放射線災害医療研修棟で、原子力災害医療中核人材研修(第1回)を開催

2022年7月25日(月)から27日(水)にかけて、放射線災害医療研修棟で初めての研修となる原子力災害医療中核人材研修を開催しました。

研修には、千葉県、静岡県、福井県、滋賀県、島根県及び広島大学病院を含め8機関から医師、看護師、診療放射線技師等の職種 合計12名が受講しました。

1日目は、開講式で放射線災害医療総合支援センター神谷センター長から挨拶があり、続く講義では神谷センター長、廣橋副センター長、保田副センター長らが講師を務めました。
また、福島県立医科大学から前田 正治先生をお招きし、福島原発災害による心理社会的影響に関する特別講義を行っていただきました。

2日目は終日実習を行いました。午前中にホールボディカウンタ―による計測、除染、傷病者の汚染検査、防護装備着脱、医療施設の養生を行い、午後からは本番を想定した汚染傷病者の受入、処置の実習を行いました。

最終日となる3日目は、量子科学技術研究開発機構の神田 玲子先生から放射線事故時のリスクコミュニケーションの特別講義をオンラインで行っていただき、その後は原発事故発生時を想定した課題にグループ別で検討・発表をする机上演習を行いました。

研修の閉講式では廣橋副センター長から挨拶があり、新棟での初めての研修が無事に修了することができました。

受講生からは、新しくできた施設で設備が整っており、LEDビジョンはパワーポイントなどの画像がとても見やすかった等のご意見をいただきました。

 

 

 

 

開講式の様子

ホールボディーカウンターによる計測

傷病者の汚染検査

除染

防護装備着脱

医療施設の養生

受入・処置実習の様子

机上演習

【お問い合わせ先】

放射線災害医療総合支援センター
(旧)緊急被ばく医療推進センター

電話:082-257-5411
メール:iryo-hibaku-jimu*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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