令和4年度前期国際学会参加報告

氏名 研究室名 国際学会名
田城 翼 スポーツリハビリテーション学 4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022)
吉見 光浩 スポーツリハビリテーション学 4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022)
有馬 知志 スポーツリハビリテーション学 4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022)
堤 省吾 スポーツリハビリテーション学 4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022)
水田 良実 スポーツリハビリテーション学 4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022)
土田 晃貴 スポーツリハビリテーション学 The 12th Asia Conference on Kinesiology: Physical Activity, Sports and Exercise
The 6th Annual Meeting of the Asian Society of Kinesiology and 2022World Congresses
江崎 ひなた スポーツリハビリテーション学 The European Society for Movement Analysis in Adults and Children 2022
安部倉 健 スポーツリハビリテーション学 World Physiotherapy Asia Western Pacific Regional Congress with HKPA Conference 2022
黒田 彩世 スポーツリハビリテーション学 The 12th Asia Conference on Kinesiology: Physical Activity, Sports and Exercise
The 6th Annual Meeting of the Asian Society of Kinesiology and 2022World Congresses
河井 美樹 スポーツリハビリテーション学 The 12th Asia Conference on Kinesiology: Physical Activity, Sports and Exercise
The 6th Annual Meeting of the Asian Society of Kinesiology and 2022World Congresses
小田 さくら スポーツリハビリテーション学 The 12th Asia Conference on Kinesiology: Physical Activity, Sports and Exercise
The 6th Annual Meeting of the Asian Society of Kinesiology and 2022World Congresses
重國 佳寛 スポーツリハビリテーション学 The 12th Asia Conference on Kinesiology: Physical Activity, Sports and Exercise
The 6th Annual Meeting of the Asian Society of Kinesiology and 2022World Congresses
石田 礼乃 スポーツリハビリテーション学 The 12th Asia Conference on Kinesiology: Physical Activity, Sports and Exercise
The 6th Annual Meeting of the Asian Society of Kinesiology and 2022World Congresses
E BUNTHEN 疫学・疾病制御学 International Liver Congress 2022
OUOBA SERGE 疫学・疾病制御学 International Liver Congress 2022
HUSSAIN MD.RAZEEN
ASHRAF
疫学・疾病制御学 International Liver Congress 2022
坂倉 貫太 運動器機能医科学 Experimental Biology 2022

田城 翼(博士課程後期3年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022)に参加して

この度、2022年8月26日から8月27日の2日間、デンマーク(ニューボー)で現地開催された「4th World Congress of Sports Physical Therapy」に参加しました。 
発表したタイトルは「Characteristics of falls among men’s wheelchair rugby players in the Rio 2016 and Tokyo 2020 Summer Paralympic Games: a video analysis」で、ポスター発表を行いました。パラリンピックスポーツのひとつである車いすラグビーに着目し、その競技中の転倒の方向や接触部位などを検討しました。今回参加した学会は、国際的なスポーツ理学療法のための集まりであり、障がい者スポーツに精通した研究者も多かった印象です。その中で、相互の発表について意見交換できた経験は、大変有意義なものだったと感じています。また、自身の興味ある研究について発表されていた研究者がおり、その方とディスカッションできたことは、将来的な国際共同研究に発展するものと考えております。
最後に、この度の国際学会発表にあたりご指導いただいた先生方および研究室の皆様、ならびにご支援いただきました大学院生海外発表支援の関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

吉見 光浩(博士課程後期2年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022) に参加して

この度、2022年8月26日~27日にデンマークで開催された、「4th World Congress of Sports Physical Therapy」に参加いたしました。新型コロナウイルス流行後初めての現地での国際学会の参加となりました。この学会ではスポーツ外傷・障害の治療や予防に関するシンポジウムが多く行われていました。
今回、私は「Kinematic differences in the shoulder girdle during the tennis serving motion between the standing and sitting positions」というテーマでポスター発表を行いました。車いすテニスのサーブ動作は肩関節障害を引き起こしやすいことが言われていますが、そのメカニズムについての実態は明らかではありません。そこで今回は、磁気式の三次元動作解析装置を用いて肩甲帯の運動学的解析を行い、立位のサーブ動作と比較することで、車いす座位のサーブ動作の検証を行いました。発表自体はありませんでしたが、30分間ほどフリーディスカッションの時間が設けられており、たくさんの参加者の方々とディスカッションを行うことができました。今後の研究の発展につながる意見を数多くいただくことができ、非常に有意義な学会になったと感じております。これからも国際学会での発表を通して、自身の研究成果の発信を継続していきたいと思います。
最後に、この度の海外発表にあたりご指導いただいた先生方および研究室の皆様、ならびにご支援いただいた大学院生海外発表支援の関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

有馬 知志(博士課程後期2年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022)に参加して

私は今回、2022年8月26日から27日にデンマークで開催された「4th World Congress of Sports Physical Therapy」に参加し、ポスター発表を行いました。ポスターの題目は「The relationship between the intrinsic foot muscles and plantar fascia in repetitive rebound jump and jump landings in adolescent athletes」でした。思春期アスリートの足部内在筋の筋形態を超音波画像装置で測定し、ジャンプおよびジャンプ着地能力との関係性を検討した内容でした。本研究で、足部内在筋とジャンプ能力が関係しているという結果となり、まだ研究が進んでいない思春期アスリートの足部に関して新たな知見を提供できる内容であると感じていたため、本学会でどのような反応がいただけるか楽しみにしていました。その結果、海外の研究者から様々なご意見をいただくことができ、英語でディスカッションができただけでなく、自身の研究をブラッシュアップできる良い機会となりました。しかし、研究内容を英語で詳細にディスカッションするには英語能力が不十分であるとも感じた学会でありました。今後は海外の研究者と、より具体的なディスカッションができるよう自身の英語能力を向上させることと、海外でも興味を持ってもらえるような研究内容を意識して日々の研究活動を行っていきたいと思います。

堤 省吾(博士課程後期2年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022)に参加して

2022年8月26~27日にデンマーク(ニューボー)で開催された、「4th World Congress of Sports Physical Therapy」に参加して参りました。私はポスター発表をし、見に来られた方々から様々な質問をいただき、ディスカッションを交わすことができました。内容としては、成長期アスリートを対象に、動的姿勢制御能力と足部形態を「最大身長成長速度」と呼ばれる成熟度合いを示す指標に着目して比較検討したものです。結果としては、成熟度によって動的姿勢制御能力も足部形態も異なる可能性が示唆されました。質問をいただいた内容としては、主に測定方法に関してや、今後の展望についてが多かったです。私は本学会に初めて参加したのですが、私が興味を持っている成長期アスリートに着目したシンポジウムがあり、興味深く拝聴しました。まだ明らかになっていることが少なく、今後の発展性が期待される分野という印象を持ちましたので、今後の研究活動のモチベーション向上に繋がりました。
私は現地での国際学会への参加が6年ぶりでした。COVID-19の影響によりオンライン開催が主流になってきた学会ですが、今回久しぶりに対面参加を経験し、改めて現地開催の良さを強く感じました。ディスカッションがその良い例だと思います。直接会話を交わすことで、より意図や熱量が伝わりやすいことを実感しました。それだけでなく、国際交流のきっかけづくりとしても、やはり現地で直接ディスカッションを交わす必要があります。私自身の英語能力はまだまだ向上させる必要がありますが、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢を持ち、これからも積極的に世界への情報発信や国際交流を図っていきたいと考えています。また、今回の現地開催への参加を経て経験したことを研究室や後輩の皆さんにも共有し、横のつながりを拡げていきたいと思います。

水田 良実 (博士課程後期1年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

4th World Congress of Sports Physical Therapy (WCSPT2022)に参加して

この度、2022年8月26日~27日にデンマークで開催された「4th World Congress of Sports Physical Therapy」に参加いたしました。発表タイトルは「The relationship between symptoms associated with menstruation and sports activity restriction among female athletes in schools and local sports clubs」で、女性アスリートのコンディション変動と月経周辺期症状の重症度の関係について報告してきました。学会の規模としても大きく、メイン会場には500人ほどの聴衆が集まっていました。私はポスターセッションに参加したのですが、質疑の時間等も設けられており、私たちの研究について海外の研究者とディスカッションできたことは良い経験となりました。本学会は2年に1度の開催ですが、このような世界中のスポーツに関わる理学療法士が集まる学会に参加することで、今後の研究につながる知見を得ることができました。日本のみならず、女性アスリートの月経周辺期症状への対策というのは重要視されており、研究を続けていく必要性を改めて感じました。この度の海外発表にあたりご指導いただいた先生方、ご支援いただいた大学院生海外発表支援の関係者の皆様に感謝申し上げます。

土田 晃貴(博士課程後前期2年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

The 12th Asia Conference on Kinesiologyに参加して

この度、2022年8月4日と5日の2日間にわたってWebにて開催された「The 12th Asia Conference on Kinesiology」に参加いたしました。
私は足趾屈曲運動後の即時的な舟状骨高の変化に着目し、「The duration of acute effect on the navicular height elevation after the toe flexion exercise」というタイトルで口述発表を行いました。舟状骨高とは、足部内側縦アーチ(土踏まず)の高さの簡便な評価指標として使用されており、内側縦アーチが低下すると、足部だけでなく下肢全体のアライメントへ影響を及ぼします。そこで、舟状骨高を上昇させる足趾屈曲運動を行い、運動後の即時的な舟状骨高の変化を明らかにすることを目的に本研究を実施しました。
初の国際学会での発表では、英語ならではの言い回しや専門用語など実際に使用してみないと分からないことも多く、実用的な英語に触れる機会としても有意義な経験を積めたのではないかと感じております。今回は質疑応答の時間が設けられておらず、Webでの発表であったことからも、聴衆に発表内容を伝えきれたか分からなかったため、今後は現地での国際学会にチャレンジしていければと思います。
本研究の発表にあたり、ご指導を賜りましたスポーツリハビリテーション学研究室、ならびにご支援いただきました大学院生海外発表支援関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

江崎 ひなた(博士課程前期2年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

The European Society for Movement Analysis in Adults and Children 2022に参加して

この度、2022年9月19日~24日にアイルランドのダブリンで開催された「The European Society for Movement Analysis in Adults and Children 2022」に参加してまいりました。
本学会では「Characteristics of falls by court category for wheelchair rugby at the Tokyo 2020 Summer Paralympic Game: A video analysis」というタイトルで、車いすラグビーの転倒の特徴をコート区分別にビデオ分析した内容をポスター発表しました。今回の学会では、2日間に分けてディスカッションする場が設けられており、3名の方から質問をいただきました。世界中の方とディスカッションすることができ、とても有意義な学会参加となりました。自分の研究内容について、簡潔に分かりやすく説明する力をより身に付ける必要があると感じました。
たくさんの方のポスターを見て、ポスターの見せ方や聴衆のひきつけ方など、学ぶことが多くあり、非常に刺激を受けた国際学会になりました。初めての国際学会への参加で、慣れない言語や会場の雰囲気に戸惑うこともありましたが、世界で行われている研究を知ることができる良い機会となりました。
この経験を活かし、今後参加する国内外の学会でも積極的に情報収集やディスカッションを行いたいと思います。

安部倉 健(博士課程前期2年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

World Physiotherapy Asia Western Pacific Regional Congress with HKPA Conference 2022に参加して

この度、2022年6月18日~20日に開催された「World Physiotherapy Asia Western Pacific Regional Congress with HKPA Conference 2022」に参加しました。
私は、「Relationships between opening of distal tibiofibular clear space and anterior talofibular ligament length with subjective ankle instability」というタイトルで口述発表を行い、遠位脛腓間距離の増大が主観的な足関節不安定性に与える影響について報告しました。新型コロナウイルス流行の影響で、オンラインでの開催となりました。発表自体は録画したものを配信する形式だったため、実際に発表をしているという実感は、なかなか感じられにくいものでした。しかし、その後の質疑応答はライブ配信で実施されたので、海外の研究者と意見を交わす非常に貴重な経験となりました。
今回の学会は、私にとって初の国際学会への参加となり、海外で開発されたアプリケーションを用いた研究など、日本で視聴することが難しい研究内容に触れることができました。オンラインでの学会参加のメリットとして、現地での学会参加と異なり、複数の会場を自由に行き来し、自分の興味のある発表を探すことができるという点があると思います。今回の学会では、オンライン会場が実際の学会会場を思わせるようにリアルに作りこまれており、本学会の運営に携わられた方々の熱意が強く感じられました。
充実した学会であったとともに、質疑応答で座長の先生からのコメントを咀嚼しきれなかったことから、今後の国際学会への挑戦のために、自身の研究能力や英語能力を上げていく必要があるということも実感いたしました。今回の反省を次に活かしていきたいと思います。

黒田 彩世(博士課程前期2年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

The 12th Asia Conference on Kinesiologyに参加して

2022年8月4日〜5日にオンラインで開催された「The 12th Asia Conference on Kinesiology」に参加させていただきました。発表内容は、義足歩行練習にVirtual Reality(VR)映像の視聴を併用することが、義足歩行の能力の向上に有用であるかを、模擬義足を用いて検討したものです。介入として、映像を視聴しながら5分間その場足踏みをし、この効果を、10m歩行を用いて検証しました。結果は、タブレット媒体で映像を視聴した群と比較して、VR群で有意に10m歩行時間が短縮しました。あわせて、没入感が高い人ほど10m歩行時間の改善率が高いことも明らかになりました。
VRを応用することは、様々な臨床場面で着目されていますが、下肢切断者のリハビリテーションへの応用は世界的にも未だ普及していません。下肢切断者は、義足歩行能力を獲得する上で入院期間の短縮や退院後の不十分なフォローアップなど様々な問題があり、短時間で効果のある介入を研究する必要性は高いです。本研究のように、従来のその場足踏みというリハビリテーションの導入にVRを組み合わせるだけで、また5分間という短時間でこれほど効率的に改善するということは、そのような問題の打開策だと思います。このような貴重な研究結果を、国際学会で発表することができてよかったと思います。学会に参加していた他の研究者からも改善率の差に驚いたというコメントをいただきました。今後は健常者ではなく下肢切断者での検証、メカニズムの解明、他のリハビリテーションへの応用の検討などを進めてまいります。

河井 美樹(博士課程前期1年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

The 12th Asia Conference on Kinesiologyに参加して

この度、2022年8月4日~5日にオンライン開催された「The 12th Asia Conference on Kinesiology」に参加させていただき、「Ball positions during volleyball attack jump change knee valgus angle at landing」というタイトルで発表いたしました。発表形式は口頭での発表を事前に録画した動画を流す形式でした。動画の作成にあたり、英語での発表文章を作る力や、文章を読む際にどこにアクセントをつけて読むかなどに苦労しました。英語の発音、発表スピードなど英語を話す・伝える力が足りないと痛感するとともに、同じ学会に参加されている他の日本人の先生方の中には、流暢に抑揚をつけて発表している先生方もいらっしゃり、私もそのような先生方のように話せるようになりたいと思いました。英語でのスライドを作るのは初めてで、端的に自分の伝えたいことを英語でまとめるのはとても新鮮であり、英語をまとめる力も今後身につけていく必要があると強く感じることができました。また、学会に参加して、私は質疑応答の時間はありませんでしたが、質疑応答があるセッションでは、どのような聞かれ方をするのか、どのような答え方をするのかを実際に聞くことができ、とても勉強になりました。初めての国際学会への参加に不安な気持ちが大きかったですが、今回の経験を通して今後積極的に国際学会に参加していきたいと思いました。

小田 さくら(博士課程前期1年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

The 12th Asia Conference on Kinesiologyに参加して

私は2022年8月4日~5日にオンライン開催された「The 12th Asia Conference on Kinesiology」に参加し、「Comparison of muscle morphology and function of tibialis anterior with and without a previous history of lateral ankle sprain」というテーマで発表しました。学会での発表は2回目で、英語での発表は今回が初めてでした。学会を通して学んだこととして、他の発表者のスライドの完成度の高さがあります。私はYoung Investigator Awardというセッションに参加しましたが、このセッションの中で優秀演題に選ばれた方は皆、発表スライドの見やすさや研究内容のスライドへのまとめ方などが丁寧で、完成度が高かった印象を受けました。また、英語力でも他の発表者と大きな差を感じました。今回の発表では質疑応答はありませんでしたが、発表中の英語の発音や、聞き手への伝え方であったりと、英語力の無さを実感しました。国際学会での発表は今回が最後ではなく、これから何度も経験すると思います。そのため次の発表へ向けて、今回「The 12th Asia Conference on Kinesiology」への参加を通して感じた反省を活かしながら、研究だけでなく英語の勉強も続けていこうと思います。

重國 佳寛(博士課程前期1年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

The 12th Asia Conference on Kinesiologyに参加して

今回、私は2022年8月4日~5日にオンライン開催された「The 12th Asia Conference on Kinesiology」において、「Effects of pitch type and ball type in baseball on elbow valgus torque」というテーマで発表をさせていただきました。初めて参加する国際学会であり、オンライン開催でしたが、英語で研究について話せるのか不安の中、学会に参加しました。私はYoung Investigator Awardというセッションに参加しました。このセッションでは、優秀演題6名が2日目にライブディスカッションをする機会が与えられ、私も最終日に残ることを目標に参加していました。しかし、優秀演題には選ばれず、ライブディスカッションでの発表を行うことはできませんでした。時間の都合上、今回の発表では質疑応答がなく、積極的なディスカッションを行うことができませんでしたが、スライド提出にあたり、自身の英語力を確認する良い機会となりました。新型コロナウイルスの影響でオンライン開催の学会が増えていますが、今年から対面のみのものも増えてきているため、今後は対面で参加し、海外の研究者とディスカッションを行ってみたいと今回「The 12th Asia Conference on Kinesiology」に参加して思いました。今後このような国際学会に参加する際に、自信を持って研究についての説明ができるよう、英語の学習も行う必要があると強く感じました。

石田 礼乃(博士課程前期1年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム スポーツリハビリテーション学)

The 12th Asia Conference on Kinesiologyに参加して

この度、2022年8月4日、5日の2日間にわたってオンラインで開催されました、「The 12th Asia Conference on Kinesiology」に参加してまいりました。私は、「The effect of foot progression angle on the plantar pressure during gait」というタイトルで口述発表をさせていただきました。
今回、初めての国際学会への参加、発表でした。発表は、各自が前もって録画したものが学会で流される、という形式でした。英語での発表だったため、どのようにプレゼンしたら伝わりやすいのか、英語の発音など気にすべき点が多くありました。とてもいい経験となり、今後の学会参加へのモチベーションにもなる大会でした。今回、全員に質疑応答の時間が設けられていたわけではなかったので、海外の研究者とディスカッションする機会は残念ながらなかったのですが、今後の勉強になりました。日本語とは異なり、言いたいことが言えているかどうか分からないので、今後、対面での国際学会に参加することで鍛えていく必要のある部分かと思っております。
今回の学会で分かったこととして、自分自身の英語の拙さ、伝える発表の難しさです。他の日本人学生や海外の学生の発表を聞いて、喋り方や話の間、スライドの送り方など細かいところで伝わり方が大きく違ってくるので、そういった細かい点から注意していこうと思います。
この度の学会発表にあたりご指導いただいた先生方、及び研究室の皆様、並びにご支援いただいた大学院生海外発表支援の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

E BUNTHEN(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 疫学・疾病制御学)

Attendance at International Liver Congress 2022

EASL’s International Liver Congress 2022 was taken place in London as hybrid platform from June 22-26, 2022. With 7,000 delegates from 114 countries came together either in London or join online to discuss the latest science in hepatology. This research abstract was accepted for poster presentation and exhibited on June 23, 2022. 
This study has been developed based on the results of previously conducted nationwide study on HBsAg prevalence among 5-7 years old children and their mothers in Cambodia in 2017 under collaboration of Hiroshima University (PI: Prof. Junko TANAKA) with National Immunization Program at Ministry of Health in Cambodia, WHO Western Pacific Regional Office, WHO Cambodia and University of Health Sciences by which the prevalence among children was 0.56% and that among their mother was 4.39% suggesting the concern for mother-to-child transmission of HBV. Therefore, the research group had decided to conduct the study on HBsAg prevalence among pregnant women and then to examine their genotype distribution after calling for joint collaboration with National Maternal and Child Health Center in Cambodia.
This study was part of prospective longitudinal study, conducted in 3 hospitals in Siem Reap from February 2020 to December 2021. Total 1565 pregnant women were recruited. The mean age of pregnant women was 28.3±5.6 years old. The prevalence of HBsAg, HBsAb, and HBcAb was 4.28%, 38.53% and 23.13%, respectively. Among HBsAg positives, HBeAg and HBeAb positive rates were 41.79% and 55.22%, respectively. Among 37 full-genomes, HBV genotype C1 was predominant (71.79%), followed by B4 (15.38%) and B2 (12.82%). The results from our study illustrated the level of HBV infection endemicity, genotype distribution among pregnant women in Siem Reap. These findings are precious information which would contribute to the establishment of HBV screening program and the management of HBsAg positive for pregnant women in Cambodia.
In this study, I participated training the surveyors, field work monitoring, laboratory, and data analysis. I was given chance to attend this international conference which offered me a priceless opportunity to share this research results, as well as to explore the latest information related to liver diseases. Besides, I have learnt on the advanced technology and studies which driven me to continue further research in hepatology. I would like to express my gratitude to my supervisor, Prof. Junko Tanaka for her tirelessly guidance and support.

OUOBA SERGE(博士課程4年 医歯薬学専攻 医学専門プログラム 疫学・疾病制御学)

Attendance at International Liver Congress 2022

I attended the International Liver Congress 2022, organized by the European Association for the Study of Liver (EASL). This was a hybrid conference (online and onsite) held from 22 to 26 June 2022 in London, United Kingdom. I was accepted for a poster presentation and participated in the conference online.
The title of my presentation was “Genotype distribution and mutations associated with hepatocellular risk in Hepatitis B carriers in Goto Islands, Japan”. This is a study conducted by the Japan Ministry of Health Labor and Welfare (MHLW) Epidemiological Research Group on the Burden of Viral Hepatitis and Measures for its Elimination, in collaboration with the National Hospital Organization (NHO) Nagasaki Medical Center (PI: Prof. Junko Tanaka; Co-investigator: Dr. Kazumi Yamasaki). 
This research included 910 stored serum samples from a cohort of patients with chronic hepatitis B infection, followed at the NHO Nagasaki Medical Center between 1980 and 2017. Samples were shipped to the Department of Epidemiology, Infectious Disease Control and Prevention, Hiroshima University, and we performed genomic analyses to clarify the circulating hepatitis B virus genotypes and to estimate the risk of progression to liver cancer. We identified that the predominant circulating genotype was genotype C2 (96.8%), which is known to be associated with a high risk of liver cancer development. We also identified several mutations in the viral genome that could explain the progression to liver cancer.
In this research, I participated in laboratory work and data analysis. I had the opportunity to present the results at the ILC 2022 and the support I have received has motivated me to engage in more research. 
This conference involved the leading researchers in the field of hepatology, especially viral hepatitis. It was an excellent opportunity to improve my knowledge about viral hepatitis, which is the topic of my doctoral research. Through the different sessions of the conference, I was able to learn about the latest topics and developments in my field of study. 
I would like to express my deep gratitude to my academic advisor Prof. Junko Tanaka for her guidance, Dr. Kazumi Yamasaki for providing the samples used in this research, and Hiroshima University for this support fund to present the results of this research.

HUSSAIN MD.RAZEEN ASHRAF(博士課程後期3年 総合健康科学専攻 生命医療科学プログラム 疫学・疾病制御学)

Attendance at International Liver Congress 2022

It was my honor to present a poster on International Liver Congress 2022, from 22 – 26 June in London, United Kingdom. The conference was hybrid and I have joined on online. My presented topic was “Assessment of COVID-19 Impact and Response on Hepatitis B Virus and Hepatitis C Virus Prevention and Treatment from Nationwide Survey in Japan.”
Elimination of Hepatitis B Virus (HBV) and Hepatitis C Virus (HCV) requires continuous diagnosis and treatment but due to ongoing COVID-19 pandemic, the services have declined and interrupted worldwide. So, Professor Junko Tanaka (P.I.) of Epidemiological research group, Dr. Tatsuya Kanto of Expansion group and Professor Shuichi Kaneko of ICT research group of Ministry of Health, Labour and Welfare Hepatitis Research Project with Dr. John Ward from Task Force for Global Health and in cooperation with Japan Society of Hepatology (JSH) conducted a nationwide survey with an aim to assess the impact of COVID-19 on hepatitis prevention and treatment in Japan. 
In our cross-sectional questionnaire survey, total 196 hepatologists participated from 35 prefectures. A 1-25 % decrease in HBV screening and confirmatory testing was reported around 40 % participants. However, no decline to initiate HBV and HCV treatment were reported by about 50%. Patient anxiety and fear (67.4 %), loss of staff to COVID-19 response (49.0 %) and limited availability of staff (46.4 %) were responded as challenges to resume services to pre-COVID-19 level. From the result we can say that a greater decrease was noticed on HBV and HCV confirmatory testing, screening than treatment initiation in Japan. However, anxiety and fear of patients is the major challenge to overcome such situation. Japan was on the track of eliminating hepatitis by 2030. But This study was very important to understand the situation of hepatitis testing and treatment during ongoing COVID-19 pandemic and addressing the gap to achieve the elimination goal.
I participated on the data collection, data analysis and report writing of this study.  
Overall, it was a great opportunity to participate on one of the largest conferences related to hepatology. I have learned plenty of different topics related to liver and hepatitis and gathered knowledge from renown researchers related to hepatology all around the world.
I would like to sincerely express my gratitude to my supervisor, Professor Junko Tanaka who prouded her kind support throughout the way and included me to this valuable study.

坂倉 貫太(博士課程前期1年 総合健康科学専攻 保健科学プログラム 運動器機能医科学)

Experimental Biology 2022に参加して

2022年4月2日〜5日にアメリカのフィラデルフィアで開催された「Experimental Biology 2022」にオンライン参加し、細胞及び分子生理学に関するセッションにて「Time Course of Fat Accumulation in Various Organs of Young OLETF Rats」という演題でポスター発表させていただきました。
過度な脂肪蓄積は白色脂肪組織の慢性炎症や異所性脂肪の蓄積を引き起こし、これらは耐糖能異常、インスリン抵抗性、脂質異常症などといった肥満関連健康障害を誘導することが知られています。しかし、脂肪組織間の部位別特性や異所性脂肪の蓄積順序などには不明点が多く、これらを検討することは病期に合わせた治療ターゲットの選択につながる可能性があります。そこで今回、肥満を自然発症するモデル動物を用いて、各種臓器における脂肪蓄積と炎症性反応の経時的変化を明らかにすることを目的に研究を行いました。発表では、若齢肥満ラットにおいては内臓脂肪の脂肪細胞肥大および脂肪肝が脂質異常症に先行して生じ、肥満が継続することで高遊離脂肪酸血症および各組織の慢性炎症へ進行する可能性を報告しました。
初めて国際学会に参加させていただいたのですが、同じ分野における海外の研究者の様々な考え方に触れることができ、有意義な経験となりました。またそれと同時に、英語での発表には大変苦戦し、今後の英語学習への意欲向上にもつながったと感じています。
最後に、このような発表の機会を与えてくださいました運動器機能医科学研究室の先生方、大学院海外発表支援関係者の皆様に深く感謝申し上げます。


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