平成30年度前期国際学会参加報告 1

氏名 研究室名 国際学会名
水野 優 医化学 The Association for Research in Vision and Ophthalmology Annual Meeting  2018
谷山 大樹 分子病理学 Annual GAP Conference 2018 “Global efforts fighting cancer”
森田 翔平 外科学 ASCVTS 2018 第26回アジア心臓血管・胸部外科学会議
呉 晟名 外科学 ASCVTS 2018 第26回アジア心臓血管・胸部外科学会議
佐田 春樹 消化器・移植外科学 American Society of Colon and Rectal Surgeons
本明 慈彦 消化器・移植外科学 13th International Hepato-Pancreato-Biliary Association(IHPBA) World Congress
秋本 修志 消化器・移植外科学 27th International Congress of The Transplantation Society
今岡 祐輝 消化器・移植外科学 NK2018 The 17th meeting of the Society for Natural Immunity / American Transplant Congress2018
大西 俊平 脳神経外科学 ISPNO2018 International Symposium on Pediatric Neuro-Oncology
根木 宏 整形外科学 AOA & APKASS 2018
坂本 真一 口腔顎顔面病理病態学 2018 IADR/PER General Session & Exhibition
SHRESTHA MADHU 口腔顎顔面病理病態学 2018 Joint IAOP & AAOMP Meeting
小畠 玲子 先端歯科補綴学 96th General Session and Exhibition of the IADR

 

水野 優(博士課程1年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 医化学)

The Association for Research in Vision and Ophthalmology Annual Meeting 2018 (U.S.A Hawaii, Honolulu) に参加して

2018年4月29日から5月3日にアメリカのホノルルで開催されたThe Association for Research in Vision and Ophthalmology Annual Meeting 2018に参加して参りました。緑内障に対して、線維柱帯切除術後に見え方の違和感を訴える患者さんは少なくありません。その原因として、術後の角膜形状と角膜光学特性が変化することが、原因の一つとなると考えられます。そこで当院での線維柱体切除術後の患者さんの角膜上に侵入した濾過胞が角膜形状に及ぼす影響を波面収差解析装置と前眼部光干渉計を用いて検討しました。結果は、角膜に濾過胞の侵入している割合が大きいほど、角膜全高次収差が悪化していました。学会参加国の眼科エキスパート達と議論した中で、世界的にもこのテーマを研究している報告は極めて少なく着眼点が非常にユニークなこと、また眼圧や濾過胞の丈の高さの影響をさらに検討するといいのではないかと新たな課題を頂きました。最終的にはこの結果をもとに、更なる術式の改良をし、緑内障線維柱体切除術後もQuality of visionを保てるように努力したいと思います。

谷山 大樹(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 分子病理学)

Global Academic Programs Conference 2018 (Stockholm) に参加して

この度スウェーデンのストックホルムで開催されたGAP (Global Academic Program) Conference 2018(2018年5月15日~17日)に参加し、演題発表を行いましたのでご報告いたします。私は、Significance of CD204 positive tumor-associated macrophages in malignant transformation of colorectal adenomaという演題名でポスター発表を行いました。腫瘍関連組織球(TAM)は腫瘍微小環境において重要な役割を担う事が知られており、我々はこれまでに胃の腺腫の悪性化にCD204陽性TAMが独立した危険因子であることを報告していますが、大腸の腺腫におけるTAMの役割は不明であり本研究を行いました。発表では、TAM数の増加が高異型度群において有意に高頻度に認められたこと、TAMが血管新生や増殖活性、p53蛋白発現と相関して大腸腺腫の悪性化に関与することを報告しました。2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞されたHarald zur Hausen先生の感染症と癌との相関に関する講演があり、先生の原因究明への熱意に感銘を受けました。他にも、論文で目にするような著名な先生達の講演が多く催され、大変勉強になりました。この経験を活かして今後の研究活動を更に発展させていきたいと思います。

最後になりますが、研究に関してご指導頂き、このような発表の機会を与えてくださいました安井教授、分子病理学教室の皆様、そしてご支援を頂きました医歯薬保健学研究科に感謝申し上げます。

森田 翔平(博士課程1年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 外科学)

The 26th annual meeting of the Asian society for cardiovascular and thoracic surgeryに参加して

2018年5月24日から27日にロシアのモスクワで開催されたThe 26th annual meeting of the asian society for cardiovascular and thoracic surgeryに参加して参りました。天気も良く、陽が長く学会以外の時間は街並みを楽しむことが出来ました。発表はベントール手術術後患者に対する上行弓部下行大動脈人工血管置換術の際の開胸方法についてでした。上行弓部下行大動脈人工血管置換術は非常に広範囲の術野を必要としますが、通常の胸骨正中切開や側開胸では一期的な手術は困難となります。そこで、胸骨正中切開と側開胸のハイブリッドで胸骨は尾側半分を正中切開し、逆L字に胸骨を切開しそこから側開胸に連続させることで広範囲の視野を得ることが出来ます。私の他にも手術手技に関する発表も多くあり、非常に興味深く勉強になりました。教科書に出てくるような著名な先生の発表も多くあり、より深い理解をするために英語を勉強する必要があると強く感じました。日常業務を離れて貴重な体験をさせて頂き、医局の先生方には非常に感謝しております。

呉 晟名(博士課程2年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 外科学)

ASCVTS 2018(Moscow) に参加して

私は自教室片山先生の引率のもと、2018年5月24日から27日までモスクワ(ロシア)で開催されたThe 26th Annual Meeting of the Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgeryに参加しました。発表はe-Poster形式で行われました。e-Posterは一般的なポスター発表ではなく、与えられた4分間の間にPowerpointをスクリーンに映して発表を行い、座長や会場からの質疑応答に対応するスタイルでした。

私の発表は当科で行われた胸部ステントグラフト内挿術に関するものでした。胸部ステントグラフトの留置において、ほとんどの症例は大腿動脈から血管にアクセスして施術しています。デバイス挿入の際、総腸骨動脈を損傷して修復を要する事態をしばしば認められます。当科で2011年6月から2017年5月に施術された254例の症例のち、7例のアクセス損傷が認められました。データを集計すると、腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術後の患者にステントグラフト内挿術を行うと有意にアクセス損傷が増加することが判明し、これについて発表しました。

会場では、人工血管置換術後の患者に施術する時の注意点について質問がありました。我々の考えとして、現在のデバイス径では注意深く挿入すること以外の回避方法はなく、より外径の細いデリバリーシステムの開発が必要と答え、無事に発表を終えられました。

今回の国際学会で、各国の治療に対する考え方や手法について触れることができ、大変勉強になりました。また機会がありましたら国際学会に参加したいと思っております。今回の機会を与えてくださった末田教授、片山先生に本当に感謝しております。

佐田 春樹(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 消化器・移植外科学)

American Society of Colon and Rectal Surgeons に参加して

2018年5月19日〜23日までアメリカテネシー州ナッシュビルのミュージックシティーセンターで開催されましたAmerican Society of Colon and Rectal Surgeonsに参加しました。「Right-sided and left-sided colorectal cancer after curative resection in patients over 80 years of age: An analysis of a large multicenter study in Japan」の演題名で発表しました。本邦の多施設研究で80歳以上の高齢者における大腸癌の腫瘍の局在(右側 vs 左側)による比較を行いました。Stage0-Ⅲまでの治癒切除後の大腸癌を脾弯曲より近位側を右側・遠位側を左側に分け比較をしました。高齢者において右側大腸癌はほぼ半数で、女性・低分化型が左側より多いことがわかりました。高齢者大腸癌では占拠部位による差異が予後と相関しており、高齢者特有の予後予測因子の重要性が示唆されました。

本明 慈彦(博士課程3年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 消化器・移植外科学)

13th IHPBA World Congress (Geneva) に参加して

13th IHPBA World Congress(2018年9月4日~7日)に参加するためスイスのジュネーブを訪れると、少し乾いたヨーロッパの風が心地よく歓迎してくれました。快晴の澄んだ空の下で力強く吹き上がるレマン湖の大噴水は美しく、とても印象的でした。

本学会における私の発表内容は、肝切除後肝不全(posthepatectomy liver failure: PHLF)のリスク因子解析から新規PHLF予測スコアを考案し、その有用性を検証するといった内容でした。今回の発表形式はe-poster(個々人が会場内PCでスライドを閲覧する)であったため、プレゼンテーションや質疑応答の機会は与えられず、主に聴衆として参加することとなりました。口演では大規模かつ先進的な発表が多く、世界の最先端と自身の位置を確認する上で非常に勉強になりました。また連日開催された「Living Legend」のセッションでは世界的に著名な外科医による講演があり、国際学会ならではのスケールに感銘を受けました。ただ時折入るジョークに会場からは笑い声が湧き上がる中、私の頭上には“クエスチョンマーク”が浮かんでいましたが…。

今回は初めての国際学会参加ということもあり、非常に多くの刺激を受けることができました。帰国後の研究や臨床に対し、より一層の意欲が沸き起こるような心に響く経験でした。しかし同時に、自身の語学力のなさを痛感した経験でもありました。次回は口演に選出されるような、より学術的価値の高い研究に取り組んでいくとともに、積極的に議論へ参加できるよう、日頃からの英語学習にも励みたいと感じました。

秋本 修志(博士課程2年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 消化器・移植外科学)

The Transplantation Society (Madrid) に参加して

私は2018年6月30日〜7月5日にスペインのマドリッドで行われたThe Transplantation Societyに参加しMini-Oral Abstract Sessionで口頭発表を行いました。演題名は「Predictive factors analysis of osteoporosis and fragility fractures after liver transplantation」で、肝移植後の骨粗鬆症と脆弱性骨折の予測因子解析について発表を行いました。当科における肝移植後の脆弱性骨折は12.6%で生じており、術後骨塩定量を測定した45例のうち骨粗鬆症と診断された群は17例中15例で脆弱性骨折を認めました。一方、骨粗鬆症診断基準を満たさなかった群の脆弱性骨折は28例中4例と少なく有意差を認めました。また、両群において性別や術前骨代謝マーカー、術後ステロイド投与期間等に差は認めませんでしたが、骨粗鬆症群では有意にアルコール性肝硬変患者を多く認めました。一方、近年、骨粗鬆症発症に関連するとの報告はあるビタミンD受容体(Fok1、Apa1、Bsm1、Taq1)の一塩基多型(Single Nucleotide Polymorphism(SNP))の解析を行いました。その結果、脆弱性骨折とSNPの明らかな関係は認められませんでした。しかし、骨粗鬆症群では、そうでない群と比較してビタミンD受容体SNP(Bsm1)のうちBb/bb症例を多く認めました。したがって、アルコール性肝硬変とビタミンD受容体SNP(Bsm1)のBb/bb群が肝移植後の骨粗鬆症発症の予測因子になる可能性が示唆されました。

以上のことを発表しました。国際学会に参加し、発表する事でとても刺激的で今後の研究にも大変役立つと思いました。最後にご指導下さった大段教授、田原先生をはじめとした先生方に感謝申し上げます。

今岡 祐輝(博士課程2年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 消化器・移植外科学)

NK meeting2018(サンアントニオ)、American Transplant Congress 2018(シアトル) に参加して

2018年5月28日~6月1日にアメリカのサンアントニオで開催されたNK meeting2018および2018年6月2日~6月6日にシアトルで開催されたAmerican Transplant Congress 2018へ参加しました。NK meeting2018ではナチュラルキラー細胞の抗腫瘍分子であるTRAIL遺伝子の一塩基多型と肝細胞癌の再発の関連を報告しました。全世界のナチュラルキラー細胞に関する研究者たちの最先端の研究成果をリアルタイムで拝聴できたことは大変貴重でした。また、他国の同世代の研究者とコミュニケーションをとり、海外留学への意識の高さや研究へのハングリー精神を痛感しました。シアトルへ移動し、腹部大動脈石灰化が生体肝移植後成績を悪化させるという報告をしました。広島から世界へ研究を発信していく上で、常に世界の研究の動向や指向を把握し、かつオリジナリティに富んだ視点で研究に取り組む必要性を再認識しました。私自身初めての海外発表でしたが、英語プレゼンテーション能力の向上は必須であり、改めて将来海外留学への希望が強くなりました。この場を借りて、研究ならびに発表を指導して頂いた消化器・移植外科学 大段秀樹教授、大平真裕先生に感謝申し上げます。また、国際発表を支援いただきました広島大学基金関係者の皆様に大変感謝申し上げます。

大西 俊平(博士課程1年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 脳神経外科学)

第18回 ISPNO に参加して

2018年6月30日から7月3日にかけて、アメリカ合衆国デンバーにおいてInternational Symposium on Pediatric Neuro-Oncology(ISPNO, 国際小児脳腫瘍学会)が開催され、学会発表をさせて頂きました。

私自身は、「H3G34R変異を有する小児Gliomaの病理学的ならびに放射線学的特徴」について発表が採択され、ポスター発表を行いました。また、他の発表者や参加者とのディスカッションを行うことで、知識をさらに深める事ができました。

2016年には、WHO脳腫瘍分類が改訂され、これまでの病理組織学的な表現型に加え分子学的な情報の重要性が高まってきています。本会においても分子学的な解析やそれをもとにした治療法の開発が大きな割合をしめ、注目を集めていました。小児脳腫瘍では、脳幹部脳腫瘍など手術困難な部位に発生することがあり、予後を劇的に改善するような有効な治療方法がなく分子学的な特徴から治療開発が望まれます。ポリオウイルスを用いた脳腫瘍治療方法のPhase I 試験の報告も本会でされており、日々進歩する最新の知見を学ぶことができました。

ISPNOは、2年ごとに開催される小児脳腫瘍における世界的な学会です。1986年に日本が最初の開催国となり、次回2020年には日本で開催されることが決定しております。2年後には一段と進歩し、新たな知見が報告できているよう、日々の診療ならびに研究活動に精進していきたいと考えています。

末筆になりましたが、今回の海外発表に支援して頂きました御関係の皆様に心より御礼申し上げます。

根木 宏(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 整形外科学)

AOA & APKASS 2018 Combined meeting: AOA Continuing Orthopaedic Education and APKASS Biannual Congressに参加して

2018年5月31日から6月2日にかけて、オーストラリアのシドニーで開催されましたAOA (Australian Orthopaedic Association) & APKASS (Asia Pacific Knee, Arthroscopy and Sports Medicine Society) 2018 Combined meeting: AOA Continuing Orthopaedic Education and APKASS Biannual Congressに参加させていただきましたのでご報告させていただきます。

APKASSはアジアにおける関節およびスポーツを中心とした国際学会です。第1回のAPKASSは、2014年に越智学長が奈良市で開催された学会でもあり、我々にとって関わりの深い学会の一つでもあります。

今回、私は“High Critical Shoulder Angle is associated with Stress Distribution Change of the Acromion after Arthroscopic Rotator Cuff Repair”という題名で発表しました。肩関節疾患として比較的多い疾患として腱板断裂があります。以前より一般的な変性による断裂は、肩甲骨の解剖学的形態との関連性が示唆されていました。最近ではCritical shoulder angleという指標が腱板断裂の発生に有意にかかわっていることが統計学的に分かっていますが、その根拠を証明する基礎的データは非常に少ない状況でした。今回我々はCritical shoulder angleの上昇に伴い経時的に肩峰の応力が上昇することをCTを用いて検討しe-posterで報告しました。

他にも肩関節を中心に最近の治療法やその長期成績、海外に比較して日本では症例数の少ない人工肩関節を中心に発表を聞き知見を深めることができ今後の治療や研究への刺激となりました。最後に学会発表にあたりご指導、ご支援いただきました整形外科学教室の皆様ならびに大学院生海外発表支援関係者の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

坂本 真一(博士課程4年 医歯薬学専攻 歯学専門プログラム 口腔顎顔面病理病態学)

96TH GENERAL SESSION & EXHIBITION OF THE IADR に参加して

この度は国際学会発表支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

私は2018年7月25-28日にイギリスのロンドンで開催されたIADR に参加し、Porphyromonas gingivalis-Odontogenic Infection Promotes Development / Progression of Nonalcoholic Steatohepatitis-Related Hepatocellular Carcinoma というタイトルでポスター発表致しました。非アルコール性脂肪性肝炎(Non-alcoholic steatohepatitis; NASH)はメタボリックシンドロームの肝臓での表現型で、肝硬変や肝癌の先行病変として知られています。私の所属する研究室では高脂肪食誘導(HFD)NASHマウスモデルを用い、Porphyromonas gingivalis (P.g.)の歯性感染がNASHを増悪させる事や、脂肪化肝細胞においてP.g.の受容体であるintegrin(Int)α5β1の発現が上昇する事を明らかにしました。一方で、Intシグナルは肝癌の発生や進行に関与する事が知られており、私はP.g. 感染によるIntシグナルの活性化のNASH関連肝癌発生における役割を検討しました。動物実験にて、P.g.(-)群では61.5%に腫瘤がみられたのに対し、 驚くべき事にP.g.(+) 群では全てに腫瘤が存在し、有意に大きな腫瘤を形成しました。P.g. 感染肝細胞の網羅的解析を行い、Intシグナル分子であるFAKの発現上昇がみられたため、P.g.感染によるIntシグナルの活性化に着目し、in vitro, in vivo の実験を行いました。その結果P.g.(+) 群では、Intシグナル分子 FAK, AKT, ERKが活性化しており、P.g.感染によるIntシグナルの活性化がNASH関連肝癌における腫瘍化に重要な役割を果たす可能性が示唆されました。今後は、歯科治療や薬物治療によるP.g.の除菌が腫瘍化を抑制し得るかを検討し、臨床に貢献できるよう研究を続けていきたいと考えます。最後になりましたが、ご指導いただきました髙田先生、宮内先生をはじめ、多くの先生方に深謝致します。

SHRESTHA MADHU(博士課程3年 医歯薬学専攻 歯学専門プログラム 口腔顎顔面病理病態学)

2018 AAOMP-IAOP Joint annual meeting



I had presented a poster at the joint meeting of American Academy of Oral & Maxillofacial Pathology (AAOMP) and International Association of Oral Pathology(IAOP) conference from June 23rd -28th, 2018 at Westin Bayshore, Vancouver, Canada. As it was a joint international conference, it was very extensive with clinico-pathologic courses as well as many oral and poster presentations.

I had presented my PhD research about the “transition of tissue inhibitor of metalloproteinase-4 to -1 expression modulates YAP/TAZ mediated aggressive phenotype in Liposarcoma”. The histological spectrum has a well-differentiated-liposarcoma(WDLS) and a more aggressive dedifferentiated-liposarcoma(DDLS). Advanced therapeutic strategies based on molecular mechanism are urgently needed, especially for DDLS. Here, I had presented my results showing high TIMP-1 expression in DDLS patients correlating with poor-prognosis, while high TIMP-4 in WDLS patients with good prognosis. I had shown that while in one hand, TIMP-1 knockdown in DDLS cells inactivated YAP/TAZ and suppressed cell-growth, migration, which was rescued by constitutively-active-form of YAP5SA. Conversely, cell-growth and migration significantly increased in TIMP-1-over-expressing-WDLS cells but suppressed by verteporfin (a YAP/TAZ inhibitor). Moreover, on the other hand, TIMP-4 knockdown in WDLS-cells activated YAP/TAZ and promoted tumorigenesis, which was inhibited by verteporfin or YAP/TAZ knockdown. Recombinant TIMP-4 showed opposite results in DDLS cells. The discussion session of my poster was very extensive, and I got many questions as well as important feed-back for my poster which I will further try to explain and elaborate in my research. This presentation has helped me to improve my research data and provide explanation to few queries which was asked during the discussion session. I will write a manuscript soon including all the important points as well.

I got awarded by the “Best oral presentation award”, known as ‘WALDRON award’ in this meeting by the AAOMP. This has been very rewarding for my hard work and it has encouraged me to work further in the field of research in molecular pathology.

Overall, participating in this conference has helped me to interact with many international researchers and update the current knowledge in diagnostic pathology as well as explore the recent developments in oral diseases and pathogenesis. This will help me progress further in my PhD course.

I would like to thank Hiroshima University and also my department and Professor Takashi Takata to giving me an opportunity and supporting me with financial assistance to present my research as it would not have been possible without their support.

小畠 玲子(博士課程3年 医歯薬学専攻 歯学専門プログラム 先端歯科補綴学)

96th General Session & Exhibition of the IADR(London) に参加して

このたび私は、2018年7月25-28日にイギリス(ロンドン)にて開催された96th General Session & Exhibition of the IADR(国際歯科研究学会)に参加させていただきました。本学会には世界各国から多くの歯科基礎医学者や臨床医が一同に集います。

私たちはこれまでの研究において、樹脂含浸置換法を用いて製作するチタン多孔体が骨再建材料として有用であることを示してきました。広範囲におよぶ顎骨欠損では歯の欠損を伴うため、骨再建に加え、咀嚼機能の回復が課題となります。そこで本発表では、チタン多孔体により骨再建を行った部位への歯科インプラント埋入の可能性について発表しました。あらかじめインプラント予定部位に埋入窩を付与しておくことで切削熱による生体への影響を最小限にでき、オッセオインテグレーション獲得が可能となります。チタンにより再建した部位へのインプラント埋入およびオッセオインテグレーション獲得についての報告はおそらく世界で初めてであり、この治療法により、広範囲に顎骨および歯を失った患者さんに審美的のみならず機能的回復も達成できると確信しています。

本学会に参加し、私たちの研究を発信するだけでなく、歯科に関する国際的な最先端の情報を得ることができ非常に有意義であったと思います。最後になりましたが、今回このような貴重な発表の機会を与えていただき、ご指導いただいた諸先生方、ご支援いただいた大学院生海外発表支援関係者の皆様に深く感謝いたします。


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