97th General Session and Exhibition of the IADR (Vancouver) に参加して
2019年6月19日から22日まで、カナダのバンクーバーで、開催されたGeneral Session and Exhibition of the IADRに参加し、「L8020 Effects of lactic acid bacteria metabolite compounded gummi on oral environment」という演題で、ポスター発表を行いました。
発表内容は、う蝕原因菌や歯周病原因菌を抑制するLactobacillus rhamnosus KO3(L8020乳酸菌)の代謝物を配合したグミを作製し、54人のボランティアを対象に、臨床試験を行ったというものです。3カ月間の調査で、L8020乳酸菌代謝物の働きにより、プラーク形成が抑制され、歯肉の状態が改善したと考えられる結果を得ることができました。
私にとって、国際学会に参加することは初めてということもあり、さらにカナダという遠く離れた場所ということで大きな不安がありました。しかし、発表時には、広島大学から参加していらした先生方が気にかけて質問してくださったこともあり、その後、英語で質問された際にも、落ち着いて答えることが出来ました。周りの発表者の方々とも、ディスカッションをすることもでき、今後の研究にさらに励みたいとの想いも高まりました。残り少ない大学院生活ではありますが、ここで学んだことを生かして有意義なものにしたいです。
最後になりましたが、この度の発表に向けてご指導いただき、応援してくださった二川 浩樹教授、田地 豪准教授をはじめ口腔工学専攻の先生方、ご支援いただいた大学院生海外発表支援の関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。