6月17日18:00-20:00 IDEC大会議室。参加人数36名。
「子供の生活空間(ミクロ)の理解と社会の変化(マクロ)との連関が大事」
アメリカの日本人駐在員家族の異文化適応からアフガニスタン女子教育支援に至るまで、箕浦先生の研究と実践の歩みを2時間で概観することができました。特にタイの中等教育普及、バングラデシュの初等就学率の改善というマクロな問題設定とフィールドワークによる子供やコミュニティの意味空間のミクロレベルの理解がつながりをもって見えてくることが非常に説得力がありました。参加者からフィールドワークの留意点はとの問いに対し、「準備7割」、「理論との結びつき」とご返事され、現場と理論との往還を重視する箕浦先生の姿勢が感じられ、参加者にとって研究の醍醐味を感じられる貴重な経験となりました。(教育文化講座 澁谷 和朗)