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JICA国別研修「ザンビアにおける教員養成課程と附属学校の連携による理数科の教授のための教科知識の促進」成果報告会を開催しました

 当研究科の「ザンビア特別教育プログラム(ザンビアでのJICA青年海外協力隊派遣と修士号の取得を行うもの」などを通して関わりの深いザンビアの新規JICAプロジェクトの一環で、9月21日から約2週間にわたり、当研究科ならびに教育学研究科、附属小学校、中・高等学校との連携のもと実施してきた国別研修の成果報告会を10月3日(月)9:30~12:00、当研究科(203教室)にて開催しました。

 成果報告会では、澁谷和朗特任准教授の司会のもと、研修員10名から(1)ザンビアにおけるこれまでの教師教育改革の取り組みと新規プロジェクトの全体像、(2)今回の研修を通して学んだこと、(3)ザンビアにおける大学と附属学校の連携の将来像、の3点について報告があり、当研究科の教員、学生総勢30名の参加者を交えて活発な質疑応答が行われました。

 ザンビアの研修員からは、日本の教育実習視察からヒントを得て、現在はザンビア全土に散っている教育実習生を教員養成大学の近くの地域にまとめて配置し、綿密に指導できる体制とすること、教育実習を受け入れる学校の教師による教育自習の指導体制を強化することが提案され、今後、ザンビア教育省の改訂する学校レベルの教師の継続的な職能開発マスタープランや教育実習政策に反映していきたいとの意気込みが発表されました。ザンビアからの研修員の中には、当研究科で修士号を取得したベンソン・バンダ氏も含まれており、バンダ氏は本学で学んだ成果を生かしてザンビアでの新規プロジェクトを牽引する役割を果たしています。

 今回の成果報告会は、従来、あまり一般に公開されることのなかった研修成果の報告会を当研究科において開催したことにより、国際協力の実践と当研究科の教育・研究活動の有機的なつながりを模索する第一歩として非常に充実したものとなりました。

 

【お問い合わせ先】

広島大学国際協力研究科 特任准教授 澁谷和朗

Tel: 082-424-6922

E-mail: kshibuya@hiroshima-u.ac.jp (link sends e-mail)


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