【 日 時 】10月5日（水曜日）13:00〜14:00

【 場 所 】文学研究科 B104教室

【 講 師 】 Dr. Andrew Gordon
（Professor Emeritus of English, University of Florida）
フロリダ大学名誉教授    アンドリュー・ゴードン博士

【 題 目 】「To Kill a Mockingbird『アラバマ物語』（映画と原作について）」

    To Kill a Mockingbirdはアメリカ南部の人種差別を題材にしたハーパー・リーの代表作。1961年、ピューリッツア賞を受賞。1962年に映画化され、日本では『アラバマ物語』として公開。グレゴリー・ペックがアカデミー主演男優賞を受賞するなど、原作の大ベストセラーに続き、映画も大きな注目を集めた。
   物語は冤罪を着せられた黒人男性を擁護するアティカス・フィンチとふたりの子供の生活を描き、南部に根強く残る人種差別意識、町を覆う悪と貧困と、それに立ち向かおうとする父の強い正義感とその限界を、鋭く切り取っている。
   今日、宗教や人種、傷害など、人々の様々な差違がしばしば大きな暴力行為を引き起こしている。人種問題を正面から扱ったこの作品についての議論は、単なる文学論を越え、差別についてみなさんの日常を再考する良い機会になるでしょう。
   講演は学部一年生にもわかりやすいように配慮してもらっています。是非、多くの学生に積極的に参加してもらいたいと思います。

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〒739-8522 東広島市鏡山1-2-3 広島大学大学院文学研究科内
新田研究室
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