歯周組織再生を誘導するという実験についての発表をしました。BDNFは、歯周外科処置と併用することで歯周組織再生を促進することがこれまでの実験で示されています。また、in vitroでは、歯周組織再生を阻害する因子である歯肉上皮細胞のアポトーシスを誘導することが明らかになっています。本研究では、これらの特性を生かして、軽度歯周炎を発症したビーグル犬モデルの歯周ポケットにBDNFを投与し、非外科的に歯周組織再生が得られるかということを検討しました。

私にとっては、英語での発表は今回が初めてであり、また韓国という全く言葉の違う国での開催ということで、出発前にはかなり不安がありました。しかし、発表では日本で準備した成果を発揮でき、自分の研究内容の意義をきちんと伝えることができたと思っています。また、アジア各国からの参加者たちのアグレッシブな参加姿勢を目の当たりにし、自分も研究に対する意欲がさらに掻き立てられました。今後もさらに研究を発展させ、BDNFの臨床応用を目指して地道に取り組んでいく所存です。最後になりましたが、この度の発表についてご指導いただいた歯周病態学研究室の先生方、ご支援いただいた医歯薬保健学研究科と大学院生海外発表支援の関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

相澤 美香(博士課程後期3年 保健学専攻 健康情報学)

6th World Congress of the International Microsimulation Association (IMA 2017),Torino,Italy に参加して

2017年6月21日~23日に、イタリアのトリノで開催された「6th World Congress of the International Microsimulation Association (IMA 2017)」に参加させていただきました。マイクロシミュレーションとは個人単位(agent)で動作するモデリング手法の一つです。与えられたルールに従って、モンテカルロ法(乱数を発生させて確率的にシミュレートする方法)により状況変化を模擬実験するツールとも言えます。元々は社会経済学の領域で発展したものですが、医療保健領域においてもこのような手法を用いた研究が活発に行われております。発表演題は、「Modeling the natural history of Non-alcoholic Fatty Liver Disease using lifestyle-related risk factors」で、近年増加傾向にある非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に着目し、その疫学、自然史推定および対策評価を可能とする基本的なモデルを構築したので、その内容について口頭発表させていただきました。多くの方から貴重なご意見、ご質問をいただき、研究内容を客観的に振り返る大変有意義な経験となりました。さらに、海外研究者との交流を通じて、英語表現力は勿論、積極性、飽くなき探求心など、学ぶべきことが非常に多かったです。また、研究内容は政策に関わる意思決定にインパクトを与え得るものが少なくなく、大変刺激になりました。学会に参加させていただいたことで、研究者としてより一層研鑽していくこと、および医療情報の利活用をさらに推進し、研究成果を社会に還元していくモチベーションを高めることができたのではないかと思います。

最後に、今回の学会発表にあたりご指導、ご支援いただいた健康情報学研究室 梯正之教授をはじめ諸先生方、本学大学院生海外発表支援関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

安永 正則(博士課程後期3年 保健学専攻 作業行動探索科学)

DCD12(パース)に参加して

平成29年7月5日から9日まで、オーストラリアのパースで行われたDCD12学会にポスター発表させていただきました。国際学会参加は2回目でしたが、発表(Evaluation of school AMPS as tool for identifying children with developmental coordination disorder in the final year preschool)は初めてでした。DCD(Developmental coordination disorder )とは発達性協調運動障害の事で、分かりやすく言うと不器用の事を指しています。不器用さを持っている子どもたちは小学校に入学後、運動に対するモチベーションの低下や学業の遅れ、対人関係にも影響を及ぼすと考えられています。

また、2次障害では自己肯定間の低下なども出現し、早期発見、早期介入が推奨されています。私の発表は不器用さを早期発見するために、School AMPSを評価に用いる事で、ICFの機能面だけでなく、活動・参加レベルの評価を行い介入に生かすことができる可能性があるという報告でした。医師からの質問では「School AMPSをDCDの評価に用いる事でのメリットは?」、「DCDを診断できる医師が少ないなかで検査をそれほど多く使用する必要は?」など具体的な質問を受けました。神経発達障害と比較するとまだ、DCDという言葉は知られておらず、今後どのようにコメディカルスタッフにDCDの事を知ってもらい、子ども達の支援につなげるかなど新たな気づきもありました。今回の発表の経験を生かして、自分の研究で得られた結果を国内だけでなく海外で発表し、柔軟な視点や考えを持った研究を目指していきたいと考えます。最後になりましたが、このたび海外での発表の機会を与えていただいた作業行動探索研究室の宮口英樹教授、石附智奈美講師ならびに海外発表支援関係者の皆様方に感謝申し上げます。

森本 千恵(博士課程後期3年 保健学専攻 精神機能制御科学)

8th INTERNATIONAL SYMPOSIUM Cerebellum: From Development to Disease に参加して

私は、カナダのマニトバ州ウィニペグで開催された8th INTERNATIONAL SYMPOSIUM Cerebellum: From Development to Disease(平成29年5月24日~平成29年5月26日)に参加させていただきました。基礎研究から臨床研究まで、小脳の研究に携わる研究者が参加する学会で、Contribution of temporal processing instability with millisecond accuracy to motor impairments in ASD: an analysis of a synchronized finger-tapping taskという題目で発表させていただきました。自分の研究内容を英語で発表することは、いろいろな意味でストレスがかかることでしたが、思いもよらなかった視点からご意見やご指摘をいただけたことはとても良い刺激になりました。また、欧米やアジアなど各国の方々と交流ができたことも、良い経験になりました。日常的にやっている研究活動は、とても地道で時に耐え難く感じることもありますが、自分がやってきたことを誰かに伝えられる機会を持てたことは、今後の研究活動の糧となりました。また、研究するだけでなく、英語力を身に着ける必要性も痛感させられました。今回の貴重な経験を活かして、さらに今後の大学院生活を充実させていきたいと考えています。ありがとうございました。

柳瀬 大輝(博士課程前期1年 口腔健康科学専攻 医療システム・生体材料工学)

第6回国際歯科技工学術大会(台北)に参加して

2017年 5月27日(土)~28日(日)に第6回国際歯科技工学術大会がありました。会場となった台北矽谷会議センターは台湾の台北市にあります。この学会には、日本と台湾のみならずアジア諸国から大勢の研究者が集まりました。学会の両日、”Application of Dispatching Rules to Dental Technical Work and its Evaluation by Discrete-event Simulation”(離散型シミュレーションによるディスパッチングルールの歯科技工作業への適用と評価)というポスターを掲示し、研究について説明しました。

これは、歯科技工士が複数の修復物を作るときに、それらを製作する順番の決め方についての研究です。一般的には歯科技工士が経験則に基づいて製作する順番を決めます。しかし、製作する順番を、あるルールに従ってコンピュータを用いて決定することで、より適切な順番がわかるかもしれません。それは、工業分野で普及しているディスパッチングルールです。ディスパッチングルールは様々な種類があり、それぞれ異なる基準にもとづいて、次にどの仕事をするかを決めます。また、歯科技工士が働く状況は歯科技工所によって異なります。そこで、ある条件においてどのディスパッチングルールが適切か調べるために、ディスパッチングルールを用いて修復物を製作する順番を決定するシミュレーションをコンピュータで行います。

つまり、シミュレーションによって、ある歯科技工所に適切なディスパッチングルールがわかり、そのルールで修復物を製作する順番を決めることができます。

小宮 諒(博士課程前期2年 保健学専攻 スポーツリハビリテーション学)

World Confederation for Physical Therapy 2017(ケープタウン)に参加して

2017年7月2日から4日にかけて南アフリカのケープタウンにて開催されたWorld Confederation for Physical Therapy 2017に参加させていただきました。「Effects and influences of using different frequency in Whole-Body Vibration upon the motor function」という演題でポスター発表をさせていただきました。

国際学会では2回目の発表ということで、前回は国際学会の雰囲気を知ることに重きを置いていましたが、今回は研究内容や方法という点でも学ぶことが多い学会になったように思います。自分の発表はポスター発表であり、前回の口述発表に比べると自分の思っていることを伝えられる人は少なくなる印象を受けました。

しかしながら、実際に興味のある人が自分のポスターに来てくれるということもあり、質問をいただけた方々とは内容の濃いディスカッションができたように思います。

また、今回の学会で非常に貴重な経験だと感じたのは、開催地が南アフリカということもあり、日本人参加者がほとんどいない環境の中で過ごすことができたということが挙げられます。そのため、本学会に参加して非常に有益な時間を過ごすことができたと思います。まだまだ英語力が足りないと実感しました。今後、英語の表現に磨きをかけより濃いディスカッションを多くの人とできるようになりたいと思います。

最後に、研究に関しご指導いただきこのような発表の機会を与えてくださいました浦邉幸夫教授、前田慶明講師、ご支援いただきました医歯薬保健学研究科ならびに大学院生海外発表支援関係者の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

川上 航(博士課程前期2年 保健学専攻 生体運動・動作解析学)

2017 ISPGR World Congressに参加して

2017年6月25日から29日にかけてアメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデールにあるWestin Fort Lauderdale Beach Resortにて行われた2017 ISPGR(The International Society of Posture & Gait Research)World Congressに参加させていただきました。私は”FOOT POSTURES HAVE DIFFERENT INFLUENCES ON HALLUCAL LOADING, WITH THE ARCH HEIGHT IN INDIVIDUALS WITH HALLUX VALGUS BEING A DETERMINING FACTOR”という題目でポスター発表させていただきました。外反母趾を有する女性に対して歩行解析を行い、外反母趾の発症・進行に強い関連のある母趾への荷重圧を増大させる要因を足部内の運動から検討した結果、足部形状によって歩行中の母趾側への荷重圧の増大に関連する要因が異なることが明らかになりました。発表ではたくさんの質問や意見をいただきましたが、思うことを十分に英語で伝えきれず、英語でのコミュニケーション能力の欠如を改めて実感しました。

私自身、初めての国際学会への参加であり、英語での発表・ディスカッションは日本では経験できない貴重な経験となりました。また、本学会は姿勢と歩行にさまざまな視点から焦点を当てた研究が数多く発表されており、自身の研究についての知見を深めることができました。今後は今回の経験を活かし、研究及び言語面において更なる自己研鑽に励みたいと思います。最後になりますが、このような貴重な機会を与えてくださった新小田幸一教授、ならびに海外発表を支援してくださった医歯薬保健学研究科に感謝いたします。

梁 弘揚(博士課程前期2年 保健学専攻 上肢機能解析制御科学)

XXVI Congress of the International Society of Biomechanics 2017(Brisbane) に参加して

私は、2017年7月24日から7月27日にオーストラリアで行われたXXVI Congress of the International Society of Biomechanics (ISB)に参加し、「Effects of gender difference and hand size on the distal transverse palmar arch during reach-to-grasp task」という題目でポスター発表をしました。この発表に対し、同分野を研究されている先生方からpalmar archと臨床症状の関係性について多く質問を頂き、自分の研究を深める上で貴重な機会を得ました。また、私たちの研究は世界を舞台にしても有用な研究だということを再確認できたことは嬉しい収穫でした。今回の国際学会発表を通じて勉強になったことがたくさんあり、大いに刺激を受けることができました。最後に、この度の学会発表にあたりご指導頂いた諸先生方、ご支援頂いた大学院生海外発表支援の関係者の方々に深く御礼申し上げます。


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